マーケット・プレディクション(9/20〜9/24)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 83.00 〜 87.00
ユーロ/円 ・・・ 109.00 〜 115.00
豪ドル/円 ・・・ 79.00 〜 84.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2700 〜 1.3200
先週15日(水)にはある程度予想されていたとはいえ、政府日銀による効果的な市場介入によって
丁度3円、円安方向に持ち上げられました。
6年半ぶりの市場介入ということですが、やはりあのタイミングで介入しなかったら、介入のタイミングを逸して
しまい、後々まで禍根を残すことになったと考えられます。
今回の介入は以下の点で特徴があり、成功したと思われます。
まず、1日あたりの介入規模です。介入の翌日にはその規模が1.8兆円だったことが判明し、これは
1日の額としては過去最大規模ということになり、政府の「本気度」を示すには十分な規模でした。
次に、介入手法があるきまった水準で待ち受けるのでなく、上値のレートを叩く、いわゆる「押し上げ介入」
だったことです。これによって上値を次々に崩され投機筋もその上を買わざる得ない状況になりました。
三番目に東京市場だけではなく、NY,ロンドンなどの海外市場でも邦銀の海外拠点を使い継続的に
介入を続けたことです。
これによって、協調介入の可能性はなかったことから東京時間限定と「タカをくくっていた」投機筋を
あわてさせる効果があったものと観られます。
つまり、今回の介入は事前に周到に計画された介入と観ることができます。
円が次々の最高値を更新していく中、日銀が一向に動かないことから「催促相場」とも
言われてきましたが、見方を変えれば介入した際の効果等を含め、かなりの議論をを繰り返していた
姿も浮き彫りになりました。
この結果15日の介入実施以降、現在(9/20)まで、1度も85円を割り込んでいません。
その意味からも今回の介入は成功だったと言えます。
もっとも、上値も重要なポイントである86円台に乗せてはいませんが・・・。
さて今後の展開ですが、多くの市場参加者が予想するように、私も介入による効果は限定的だと思います。
大きなドル安の流れが今回の介入で変わる可能性は少なく、ひとたび日銀が積極的な介入姿勢を緩めれば
再び円が買われることは十分考えらえます。
また、次に先週と同規模の介入を行っても、その効果は逓減するものと思われます。
金利面でみても、米ドルの長期金利は一時ほどの先安感は薄れているものの、FRBによる追加緩和期待が
根強いことから急騰する気配はありません。
逆に、明日行われるFOMCで景気後退から追加金融緩和への言及があれば金利は急落する可能性を
残しています。
さらに、今週は住宅関連指標の発表も多く、先週までの状況を勘案すると、住宅市場の急回復も考えにくいところです。
発表される指標は景気後退を示すものが多いと予想されます。
バーナンキ議長もこれまでに再三「米景気が一段の弱さを見せれば、追加緩和の用意がある」との
立場を強調してきました。
そう考えますと、明日のFOMCでの論議が非常に注目されてきます。
下値では介入が実施された82円台では相当警戒感が高いとも思われますが、現在の85円台後半から
85円台を割り高こむのか、あるいは86円台に完全に乗せるのか、この値位置からどちらに動くかが
今後の相場を占う意味では非常に需要になって来そうです。
■ 今週の注目材料 ■
- 9/20 (月)
日 休場(敬老の日)
米 9月NAHB住宅市場指数
加 8月卸売売上高
- 9/21 (火)
豪 RBA議事録
日 7月景気動向指数(改訂値)
米 8月住宅着工件数
米 8月建設許可件数
米 FOMC
加 8月消費者物価指数
- 9/22 (水)
豪 第2四半期経常収支
英 BOE議事録
加 8月景気先行指数
加 7月小売売高
米 7月FHFA住宅価格指数
- 9/23(木)
日 休場(秋分の日)
米 週間失業保険申請件数
米 8月中古住宅販売件数
- 9/24(金)
独 9月ifo景況指数
米 8月耐久材受注
米 8月新築住宅販売件数
米 バーナンキFRB議長講演
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