マーケット・プレディクション(10/25 〜10/29)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 80.00 〜 84.00
ユーロ/円 ・・・ 112.00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・ 79.00 〜 83.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3700 〜 1.4200
先週の円はわずかではありますが最高値を更新し、80円84銭を記録しました。
中国の突然の利上げにドル全面高の展開となり、円も81円93銭まで売られる場面も
ありましたが、円の大幅安には繋がっていません。
また、ガイトナー米財務長官のドル安を容認しない旨の発言でも円が売らましたが、こちらも
81円台後半までの円安局面に留まり、依然としてドル安の流れは変わっていません。
ユーロでは1.40台半ばから上値、豪ドルではパリティにあたる1.00水準が対ドルで
やや達成感もあり重い展開にも見えます。
しかし、一時的に利益確定のドル買いに下落したこれの通貨も、いわゆる「調整」の範囲内と観られ、
大幅な崩れは観られません。
円に関しては先高観が根強く、月末にかけて実需の取り遅れも指摘されています。
韓国、慶州で行われたG20が閉幕しました。
共同声明では「通貨戦争」問題が取り上げられ、通貨安誘導を回避すべき内容が盛り込まれ、
合意は難しいのではないかと見られていた事前の予想を上回る成果をあげています。
加えて、ガイトナー財務長官は米国はこれ以上のドル安は望まない旨の発言も行っています。
はたしてこれを額面通り受け止めてもいいのでしょうか・・・?
市場ではこれらの発言を受けた後でも「ドル安の流れは変わらないだろう」との見方が支配的で
実際、週明けの市場では先週のNY市場引け値に比べ主要通貨ではドル安が進んでいます。
1週間後には米FOMCを控え、ここでの追加緩和はほぼ実施されると観られます。
市場は追加緩和の中身とその規模に注目が移っており、小規模な内容では逆にドルが反発する
可能性すらあります。
上記ガイトナー財務長官の発言もこのあたりを意識したためとの見方もあります。
つまり、このままドル安が進んだ中での追加緩和実施になった場合、もう一段のドル安を誘発し
米国としては、G20での合意である自国通貨安誘導回避に反すると、観られるのを避ける意図もありそうです。
円は先週来何度か81円を割り込みましたが、さすがに80円台では定着せず、81円台に押し戻される
展開が続いています。
今週もドル安の流れの中、円が再び80円台突入を目指しそうな気配です。
「政府・日銀の介入はない」と観た投機筋が一気にドル売りを仕掛けてくれば、円が80円50を下抜けして
80円割れを試す展開も予想されます。
このところの円は上下ともに膠着感が強く、市場参加者はややストレスがたまっており、上記展開になれば
一気にスピードが増す可能性も否定できません。
政府・日銀の介入の可能性を探りながら、一方でFOMCでの追加緩和織り込みによるドル反発も
意識しながらドルのなだらかな展開を予想します。
■ 今週の注目材料 ■
- 10/25 (月)
日 9月貿易統計
米 9月中古住宅販売件数
米 バーナンキFRB議長講演
- 10/26 (火)
独 11月GFK消費者信頼感調査
英 第3四半期GDP(速報値)
米 8月ケース・シラー住宅価格指数
米 10月消費者信頼感指数
米 8月住宅価格指数
米 10月リッチモンド連銀製造業指数
- 10/27 (水)
独 10月消費者物価指数(速報)
米 9月耐久財受注
米 9月新築住宅販売件数
- 10/28(木)
日 日銀金融政策決定会合
独 10月失業率
欧 10月ユーロ圏消費者頼感(確報)
米 週間失業保険申請件数
- 10/29(金)
日 9月失業率
日 9月消費者物価指数
日 9月鉱工業生産
欧 10月ユーロ圏消費者物価指数
欧 9月ユーロ圏失業率
加 8月GDP
米 第3四半期GDP(速報値)
米 10月シカゴ購買部協会景気指数
米 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
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