マーケット・プレディクション(3/14 〜 3/18)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 79.00 〜 84.00
ユーロ/円 ・・・ 112.00 〜 118.00
豪ドル/円 ・・・ 81.00 〜 84.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3500 〜 1.4100
先週金曜日に発生した東北地方を中心とする大地震の影響から金融市場は大きく揺れ動いています。
週明けの月曜日の早朝、ドル円は一気に80円63銭まで「ドル売り円買い」が進みました。
その後、東京市場が開くと、予想通り株式市場が大きく売られ、日経平均株価は一時600円を超す下落を
見せました。
ドル円は81円台半ばでの動きでしたが、本日から始まった日銀金融決定会合では2日間の予定を今日1日に
短縮し、金融調節では過去最大の12兆円の資金供給を行ったことから、金融不安が後退し円がやや下落した展開に
なっています。
また財務当局の口先介入もあり、やや介入警戒感も高まり、ドル円は82円台半ばまで買い戻されています。
ドル円は昨年11月1日に80円21銭を記録し、その後はややドルが買い戻される展開が続いていますが、
今朝再びその水準に近づく場面がありました。
政府日銀としても、地震による甚大な被害に加え、さらに円高が進むと、回復しかけた日本の景気が再び
下落基調に入る懸念があることから、急激な円高は何としても避けたいところです。
従って、急激な円高局面では市場介入を実施する可能性もあります。
今週のドル円は、地震による被害の情報を材料に乱高下が予想されます。
週明けの今日1日で、約2円の値動きが観られました。
東北地方に工場を構える電気、自動車の操業停止がどの程度続くのか。
操業開始まで1ヵ月以上かかるようだと、「さすがに円買い材料ではなく、円売り材料」と捉えられそうです。
また、それによって株価が大きく下落するようだと、「リスク回避」からドル売円買いに反応するかもしれません。
下値では上記、80円21銭を割り込むかどうかに掛かっています。
80円台では上記理由から介入警戒感も相当高まってくると観られますが、仮に80円を割り込む展開になれば
堰(せき)を切ったように円高の流れが加速する可能性も否定できません。
昨年11月に15年ぶりの円高を記録してから約5ヵ月間、80円台割れは回避できてはいるもののドルの戻りは限定的で、
現在も83円台半ばから上値ではドルの頭が重い展開が続いています。
市場参加者の中でも根強いドル先安観があることも事実です。
再び80円台を試し、円高傾向に拍車がかかってくるのかどうか、特に海外市場での円の動きが重要になってきそうです。
いずれにしても、上下どちらに行ってもおかしくない状況と言え、テクニカルも機能しにくい状況かと思います。
今週は比較的重要な米経済指標が控えています。
焦点は明日16日のFOMCです。
政策金利の据え置きは確実視されていますが、注目はその後に発表される声明文です。
これまでよりも景気に対する見方が上昇修正される可能性が高いと観られます。
2月の雇用統計をはじめ、今月に入ってからの米経済指標は明らかに改善傾向を見せています。
とりわけ、コンファレンスボードの景気先行指数など景気関連指数に改善が目立ってきていることから、
6月に期限の来る追加緩和第2弾(QE2)以降の緩和策延長についての言及があるかどうかが注目されるところです。
さらに、今週はバーナンキ議長の講演と、ガイトナー財務長官の議会証言が予定されています。
いずれも米景気に対する見方を知る上では重要です。
ボラティリティーの高い相場展開が予想されることから、リスクは極力減らすことが肝要です。
■ 今週の注目材料 ■
- 3/14 (月)
日 日銀金融政策決定会合(3/15まで)
日 1月鉱工業生産
欧 1月ユーロ圏鉱工業生産
欧 ユーロ圏財務相会議(ブリュッセル)
- 3/15 (火)
豪 RBA議事録
日 日銀金融政策決定会合
独 3月独ZEW景況感調査
欧 バローゾ・欧州委員長講演
米 3月NY連銀製造業景気指数
米 NAHB住宅市場指数
米 FOMC
米 ガイトナー財務長官上院で議会証言
- 3/16 (水)
欧 2月ユーロ圏消費者物価指数(CPI)
英 2月失業率
米 バーナンキ・FRB議長講演
米 2月住宅着工件数
米 2月建設許可件数
米 2月生産者物価指数
- 3/17(木)
米 2月消費者物価指数
米 週間失業保険申請件数
米 2月鉱工業生産
米 2月設備稼働率
米 3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
- 3/18(金)
日 1月景気動向指数(改訂値)
米 1月ユーロ圏貿易収支
加 2月カナダ消費者物価指数
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