マーケット・プレディクション(2/7 〜 2/11)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 81.00 〜 84.00
ユーロ/円 ・・・ 109.00 〜 114.00
豪ドル/円 ・・・ 81.00 〜 84.50
ユーロ/ドル・・・ 1.3400 〜 1.3900
ドル円は相変わらず「ドル円ストレート」の動きでは無く、「ユーロドル」あるいは「ユーロ円」の
動きに引っ張られる展開が続いています。
先週後半にはトリシェ・ECB総裁の記者会見をきっかけに、ユーロドルが急落し、ドル高ユーロ安が
進みましたが、ドル円での円の下落は限定的でした。
ドル円の上値は重く、81円台半ばで「2月最大のイベントである雇用統計」を迎えることになりました。
その、米1月雇用統計では非農業部門雇用者数が予想外に減少していた一方、失業率は9.0%と2ヵ月連続で
大幅な改善傾向を見せました。
前回、12月の雇用者数が上方修正されたこともあり、「米労働市場は確実に改善している」とのコメントも
聞こえてくる状況でした。
雇用統計を受けて、ドル円は82円台半ばまで上昇しましたが、この水準からの上値は重く、特に今年のドル
最高値である83円半ばを試すには、さらなるドル買い材料が必要なことは明白です。
バーナンキ・FRB議長をして「米労働市場は緩やかに改善しているが、回復のペースが遅い。」と言わしめている雇用ですが、
失業率は2009年5月以来、9%まで下落してきました。
注目すべきは、今回の雇用統計の結果を受けて、9日(水)に予定されている議会証言で、バーナンキ議長が
以前よりポジティブな見方を示すのかどうかです。
仮に雇用に対する楽観的な見方を示す様だと、ドル円は83円台を試す場面も出て来る可能性があります。
基本的には81−83円でのレンジ取引が続いていますが、今後のドル円を占う場合に注目すべきもう一つの材料は
米長期金利の行方です。
先週も指摘しましたが米10年債利回りは昨年来、3.2−3.4%の範囲で上下していましたが、先週半ばには
3.4%台前半まで上昇し、上抜けした動きを見せました。
週末には一気に3.66%まで上昇し、昨年5月以来の高水準となりドル高を誘った格好になっています。
背景は好調な米株式市場であることは言うまでもありません。
資金が債券市場から株式市場に流れる、いわゆる「リスク選好」が高まっていることがその理由です。
リスク選好が高まれば豪ドルなどの高金利通貨は買われ、「安全通貨」「低金利通貨」の円が相対的に売られることは
自然な流れです。
従って、米株高の流れが続き、長期金利がさらに上昇するようだと、83円半ばを試すことも考えられます。
今年も、1ヵ月が経過し2月に入っていますが、これまでのように「83円台は売りゾーン」との相場観もそろそろ修正を
迫られる時期が近付いているのかもしれません。
因みに先週末のNYダウ平均株価は、昨年9月末のダウ平均株価と比較して、約12.1%上昇しています。
まだとても手放しでドルの上昇を予想する状況ではないとしても、何か少づつ変化を感じ取れ始めた先週でした。
今週もこの流れが続くのか見極めたいと思いますが、もちろんまだまだ予断はゆるしません。
ユーロドルの動きが再び予想しにくくなってきました。
1.38台まで上昇したユーロでしたが、現在の金融政策は適切だとのトリシェ総裁発言から急落し、1.35台まで売られ
その後目立った大きな動きはありません。
先週末に行われたEU首脳会談では目新しい材料は出てこなかったものの、来月にユーロ圏の首脳会議を開催し、ユーロを共有する
加盟国の首脳が経済政策全体の協調に向け協議することで合意しています。
今後の焦点はユーロ圏のインフレを示す指標と、まだ先の話にはなりますが、4月以降に償還を迎える南欧諸国の
国債借り換えの行方だろうと思います。
また、やや解決の可能性もでてきたエジプト問題と、さらに本日で春節休暇を終える中国で、再利上げのアナウンスが
あるのかどうかにも要注意です。
■ 今週の注目材料 ■
- 2/7 (月)
豪 12月豪小売売上高
日 12月景気動向指数
欧 2月ユーロ圏投資家信頼感指数
米 12月消費者信用残高
- 2/8 (火)
日 1月景気ウォッチャー調査
独 12月独鉱工業生産
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁
- 2/9 (水)
中 1月HSBCサービス業PMI
独 12月貿易収支
米 バーナンキ・FRB議長、下院予算委員会で証言
- 2/10(木)
豪 1月豪州雇用統計
中 1月中国貿易収支
欧 ECB月例報告
欧 スマギ・ECB理事講演(ブリュッセル)
英 12月英鉱工業生産
英 BOE政策金利発表
米 週間失業保険申請件数
米 1月財政収支
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 2/11(金)
日 東京市場休場(建国記念日)
欧 トリシェ・ECB総裁講演(ブレーメン)
独 1月独消費者物価指数(速報値)
米 12月貿易収支
米 2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
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