マーケット・プレディクション(9/13〜9/17)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 82.00 〜 86.00
ユーロ/円 ・・・ 104.00 〜 110.00
豪ドル/円 ・・・ 75.00 〜 79.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2400 〜 1.3000
先週のドル円はその前の週と同様、直近の円の最高値をわずかですが更新しました。
一時83円35銭を記録し、「いよいよ82円台も近い」との相場観が支配的になりました。
しかし、週末には「日本振興銀行」の経営破綻が伝えられ、限定的だったとはいえ円安要因として
捉えられ84円29銭まで円安が進み、日経平均も140円程上昇するなど、ドル高を支援する
動きも見られました。
本邦サイドの円安要因以外にも米国では、貿易収支や失業保険申請件数などの経済指標が事前予想を
上回る内容だったことからNY株式市場も堅調に推移し、これが日経平均を押し上げややドル高に動いた
要因でした。
しかし82円台突入がやや遠のいたとは言え、84円台定着もなかなか実現しません。
今週には民主党の代表が決まり、自動的に総理大臣に就任することから、この結果が為替市場に
影響を与える可能性も十分あります。
また、その際には円高に関するコメントもでてくるものと思われ予断を許しません。
先週に米経済指標が堅調な結果でリスクを取り易くなりましたが
ドル円の上値は重く84円半ばには売りが多いとの観測もでており
テクニカルから見ても連続してドル高円安材料がないと難しい状況です。
米商品先物取引委員会(CFTC)発表のIMM通貨先物では
ドル円では売り越しが増加しており、シカゴ先物のドル円のポジションは大きく変化していません。
これは投機筋がまだまだドル安円高の流れで取引していると読みとれます。
何かのきっかけでドル円の買い戻しの流れになればいいのですが
米経済指標の先週の堅調な結果が続けば、85円台も視野に入ってくるでしょう。
下値は先週の円の高値83円35銭ですが
民主党代表選など予想するのが難しいイベントがあり、一波乱の覚悟も必要かと思います。
最近、気にかかるのが中国の動向です。
週末発表の経済指標が好結果だったことはリスク回避の流れを若干後退させましたが
その指標発表を先週10日に13日(月)から11日(土)に前倒しにすると発表されました。
中国国家統計局は、「深読みすべきではない」との声明を出しています。
理由も無く指標発表を前倒しにする必要があるのでしょうか。
何も無ければ発表前倒しなど考えられません。
予想外の利上げが有るのではないかという声があがっており
取引が無い日に発表した理由は市場を混乱させないためと囁かれていますが、
その真意は確かめようがありません。
サマーズ国家経済会議議長とドニロン大統領副補佐官が
先週に訪中しており、その後に指標前倒しが発表されています。
個人的な見解としては15日に予定している米議会での中国通商問題や人民元政策の公聴会を前に
米議会の批判を避けるために必要な行動の一部だったのではないかと見ています。
人民元の対ドル基準値が先週に348ポイント元高ドル安に動いています。
本日も116ポイント元高ドル安に設定されました。
この元高の流れも関連しているのではないかと推測します。
そう考えますと中国は既に批判を避けるための対策を実行していることから
公聴会の内容が為替に影響を及ぼすのも限定的ではないでしょうか。
豪ドルは対米ドル、対円で底堅さが目立ちます。
対米ドルでは8月23日から3週連続で続伸しており、
500ポイント以上ジリジリと上昇してきています。
中国の影響から本日も高値を更新しており、
ほとんどリーマンショック前の水準まで値を戻しています。
シカゴ先物の対米ドルのポジションも買い越しがネットで約1万3千枚も増加していますので
こちらも注目しておくべき点でしょう。
■ 今週の注目材料 ■
- 9/13 (月)
米 8月月次財政収支
- 9/14 (火)
日 7月鉱工業生産(確報)
日 民主党代表選
英 8月消費者物価指数
英 8月小売物価指数
独 9月ZEW景況感調査
欧 9月ユーロ圏ZEW景況感指数
米 8月小売売上高
- 9/15 (水)
英 8月失業率
欧 8月消費者物価指数(確報)
米 9月NY連銀製造業景況感指数
米 8月鉱工業生産
- 9/16(木)
欧 7月ユーロ圏貿易収支
欧 非公式EU首脳会議
英 8月小売売上高
米 週間失業保険申請件数
米 8月生産者物価指数
米 9月フィラデルフィア連銀景況感指数
- 9/17(金)
独 8月生産者物価指数
米 8月消費者物価指数
米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数
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