2011年4月29日(金)
おはようございます。
本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため
外為オンラインの高谷が書かせていただきますので
宜しくお願い致します。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米経済指標が市場予想に反した結果を受け、ドル安ムードが高まったものの、
ドル円は下落するも値幅は狭く81円50銭を挟む展開に。 - ドルストレートは方向感が無く、高値安値を更新する勢いは見られず相場はもみ合う。
- ユーロは対ドルで米経済指標発表前まで売り優勢だったが、
発表後は買い戻しが入るが上値は重く、東京タイムにつけた高値は更新出来ず。 - 株式市場ではダウが3日続伸。良好な決算発表が背景。
2008年5月以来、約2年11ヶ月ぶりの高値を更新。 - 債券市場は米経済指標の悪化から買い優勢に。長期金利は反落。
- 金は続伸。史上最高値を連日で更新。原油は小幅続伸。
- 週間失業保険申請件数 → 42.9万件(市場予想は39.5万件)
- 1−3月期GDP(速報値) → 1.8%(市場予想は2.0%)
- 3月仮契約住宅販売指数 → 5.1%(市場予想は1.5%)
| ドル/円 | 81.40 〜 81.84 |
| ユーロ/ドル | 1.4773 〜 1.4853 |
| ユーロ/円 | 120.39 〜 121.15 |
| NYダウ | +72.35 → 12,763.31ドル |
| GOLD | +14.10 → 1,531.20ドル |
| WTI | +0.10 → 112.86ドル |
| 米10年国債 | −0.048 → 3.311% |
本日の注目イベント
- 英 ロンドン市場休場(ロイヤル・ウェディング)
- 欧 3月ユーロ圏マネーサプライ
- 欧 4月ユーロ圏消費者物価指数(CPI、速報値)
- 欧 4月ユーロ圏景況感指数
- 欧 3月ユーロ圏失業率
- 米 3月個人支出
- 米 3月個人所得
- 米 4月ミシガン大学消費者信頼感指数
- 米 4月シカゴ購買部協会景況指数
- 米 バーナンキ・FRB議長講演
- 加 2月カナダGDP
概ね市場の予想通りだったFOMCを通過し、ドル安の流れが継続しています。
昨日は市場予想より悪かった米GDPなどが発表され、よりドル安ムードが市場を覆っていますが、
ドル円はまだ81円割れにはいたらず80円台は3月25日が最後です。
市場には80円台付近から介入の警戒感があり、積極的に円を買いづらいという状況のようです。
しかし、ジリジリと値を下げてきていますので、このままジリ安によるドル安円高が続くと
介入も入りづらいと思われます。
介入のあった3月18日の終値は80円60銭です。
この近辺までの下落は許容範囲と見ているので、
急激な値動きではないと80円台での介入も考えづらいかもしれません。
80円半ばを割ってくると79円台が視野に入ってきますので、
そこからはストップロスを巻き込んで下落が加速する可能性がありますし、
大台という心理的節目も重なり、十分な注意が必要かと思います。
本日は東京とロンドン市場が休場のために閑散とした取引が予想されますが、
同時に参加者が少ない分、急激な変動も起こりやすいとも言えるでしょう。
ですが、ユーロ圏の経済指標の発表がいくつかあり、
インフレ懸念で注目されています消費者物価指数も発表を控えています。
予想超える結果が出るようであれば、利上げ観測が高まりユーロ買いが勢いつき、
その反面、ドル売りが出ますので相場が大きく動くことも考えておかなければいけません。
さらにFOMC後の初めてのバーナンキFRB議長の講演もありますので
こちらも見逃せません。
一昨日の記者会見から発言内容が大きく変わるとは思えませんが、
ドル安が進んでいることに言及されていませんでしたので、
発言にドル安を払拭しようとするような内容が含まれてくるかがポイントといったところでしょう。
GWは休場の市場が多いのでイレギュラーなことが増えてきます。
また、信憑性の無い様々な噂が出ているようです。
例えば、中国が来週(5/2)月曜にメーデーの為、休場なのですが
その次の日の5月3日に人民元が切り上げされるという噂がありました。
あくまで根拠のない噂になりますので、情報の取捨選択には気を付けたいところです。
良いGWを・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 3/31 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「米経済指標が改善されていることから、FOMCが米国債6000億ドル購入を圧縮するかを検討すべきだ」 | ドル円82円後半から → 83円台前半に |
| 3/31 | コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 | 「フェデラルファンド(FF)金利が2011年遅くまでに75ベーシスポント上昇する必要があるかも知れない」 | ----- |
| 4/1 | ダドリー・NY連銀総裁 | 3月の雇用統計について「歓迎するが、方針を転換する理由にはならない」 | ドル円84円台後半 → 84円台前半に |
| 4/4 | ロックハート・アトランタ連銀総裁 | 「米景気は依然として課題に直面している」フロリダ州の講演で。 | これまでと異なり「ハト派」的な発言だったことから、市場はややドル売りで反応。 |
| 4/6 | ロックハート・アトランタ連銀総裁 | 年内の引き締めについて「可能性を完全に排除することはしないが、私個人としては、それが絶対必要だとの考えに傾いてはいない」ジョージア州の講演で。 | ---- |
| 4/7 | トリシェ・ECB総裁 | 「われわれはこれが一連の利上げの第1回だと決めたわけではない」「ECBは常に、中期的な物価安定を達成するために必要な行動を取る」利上げを決めた後の記者会見で。 | ---- |
| 4/11 | イエレン・FRB副議長 | 「食品と燃料の価格上昇がインフレや個人消費に与える影響は一時的であり、金融緩和策の変更を正当化するものではない」NYでの講演で。 | ---- |
| 4/19 | ガイトナー・財務長官 | 「米国は『AAA』格付けを必ず維持する。」長期格付けの見直しを受けて、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで。 | ---- |
| 4/26 | ガイトナー・財務長官 | 「これまでも、また私が長官である限り今後も、強いドルが国家としての米国の利益であることに変わりはない」NYで。 | ---- |
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