マーケット・プレディクション(10/4〜10/8)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 82.00 〜 87.00
ユーロ/円 ・・・ 113.00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・ 79.00 〜 83.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3400 〜 1.4000
先月15日に6年半ぶりに政府日銀による大規模市場介入が実施され、ドル円は3円ほど
ドル高円安方向に押し上げられ85円台後半を記録したものの、先週後半には83円台前半まで
円が買い戻される展開でした。
市場介入の効果が疑問視される中での日銀による積極的介入でしたが、やはり日本単独の力だけではドル安の
大きな流れを変えるには限界があったと言えます。
そんな状況でも円はひとまず83円台を割り込まなかったことは評価できようかと思います。
ユーロ、豪ドルなどが対ドルで連日上値を抜け上昇する展開の中、やはり介入が実施されたレベルに
近いということもあり円には警戒感が強まったようです。
しかし、ドル全面安の展開はそう簡単に変わりそうもありません。
来月行われるFOMCでFRBがが追加緩和に踏み切るとの見方が高まっていることが背景です。
実際に、バーナンキ議長も先の講演で「必要ならば追加緩和の用意がある」と明言しており、先週末には
FOMCでの投票権を有するダドリーNY連銀総裁も追加緩和を支持する発言を行い、エバンス・シカゴ連銀
総裁も同様な発言を行っています。
現状では次回11月のFOMCでの追加緩和の可能性は極めて高いと思われます。
また、その内容についてもブル−ムバーグは、非伝統的金融緩和策の導入方法を検討している
と伝えています。
もちろん、週末に予定されている米9月の雇用統計次第ということにはなります。現状では先月と比べ
若干改善されているとの予想の様ですが民間部門の雇用者数の伸びが前月よりも鈍化しているよなら
追加緩和実施確実との予測からドル売りが加速することにもなります。
このように考えてくると、やはり今後ともドルの下落リスクは払拭できないという結論に達します。
敢えてドル反発の材料を探すとすれば、ドル先安を見越したドルショートの積み上がりが唯一ということになります。
円買いのポジションは9月15日の介入をきっかけに半減し、その後の1週間でやや増加していますが
豪ドル、ユーロなどの円以外の通貨ではドル売りがかなり積み上がっています。
その額も総額では259億ドルにものぼるとの試算もあり、かなりの規模になっていることは
間違いないところです。
市場全体がドル先安観に支配されている状況とも言えます。
ポジションの偏りという意味ではややドル売りが積み上がりすぎと言え、ドル反発への起爆剤になる
可能性があることは指摘しておきたいと思います。
今後については、円以外の通貨に関してはドル売りが進んだとしてもここは深追いせずに、早めの利食いに徹すること。
また円については85円台まで戻る可能性があることを頭に入れながらもドル売り円買いの水準を
探す戦略が有効かと思われます。
今週は大きなイベントが目白押しであること加えて、上記ポジションの偏りもあり大きな値動きが予想されます。
■ 今週の注目材料 ■
- 10/4 (月)
豪 シドニー休場(レーバーデイ)
日 日銀金融政策決定会合(10/5まで)
米 8月中古住宅成約指数
- 10/5 (火)
日 日銀政策金利発表
豪 8月貿易収支
豪 8月小売売上高
豪 RBAキャッシュターゲット
欧 8月ユーロ圏小売売上高
米 9月ISM非製造業景況指数
- 10/6 (水)
欧 ユーロ圏第2四半期GDP(確報値)
独 8月製造業受注
米 9月ADP雇用者数
- 10/7(木)
豪 9月雇用統計
日 8月景気動向指数
欧 ECB理事会
英 BOE理事会
米 週間失業保険申請件数
米 8月消費者信用残高
加 8月住宅建設許可
- 10/8(金)
日 8月貿易収支
独 8月貿易収支
英 9月生産者物価指数
米 8月消費者信用残高
米 9月雇用統計
加 9月失業率
加 9月住宅着工件数
米 G7(ワシントン)
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