2011年5月4日(水)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は81円を割り込み、一時80円70銭まで下落。
報復テロへの警戒感も高まり、円、スイスフランが買われた。
米長期金利の下落もドル円を押し下げた。 - 金、原油など商品価格の急落を受け、豪ドルが下落。
対ドルで1.1台を記録した2日の高値から約200ポイント
となる1.08台前半まで売られる。対円でも1週間ぶり
となる87円台に。 - 株式市場はまちまち。商品関連銘柄や小売株が売られ、
ダウは前日と同水準。ナスダックは小幅安。 - 債券相場は続伸。オバマ政権は緊縮財政を余儀なくされる
との見方も強く、債券価格上昇を見込んだ継続的な買いものも。 - 金、原油は大幅下落。リスク回避の動きと利益確保の
出易い水準だったとの指摘もあり。
| ドル/円 | 80.70 〜 81.06 |
| ユーロ/ドル | 1.4772 〜 1.4890 |
| ユーロ/円 | 119.25 〜 120.57 |
| NYダウ | +0.15 → 12,807.51ドル |
| GOLD | −16.70 → 1,540.40ドル |
| WTI | −2.47 → 111.05ドル |
| 米10年国債 | −0.040 → 3.240% |
本日の注目イベント
- 日 東京市場休場(みどりの日)
- 欧 3月ユーロ圏小売売上高
- 欧 4月ユーロ圏PMI(改定値)
- 米 4月ADP雇用者数
- 米 4月新車販売台数
- 米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
- 米 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
ドル円は今年のドル安値と高値の「半値戻し」に当たる80円89銭を割り込み、80円70銭まで下落しました。
オサマ・ビンラディン射殺によって、米国にとってプラスとの見方から買われたドル円は、一転して「報復テロ」の可能性が
指摘され、安全通貨とされるスイスフランと円が買われています。
スイスフランは対ドルで0.86台を割り込み最高値を更新しています。
先週まではドル安の裏返しとしてユーロや豪ドルなど高金利通貨が買い進まれ、円も連れ高に推移していました。
「リスク選好」の動きに沿ったものと観られていましたが、今週に入ってからは米国によるオサマ・ビンラディン射殺を契機に
「リスク回避」へと市場の流れが変わり、その中でも「円買い」が進んでいます。
結局、円という通貨は一時的に売られることはあっても、最後には買われるという「妙な通貨」です。
米国が報復テロの危機にさらされているとすれば、同盟国である日本の円も買うことはできないはずですが、市場は
長い間の「円高傾向」に慣れ切っているようにも思えます。
円の上昇スピードは緩やかで、さらにGWのさなかということもあり、介入警戒感もやや薄らいでいるようです。
3月18日の協調介入以来、80円の半ばを割り込んだことはありません。
80円に近付く水準ではさすがに警戒感も高まるものと思われます。
3月11日に76円台まで急騰した円は、その後85円台まで売られ、現在「2番底」を模索しているところです。
心理的な節目である80円台を割り込めば再び、76円を試しに行く可能性もありますが、戦後最大の危機に直面している
現状を考えるとその可能性は低いと思います。
足元の「円高」は基本的には「ドル安」の影響によるもので、ドルの信頼が回復されるのを待つしかありません。
日本はもう一日連休を残していますが、本日ADP雇用数が発表されることで、市場は「雇用統計」モードに
入ります。
このところ3ヵ月連続で改善傾向を示している失業率は、前月と同じ8.8%が予想されています。
また非農業部門雇用者数はやや減少していると予想されていますが、本日発表のADP雇用者数が
予想を上回っていれば改善への期待感も出て来ます。
チャートでは、
81円20銭辺りまで上昇すれば、短期的なテクニカルでのドル反発にやや期待もでてきますが、一方で
ドルの上昇を抑える「雲」は依然としてローソク足の上で覆いかぶさっています。
先ずはこの「雲」を上回ることが重要で、下値では「日足」チャートで「雲」がサポートしていますが、
こちらは80円70ー80銭を割り込むと下落傾向が鮮明になることから注意が必要です。
約1週間ぶりに87円台まで下落してきた豪ドル円は短期的には戻り売りの展開が予想されます。
昨日、政策金利が据え置かれたことは市場予想通りでしたが、商品相場との関連性が高い豪ドルは金などの
大幅下落に連れ安した格好です。
87円20銭を割り込むと、今しばらく下落傾向が続くと観ています。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 4/29 | バーナンキ・FRB議長 | 「失業率はなお高い水準にとどまっており、マイノリティーや若者、教育水準の低い人々の間でその傾向が強い」バージニア州での講演で。 | ---- |
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