今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/8 〜 11/12)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  79.50 〜  83.00
ユーロ/円 ・・・ 112.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・  79.00 〜  86.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3700 〜 1.4200





先週はFOMC、米雇用統計と重要イベントが相場の軸となった1週間でした。


ドル円は6000億ドルの米追加緩和発表を受けて、


材料出尽くし感からドルの買い戻しが進み81円59銭まで値をつけました。


しかし、翌日には80円58銭まで値を戻してしまっています。


これは米追加緩和発表日の安値とほぼ同水準です。


さらに4日木曜の安値もまた80円62銭で同水準となっています。


その後、市場予想を大幅に超える米雇用統計発表で81円47銭までドル高円安になるも


82円台には乗せられませんでした。


10月13日を最後に82円台にまだ戻していないのですが、


やはり上値として82円の大台は意識されていますし、


売り注文が81円半ばから82円付近に集中しているとの声もあがっています。





ドル円をテクニカルから見ますと「4時間足」の200日移動平均線(SMA)が


82円付近で抵抗線となってますし、


「8時間足」を見ても100日移動平均線(SMA)が81円95銭付近にあり、


同じ「8時間足」の一目均衡表の「雲」も81円前半から


82円台前半までと分厚い抵抗帯となっていますので、テクニカル面からも82円の壁は


抜けづらいことが分かります。





上記のことから80円半ばが下値と見ることができ、上値はやはり82円と見ます。


FOMC後もドル安基調は依然変わらないことがFOMC発表翌日の値動きでも確認できます。


ただ、米雇用統計のサプライズで81円台定着感も出てきており


G20、APECを控えていますので、そろそろトレンドの変化を期待し始めても


良いかもしれません。


米経済指標が今後も雇用、住宅、景気で改善し続ければトレンドが変わるのも時間の問題でしょう。


先週末にバーナンキFRB議長が


「強い米経済が国際社会にとって不可欠」、「強いドルは強い米経済の結果」と


発言しており、これはドル高を後押ししているようにも見えますが


日本などの通貨高の先進国や新興国などに配慮した発言だと読みとれます。


もちろんG20、APECを意識していることも考えられます。


今週は各国要人の発言が多々取り上げられそうですが


明確な具体案などが出ない限りは相場への影響も限定的と読んでいます。





ユーロにいたっては先週末にPIIGS各国の10年債利回りの上昇などで


アイルランドを始めとするユーロ圏の財政懸念やギリシャの政局不安など


ユーロ売りの材料が出てきています。


先週末のユーロ下落は前週までのユーロ上昇の調整とも見れなくはないですが


ドルの先行き次第でユーロは相対的な動きとなると思われますので


下値を探るドルの動きでは、またユーロ買いの余地は残されていますし、


ドル高の流れになればユーロ下落に拍車がかかるのではないでしょうか。


ドルに左右されること、財政懸念をかかえていることから


目先ユーロ安という展開が予想されます。





今週は目立った経済指標があまりありませんので


テクニカルで攻めつつ、G20、APECでの会合の内容や


要人発言に注意していくしかないのではないでしょうか。


木曜には中国の経済指標が挙って発表がありますので豪ドルを手掛ける人には


重要というのは間違いありません。


個人的には金曜の米11月ミシガン大学消費者信頼感指数を注目しています。


いずれにせよ難しい局面というのは変わりありません。








■ 今週の注目材料 ■



11/8 (月)


  • 日   9月景気動向指数
  • 独   9月独貿易収支
  • 独   9月独鉱工業生産
  • 欧   ユンケル・ユーロ圏議長欧州議会で証言
  • 欧   ファンロンバイEU大統領講演(ベルギー)
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演(NY)
  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演(サンアントニオ)
  • 米   ウオーシュFRB理事講演(NY)
  • 11/9 (火)


     
  • 日   10月景気ウォッチャー調査
  • 独   10月独消費者物価指数(確報)
  • 欧   レーン欧州委員会委員講演(ダブリン)
  • 欧   ファンロンバイEU大統領講演(ベルリン)
  • 11/10 (水)


  • 米   9月貿易収支
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 中   貿易収支(時間未定)
  • 日   APEC閣僚会議(10〜11日まで)
  • 11/11(木)


  • 豪   10月雇用統計
  • 中   10月生産者物価指数(PPI)
  • 中   10月購買価格指数
  • 中   10月消費者物価指数(CPI)
  • 中   10月小売売上高
  • 中   10月工業生産
  • 米   ベテランズデー(債券市場は休場)
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演(アトランタ)
  • 韓   G20サミット(11〜12日まで)
  • 日   APEC閣僚会議(10〜11日まで)
  • 11/12(金)


     
  • 独   7−9月期GDP(速報値)
  • 欧   7−9月期ユーロ圏GDP(速報値)
  • 欧   9月ユーロ圏鉱工業生産
  • 韓   G20サミット(11〜12日まで)
  • 米   11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 11/13(土)


     
  • 日   APEC首脳会議(13〜14日まで)

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。