2011年7月5日(火)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場
- 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズはギリシャ国債の
ロールオーバーは「選択的デフォルト」に当る可能性があるとの見方
を発表。 - この発表受けてユーロドルはアジア時間に記録した1.45台後半から
下落し上値が重い展開に。欧州時間には一時1.45を割り込んだものの
1.45台前半で引ける。 - ドル円は、ユーロ円などクロス円の売りに押され80円台半ばまで下落。
NY市場が休場だったため、その後は取引も閑散となり80円70−80銭で
一進一退。 - 欧州株式市場は、ロンドンFTSEが6日続伸するなど概ね上昇。
| ドル/円 | 80.56 〜 80.85 |
| ユーロ/ドル | 1.4496 〜 1.4551 |
| ユーロ/円 | 117.03 〜 117.49 |
| NYダウ | ---- → 12,582.77ドル |
| GOLD | ---- → 1,482.60 |
| WTI | ---- → 94.94ドル |
| 米10年国債 | ---- → 3.180% |
本日の注目イベント
- 豪 豪5月貿易収支
- 豪 RBAキャッシュターゲット
- 欧 ユーロ圏5月小売売上高
- 欧 ユーロ圏6月非製造業PMI(確定値)
- 独 ジョイブレ独財務相講演
ユーロドルは一時1.45台を割り込む場面もありましたが、今朝も1.4530−40で取引されており底固い動きが続いています。
ユーロ圏財務相会合で2日、昨年決定した第1次ギリシャ支援プログラムに基づく5回目の融資120億ユーロ(約1兆4千億円)のうち、
ユーロ圏負担分の実行を承認し、第2次支援プログラムについても数週間以内にまとめることを確認していることが背景です。
このため、ユーロドルのチャートでは上昇を示すテクニカルが依然点灯中です。
しかし、これまでも懸念されていた格付け会社のギリシャ国債に対する格付け見通しでは、新たな問題が浮上してきました。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ギリシャ国債を保有している金融機関を同国債のロールオーバー(借り換え)に
応じさせる案が実施された場合、格付け定義上の「選択的デフォルト(債務不履行)」とみなす可能性があると発表しました。
独仏両国のトップが自国のギリシャ国債を保有する金融機関に「自主的にロールオーバー」に応じるよう要請し、両国の金融機関も
これに同意している状況でしたが、これを「デフォルト」だと見なされる可能性が出てきたわけです。
格付け会社とすれば、たとえロールオーバーしても、それは自主的ではなく要請されたものであり、
「実質的にデフォルトと同じ」という解釈のようです。
イギリスの格付け会社フィッチも同様な見解を示しています。
仮に格付け会社がギリシャ国債をデフォルトと認定すると、
同国国債を大量に保有するフランス、ドイツの銀行はそれらを担保にECBからの
資金調達が困難になると予想されます。
両国の大手銀行は国際金融市場での資金調達の道が残されてはいますが、
それでもギリシャ国債を保有していることで、格下げされる可能性が高いことから、
「調達コスト」が大幅に上昇するなど収益面でも影響はさけられません。
トリシェ・ECB総裁が最も懸念していたことが現実味を帯びてきたようです。
昨日はNY市場が休場だったことから値動きは限定的でしたが、今日からは正常な状況に戻ります。
先ず注目したいのはNY株式市場の行方です。
先週1週間で648ドルの上昇を見せたNYダウはさすがに上昇一服といったところかと思います。
利食い先行で始まればリスク回避の流れからドル円以外の主要通貨では「ドル高」に振れ、
「ドル円」ではやや「ドル安」に向かうことが予想されます。
ダウの下落幅も100ドル以内であれば「想定内」と言え、波乱要因にはならないと思います。
もっとも、「想定外」にもう一段上昇することも無いとは言えません。
NY株式市場のダイナミズムは東京株式市場とは大きく異なります。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
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