今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/23〜6/27)


先週までのドル高から一転して下値を試す展開になりそうです。

先週の米大手証券の決算発表を見る限り依然として、サブプライム問題がくすぶり続けている

ことは明白であり、住宅価格に下げ止まりが見られません。


ポールソン財務長官もG8財務相会合で「住宅市場の底入れは来年以降にずれ込む」見通し

を示しています。また、米ゴールドマンの「米銀は今後650億ドルの増資が必要となる可能性

がある。」というリポートも気になるところです。


明日からFOMCがあり24日には政策金利の発表を控えているが、巷間で言われてような

「利上げ」は無いと観ています。インフレ懸念の台頭により金融緩和の終了はあるとしても、

すぐに「利上げ」は逆に景気の足を引っ張る可能性があり、NYダウの12000ドル割れを

意識した場合、今回の「利上げ」は考えにくいと思います。

早くとも、各種経済指標の「利上げ催促」を確認するとすれば秋以降か。

そして「介入の可能性は排除しない。」というポールソン発言も実現性が乏しいといわざるを

得ません。むしろここへ来て、ユーロの利上げが視界に入ってきており、来月のECB理事会

での決定が非常に注目されますが、米国以上にインフレが懸念される欧州では利上げはあると

思います。このような状況下ではユーロ・ドルの金利差と言う点からもユーロが強含む可能性が

あり、ドルが売られやすい地合と言えます。
 

■ 今週のレンジ予想 ■

ドル/円  ・・・ 105.00 〜 108.50
ユーロ/円 ・・・ 165.00 〜 169.00
ユーロ/ドル・・・ 1.5450 〜 1.5750


■ 今週の注目材料 ■
6/23
独 6月IFO景況指数
6/24
米 FOMC(25日まで)
米 S&Pケース・シラー住宅価格指数
米 6月リッチモンド連銀製造業指数
6/25
米 5月耐久財受注
米 5月新築住宅販売件数
米 FOMC政策金利発表
6/26
欧 ユーロ圏5月マネーサプライM3・季節調整済み
米 1−3月期GDP確報値
米 新規失業保険申請件数
米 5月中古住宅販売件数
米 コーンRGB副議長、ECBの会議で講演
6/27
欧 ユーロ圏4月経常収支
米 5月個人所得・支出
米 6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値
米 5月PCEデフレーター

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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外為オンラインのシニアアナリスト 
佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。