マーケット・プレディクション(1/3 〜 1/7)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 80.00 〜 83.00
ユーロ/円 ・・・ 106.00 〜 111.00
豪ドル/円 ・・・ 81.00 〜 84.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3000 〜 1.3500
昨年11月に15年ぶりの円高水準を記録したドル円は、その後緩やかなドル高となり84円51銭までドルが反発
しました。
12月中旬から年末にかけては米長期金利の下落を背景に再び円高ドル安傾向が強まり、年末年始にかけては
81円を割り込む水準まで円が買われ再び「円の最高値を試す」との期待感も高まってきました。
ただ、今回の急騰劇は市場参加者が少なく薄商いの中値がとんだいう背景もあり、昨秋のような「円先高観一辺倒」の状況とは
異なっていると認識しています。
しかし、それでもドルが大幅に反発する可能性を示す材料は多くありません。
「雇用と住宅」を除く米経済指標では緩やかな回復基調を示していますが、力強さには欠けます。
FRBが「出口戦略」を検討し始めるまでにはかなりの時間を要すると観るのが自然かと思います。
年の初めということで、専門家の今年1年の「相場予想」も出揃いました。
円の最高値を「50円」とする意見や、円の最安値を「100円超」とする意見もありますが、概ね年の前半は円高、後半を
円安と予想しているようです。
私も、個人的には3月くらいまでは円高ドル安傾向が続くと予想しています。
理由はやはり、米雇用と住宅の改善には時間軸が必要だからです。
11月の雇用統計がネガティブサプライズであったように、今週末に発表される12月の雇用統計が悪化している
ようだと、円が80円を目指す展開は避けられないでしょう。
ただ、年半ばから後半に掛けては昨年末に正式に成立したブッシュ減税延長による効果がじわじわと出てくるものと
思われます。
とりわけ個人消費には相当期待ができるのではないでしょうか。
減税規模で72兆円相当と言われる減税延長は2011年度のGDPを0.5%〜1.0%押し上げるとの試算もあります。
問題はこの個人消費の急回復が雇用市場の改善に繋がるかどうかということです。
こう考えますと、米景気の回復は雇用も含め年後半には緩やかに回復し、ドル買いに繋がると予想することは
それほど無理なことではありません。
また、欧州財政問題が小康状態のことからユーロドルはやや反発していますが、来年春以降にはスペインなどが
大量の国債償還を控えています。
再び「PIIGS」のソブリンリスクが焦点となりユーロが売られる展開を予想します。
対ドルでユーロ安が進むことから、対円では円安が進みやすい状況になります。
ユーロが対ドルで売られる展開も、ドル円が年後半からドル高円安に振れるのではとの根拠の一つになってます。
もっとも、米経済の回復が遅れれば「ドルもユーロも買えない」ということから「円の独歩高」になる可能性も
残ってはいますが・・・・。
為替相場に直接影響を与える米長期金利の動きも注目されます。
特に日米2年債利回り差はドル円にもっとも相関度が高いと言われています。
その米金利は当然ですが、米株式市場の影響を受けることから株式相場とも密接に関連しています。
米景気に対する楽観論が高まれば、資金が債券から株式に流れ長期金利を押し上げることになるからです。
今年はこの辺りもしっかりと観ていかなければならないということです。
今年も「ポジション」と「資金管理」をしっかりと行いながら資産運用をやっていただければと思います。
■ 今週の注目材料 ■
- 1/3 (月)
欧 12月ユーロ圏PMI製造業
米 12月ISM製造業景況指数
- 1/4 (火)
欧 12月ユーロ圏消費者物価指数(CPI)
米 FOMC議事録
- 1/5 (水)
欧 12月ユーロ圏PMIサービス業
欧 10月ユーロ圏鉱工業新規受注
欧 11月ユーロ圏生産者物価指数(PPI)
米 12月ADP雇用者数
米 12月ISM非製造業景況指数
米 ホーニング・カンザスシティー連銀総裁講演(カンザスシティー)
- 1/6(木)
欧 12月ユーロ圏景況感指数
欧 11月ユーロ圏小売売上高
米 週間失業保険申請件数
- 1/7(金)
欧 2010年7−9月期ユーロ圏GDP(確定値)
独 11月独鉱工業生産
独 11月独貿易収支
米 12月雇用統計
米 バーナンキ・FRB議長上院予算委員会で議会証言
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演(デンバー)
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