マーケット・プレディクション(11/22 〜11/26)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 81.50 〜 85.00
ユーロ/円 ・・・ 111.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・ 81,00 〜 84.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3400 〜 1.400
先週1週間はドルが全ての通貨に対して堅調でした。
長期金利が底堅い動きをし、一時3%に迫る上昇を見せたことが背景でしたが、加えて、ユーロについては
アイルランドの財政問題があり売られ易い地合いだったことや、豪ドルについても中国の再利上げ問題が
くすぶり上値が重いことなどもあり、円も引っ張られる形で軟調に推移し、一時83円79銭まで
売られる場面がありました。
11月1日に80円21銭を記録した円は、これで3円50銭強も円安が進んだことになります。
このため、先週この欄で触れた通り、約半年ぶりに「日足」のトレンドラインを上抜けして、ドル上昇を印象づけて
います。この間、円はほぼ83円台で推移しており、ドルの底堅さが継続しています。
今週は日米共に休場日(日本ー23日勤労感謝の日、米ー25日感謝祭)があり、大きな値動きは期待できません。
特に米国は感謝祭を境に市場が閑散になる傾向があり、ボラティリティーも低下することが考えられます。
材料的にも住宅関連指標が集中していますが、それ以外はそれほどインパクトがあるとも思えません。
そう考えますと、今週もドルが堅調に推移するという見方が優勢です。
しかし、ドル円の動きにも大きく影響を与えると思われるユーロ、豪ドルを取り巻く環境は先週とは異なりそうです。
まずユーロですが、財政問題で揺れているアイルランドは昨日(11月21日)国内の銀行救済のため、EUとIMFに
資金要請を行いました。
ユーロ圏ではギリシャに次ぎ2国目の支援要請となりました。
同国のレニハン財務相は記者会見で、融資の規模は1000億ユーロ(約11兆5000億円)を下回る
見通しだと述べ、具体的な数字は示していません。
市場ではこのニュースに、「ひとまずユーロ買い戻し」で反応しています。
このため、ユーロは今朝、対ドルで先週末のNY市場の引け値を上回る水準で取引が始まり、「窓開け」となっています。
これでアイルランド問題が終わったとも思えませんし、さらにポルトガルなどの「予備軍」も控えていることから
予断を許しませんが、最悪の事態である「アイルランドのデフォルト」が避けられたことで、ユーロ上昇に繋がっています。
また豪ドルについては中国の利上げによる影響から上値が重く、先週末、今月2度目の預金準備率の引き上げ
を受け乱高下を繰り返しましたが結果的には影響は限定的でした。
そして22日の月曜日には10日振りに再び0.99台に乗せ上昇傾向を見せています。
このように両通貨を観る限りこれまでのドル高にやや変化が見られます。
両通貨に引っ張られる形で円安が進んで側面もあったことを考えると、変化の兆しも感じられます。
結局現状は、テクニカルでは相変わらずドル上昇を暗示しており、もう一段のドル高が継続されるのか、あるいは、
上述のようにユーロ等の通貨でドル高に変化がでてきたことから、ドルが売られる展開に変わるのかのポイントに
いる可能性があります。
明確な方向感が示されるには何らかのインパクトのある経済指標が必要です。
その意味では今週中にその方向性は見られず、来週にずれ込むことも考えられます。
今年も残り7週で終わります。
ある程度のパフォーーマンスをあげたディーラーはクリスマス休暇の準備に余念がありません。
しかし、ドル円はいまだ83円台と、かなりの円高水準です。
このまま今年が終わることは無く、まだ一勝負も二勝負もあると考えるべきです。
ドル円のメドとしては上値が83円80−84.00。さらに84円30銭近辺。
下値では先週同様82円80銭と観ています。
■ 今週の注目材料 ■
- 11/22 (月)
欧 11月ユ−ロ圏消費者信頼感
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演(サウスダコタ)
- 11/23 (火)
日 休場(勤労感謝の日)
独 12月独GFK消費者信頼感指数
独 7−9月期独GDP(確報値)
米 FOMC議事録(11/2,3日の分)
米 10月中古住宅販売件数
米 7−9月期GDP(改訂値)
米 11月リッチモンド連銀製造業指数
加 10月カナダ消費者物価指数
- 11/24 (水)
独 11月独ifo景況指数
英 7−9月期英GDP(改定値)
米 10月耐久財受注
米 10月個人消費・所得
米 11月ミシガン大学消費者信頼感指数
米 9月FHFA住宅価格指数
米 10月新築住宅販売件数
米 週間失業保険申請件数
- 11/25(木)
日 10月貿易統計
米 休場(サンクスギビングデー)
- 11/26(金)
日 10月消費者物価指数
独 11月独消費者物価指数
米 サンクスギビングデー明けで、株式、債券、商品市場は短縮取引
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