2011年7月4日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 株式市場の大幅な続伸、長期金利の上昇、さらには
6月ISM製造業景況指数の好転などを材料にドル円は
81円台前半まで上昇。しかし前回同様、上値を追う勢いはなく
80円台後半で越週。 - ユーロドルも今週のECB理事会での利上げ観測から堅調に推移。
ギリシャのデフォルト懸念が後退し、市場の関心は利上げが実施されるか
どうかに集まり、ユーロドルは1.45台半ばで推移。 - ユーロ圏財務相は2日の電話会議終了後、数週間以内にギリシャへの
第2次支援プログラムをまとめると発表。 - オバマ大統領は2日、ラジオ・インターネットで演説し、連邦政府の
財政赤字を向こう10年間で数兆ドル規模で削減するためには「厳しい決断」
が必要だと訴えた。 - 株式市場は5日続伸し、先週1週間は全て上昇。ダウは168ドル上げ、
引け値では1万2500ドル台を回復。 - 債券相場は5日続落。株高と一部の経済指標が予想を上回ったことから
売り物優勢の展開に。 - 金は大幅に続落し、1480ドル台に。原油は小幅に反落。
- 6月ISM製造業景況指数 → 55.3
- 6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 71.5
| ドル/円 | 80.66 〜 81.15 |
| ユーロ/ドル | 1.4437 〜 1.4533 |
| ユーロ/円 | 116.86 〜 117.49 |
| NYダウ | +168.43 → 12,582.77ドル |
| GOLD | −20.20 → 1,482.60 |
| WTI | −0.48 → 94.94ドル |
| 米10年国債 | +0.020 → 3.180% |
本日の注目イベント
- 豪 豪5月小売売上高
- 豪 豪5月住宅建設許可件数
- 日 日銀支店長会議
- 欧 ユーロ圏5月生産者物価指数(PPI)
- 米 NY市場休場(独立記念日)
ドル円は再び81円台まで上昇しましたが先週の29日同様、
81円台前半では実需のドル売りなどが上値を抑え、80円台に押し戻されています。
6月のISM製造業景況指数が前月を上回り、市場予想をも上回ったことでドル買いが進み、さらに株式市場では
ダウは168ドル高と大幅に上昇し、10年債利回りが3.18%に上昇したことが材料でした。
先週もNY株式市場のダイナミズムについて触れましたが、週末も大幅高だったことで、
先週1週間は全て上昇する「全勝」となり、上げ幅も648ドルを記録しています。
大幅な上昇の背景は「空売りの買い戻しがメイン」との指摘もありましたが、
実際にその前の週までの「ショートポジション」の積み上がりはかなりの水準だったようです。
米株式市場を取り巻く環境に大きな変化はなく、ギリシャ問題が最悪の事態を脱したことを材料視する向きもありますが、
ダウの上昇はギリシャ議会で緊縮財政法案が可決する前から上昇していたことを考えると「後講釈」の域を出ません。
明確な理由なく上昇したということは、その逆も考えられるということにもなります。
NY株式市場が記録的な大幅高を演じ、債券市場では債券価格の下落から、長期金利は2.8%台から3.1%台後半まで上昇し、
ドル高円安への「きっかけ」はできましたが、それでもドル円は80−81円のレンジを大きく抜けません。
これまでほぼ2ヵ月間上記レンジ内の動きでしたが、今週はやや期待が持てそうです。
ECB理事会と、週末には6月の米雇用統計が発表されるからです。
市場にはエネルギーも相当溜まっており、今週のイベントがきっかけになる可能性は十分あると思いますので、
レンジを抜けた時の値動きには十分注意が必要です。
ユーロドルが堅調に推移してます。
先週にも触れましたが、ユーロドルは「月足」までの全てのチャートで上昇を示唆しており、
テクニカルで見る限り1.51台前半まで上昇してもおかしくありません。
6月のユーロ圏の消費者物価指数(CPI)が2.7%だったことも、ECBが追加利上げに踏み切る可能性を高めています。
またギリシャ問題もひとまず「ヤマ場」を越えることができたことで、ECBとしても利上げに動きやすい環境にはなっています。
仮に追加利上げに踏み切れば、ユーロも「高金利通貨」の仲間入りすることになり、
低金利の円やドルがユーロに対して売られ易い地合いになります。
ユーロ円などのクロス円はますます「上昇へのバイアス」がかかってくるものと思われます。
そのユーロ円は現在「日足」では雲の中を上昇中です。
118円36銭に雲の上限があることから、118円台半ばまで上昇すると「雲抜け」が完了します。
これは上記「ユーロドル」と同様な動きになっていますが、
そもそも「ドル円」に大きな値動きがないため「ユーロ円」はほぼ「ユーロドル」の動きが決め手になります。
「ユーロドル」が上昇すれば「ユーロ円」も上昇するといった動きです。
そのため「ユーロドル」と「ユーロ円」のチャートも同じような波形を示すようになっています。
NYダウの高騰を受け、本日の日経平均株価は9900円ー10000円の大台を試すものと思われます。
株高の割には「ドル高円安」への影響は限定的ですが、再び81円台乗せがあるのかどうかに注目してみます。
NY市場が休場のため、あまり期待はできないかもしれませんが・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
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