2011年5月31日(火)
おはようございます。
本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため
外為オンラインの高谷が書かせていただきますので
宜しくお願い致します。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 主要な海外市場が休場だったため、値動きはほとんどなく
ドル円は終始80円台後半での動き。 - ユーロドルも1.42台後半で推移し、目立った動きも無く取引は閑散。
| ドル/円 | 80.79 〜 80.98 |
| ユーロ/ドル | 1.4262 〜 1.4292 |
| ユーロ/円 | 115.35 〜 115.63 |
| NYダウ | ---- → 12,441.58ドル |
| GOLD | ---- → 1,537.30ドル |
| WTI | ---- → 100.59ドル |
| 米10年国債 | ---- → 3.070% |
本日の注目イベント
- 豪 豪4月住宅建設許可件数
- 日 4月失業率
- 日 4月鉱工業生産
- 日 D・イノウエ米歳出委員長講演(東京、外国特派員協会にて)
- 独 独5月失業率
- 欧 ユーロ圏5月消費者物価指数(CPI)
- 欧 ユーロ圏5月失業率
- 欧 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
- 米 5月シカゴ購買部協会景気指数
- 米 5月コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 米 3月ケース・シラー住宅価格指数
- 加 カナダ中銀政策金利発表
ロンドン市場がバンクホリデー、米国市場はメモリアルデーで休場だったことから
為替、株式、債券、商品とほとんどの相場で市場参加者が少なく取引は閑散でした。
ドル円は東京タイムの朝方に一度81円台にタッチしたものの、
その後は海外市場が休みのため、取引に勢いはなく80円台後半での小幅な値動きとなりました。
本日は米経済指標の発表やユーロ圏の失業率、消費者物価指数の発表が控えております。
注目したいのがユーロ圏の消費者物価指数です。
3ヶ月連続で上昇しており、前月分は2.8%と高水準の結果で、
ECB(欧州中央銀行)の目標値の2.0%を5ヶ月連続で上回っています。
ECBは利上げを一度しておりますが、今回の結果も上昇するようですと
また利上げ観測が台頭し、ユーロ高ドル安に繋がる可能性があります。
ギリシャの財政問題は進展しておりませんが、利上げが注目されればギリシャの問題は
利上げが影をひそめる形となりそうです。
今回の消費者物価指数の発表後、日本時間22時以降にギリシャの欧州議会メンバーが
財政危機について証言が予定されております。
この証言の内容によっては、もし利上げ期待が高まっていたとしても
その流れを覆すほどの影響力がありますので注意しなければいけません。
上記から相場の乱高下に翻弄されないように余裕をもった取引を心がけたいものです。
テクニカルを見ますとドル円の「日足」では昨日に一目均衡表の「雲」の下限を抜けたと思われましたが、
少し値を戻したことで、完全な雲抜けにはならず、ギリギリですが雲にサポートされているようです。
しかし、ドル円の上値が重いことには変わりなく、「1時間足」では分厚い雲が
81円近辺から81円40銭ほどにあるため、短期的にドル高は難しいようです。
「30分足」では100日移動平均線が80円95銭に、120日移動平均線は81円03銭に、
一目の雲では80円99銭で雲の上限があり、上値を抑えております。
上値は重いが下値も底堅さがある。言い換えれば方向感がないというところでしょうか。
やはり経済指標の結果次第というのは否めない状況です。
ユーロドルでは昨日のもみ合いにより、短期的にエネルギーを溜めているように見受けられます。
「30分足」と「1時間足」のボリンジャーバンドではバンドが狭まっていたのが、
今朝に広がり始めています。
さらに一目の雲抜けもしておりますので、ユーロの買い戻しに期待出来そうですが、
上述にもあるようにユーロ圏の消費者物価指数の発表、ギリシャ問題に関する証言が
控えている為、柔軟な対応が求められてきます。
値幅としては1.4250−1.4350を中心に新たな材料待ちといった展開を予想します。
昨日、主要市場が休場だったため、参加者が戻ってくることと、
月末ということで相場が大きく動くきっかけになりかねません。
ドル円しか取引しない場合も、ユーロ、原油、金、もちろん株式、債券など
あらゆる相場を気にしていないと、突然の値動きに対応が難しくなります。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 4/29 | バーナンキ・FRB議長 | 「失業率はなお高い水準にとどまっており、マイノリティーや若者、教育水準の低い人々の間でその傾向が強い」バージニア州での講演で。 | ---- |
| 5/4 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 「金融引き締めによって景気を減速させる理由は見当たらない」「FRBの二つの責務である雇用確保とインフレ抑制の双方で一層の進展が見られるまで現行の金融緩和スタンスは適切だ」ボストンでの講演で | ---- |
| 5/5 | コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 | コアインフレが今年1.5%上昇した場合「FF金利誘導目標を0.5%前後引き上げるべきだ。私の基本的見通しに基づくと、年末にかけてFOMCがFF金利を緩やかに引き上げることが望ましい」サンタバーバラでの講演で | ---- |
| 5/6 | パパンドレウ・ギリシャ首相 | 「このようなシナリオは犯罪に近い。非公式な場でさえ議論されない」ギリシャのユーロ圏からの離脱報道を受けて。 | ---- |
| 5/18 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「一部のインフレ指標は高くなっており懸念材料ではある」「下期に景気が改善すれば、厳密に監視しなければならない」ブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで | ---- |
| 5/26 | ユンケル・ユーログループ議長 | 「IMFには明確な規定があるが、その一つは向こう12ヵ月間の借り換え保証が付与されない限り、IMFは行動を起こせないというものだ」 「IMF,EU,ECBのトロイカが、保証が付与されたとの結論に至るとは思わない」ルクセンブルクでの会議で | ユーロドル1.42台 →1.40台に。ユーロ円116円 →114円台に。 |
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



