マーケット・プレディクション(1/10 〜 1/14)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 82.00 〜 85.00
ユーロ/円 ・・・ 105.00 〜 110.00
豪ドル/円 ・・・ 81.00 〜 84.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2500 〜 1.3100
為替相場にもっとも影響を与える「雇用統計」が終了しました。
ドル円は83円前後の値動きでそれほど大きな変化はありません。
昨年末から年始にかけて81円を割り込む円高が進んだものの、その後先週末には83円70銭までドル買い戻し
が進み、概ね82円ー84円の相場観に変化はありません。
しかし、ユーロについては大きく「ドル高ユーロ安」が進みました。
しばらく1.31−1.35のレンジ相場が続いていましたが、先週6日にテクニカルポイントである1.3085を
割り込んだことから下落が続いています。
東京市場が休日の10日には1.29台を割り込み1.2868まで売り込まれる局面もありました、
欧州財政懸念からアイルランド、ベルギーなどの国債が売られ、CDSの保証料が過去最高になったことで
「テクニカル面」と「ソブリンリスク」からユーロが大きく売られたものと思われます。
今週には「PIIGS」諸国の国債入札が予定されています、
中国がスペインの国債を6000億円規模で購入するとの報道もありしたが、入札が不調に終わると再び
CDSの保証料率が上昇し、ユーロ売りに繋がることも考えられます。
13日にはECBの政策金利発表が控えており、こちらは据え置きと観られていますが、その後のトリシェ総裁の
コメントは一段と注目されそうです。
同総裁は先週末「ECBはユーロ圏各国政府の責任を肩代わりすることはできない」と述べており、財政難に陥った
国の救済には限界があることを示唆しています。
同総裁が定例会見の席で、さらに突っ込んだ意見を述べるようだと、ユーロの下落に歯止めがかからなくなる
事態も考えられます。
ユーロドルの下値のメドは一目均衡表(週足)の「雲」の下限である1.27台前半と予想します。
逆にこの水準で下げ止まらない場合には1.20台も考えられます。
ユーロドルは一旦下落パターンに入ると、予想以上に下落することは昨年の動きで実証されています。
トレンドを見間違わないよう十分注意が必要です。
この他にも、今週は連銀総裁など「要人発言」にも注意が必要です。
過度の追加緩和には否定的な立場の、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁や、フィッシャー・ダラス連銀総裁などの講演も
あり、追加緩和第2弾(QE2)に関して否定的な発言があるかもしれません。
国内北東部の大洪水や資源価格の下落でドルに対して弱含んでいた豪ドルも、0.99台前半で下げ止まった感があります。
ユーロが対ドルで売られているにもかかわらず、しっかり0.99台を維持しています。
このため、ユーロ豪ドルは再び最安値1.29台半ばまで下落してきました。
金価格の5日続落がやや気にはなりますが、欧州の財政懸念を考えるとこの通貨ペアはさらに下落していく可能性が高く、
1.27台までの下落は考えて置いた方がよさそうです。
豪ドルは対米ドルでは「雲」の中におり、再び1.0のパリティに乗せると上昇傾向が強まると観ていますが、
現状では戻りも重そうです。
豪ドルへの投資を考えているのであれば、比較的堅調で安定している豪ドル円の方が妙味はあるかも知れません。
もっとも、83円35−40銭辺りで短期的な「ダブルトップ」を形成しており、この水準が抜けるかどうかは要注意ですが。
■ 今週の注目材料 ■
- 1/10 (月)
日 休場(成人の日)
中 12月中国貿易収支
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 米仏首脳会談(ワシントン)
- 1/11 (火)
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 1/12 (水)
日 12月マネーストック
日 12月景気ウオッチャー調査
欧 11月ユーロ圏鉱工業生産
英 BOE金融政策委員会(1/13まで)
米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
米 12月財政収支
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 1/13(木)
日 11月機械受注
欧 ECB理事会
欧 ファンロンパイ・EU大統領講演
英 BOE政策金利発表
米 週間失業保険申請件数
米 12月生産者物価指数(PPI)
米 11月貿易収支
米 バーナンキ・FRB議長がパネル討議の参加
- 1/14(金)
欧 12月ユーロ圏消費者物価指数(CPI改定値)
欧 11月ユーロ圏貿易収支
米 12月消費者物価指数(CPI)
米 12月小売売上高
米 12月鉱工業生産
米 12月設備稼働率
米 1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
米 決算 → JPモルガン・チェース
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 ゼングレン・ボストン連銀総裁講演
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