2011年7月7日(木)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 為替市場ではユーロ主導の展開が続き、ギリシャ、ポルトガルの
債務問題が依然不透明なことからユーロは大幅に下落。
ユーロは対ドルで1.42台後半まで下落。対円でも115円台半ばまで
売られ、本日のECB理事会を前にユーロの持ち高調整が活発に。 - ドル円は81円台乗せがあったものの、上値の重い展開は
変わらず。ユーロ円などクロス円の売りもドル円の売り要因となり、
終日80円台後半での取引で膠着。 - 中国人民銀行は基準金利を0.25%引き上げると発表。
今年3回目の利上げで国内で収まる気配のないインフレに対して
強い警戒感を示す。 - 株式市場は反発。ポルトガル問題や中国の追加利上げから
軟調なスタートとなったものの、運輸、小売り関連株が上昇し
全体をけん引。ダウは56ドル高で1万2600ドル台に。 - 債券相場は続伸。欧州危機や中国の利上げで世界景気への
懸念が拡大し、債券価格は上昇、長期金利は低下。 - 金は大幅に続伸し2週間ぶりの高値に。原油価格は小幅に反落。
- 6月ISM非製業景況指数 → 53.3
| ドル/円 | 80.77 〜 81.08 |
| ユーロ/ドル | 1.4286 〜 1.4339 |
| ユーロ/円 | 115.56 〜 116.16 |
| NYダウ | +56.15 → 12,626.02ドル |
| GOLD | +16.50 → 1,529.20 |
| WTI | −0.24 → 96.65ドル |
| 米10年国債 | −0.009 → 3.110% |
本日の注目イベント
- 豪 6月豪雇用統計
- 日 マネタリーベース
- 欧 ECB理事会
- 欧 トリシェ・ECB総裁記者会見
- 英 BOE政策金利発表
- 米 週間失業保険申請件数
- 米 6月ADP雇用者数
- 米 ホーニング・カンザスシティー連銀総裁講演
ユーロドルが大幅に値を崩しています。
本日開催のECB理事会での利上げ観測を背景に堅調に推移してきましたが、ギリシャに続きポルトガルの大幅格下げ、
さらにはアイルランドもその対象に含まれるとの報道もあり、ユーロ圏ソブリンリスクが一段と高まりユーロの大幅下落に
繋がった格好となりました。
ポルトガルの10年債利回りは昨日、過去最高の12.55%に上昇し、アイルランド、イタリア、スペイン、ギリシャの
国債利回りも軒並み上昇しています。
市場ではさらなる格下げがあるとの観測が上記各国の国債の売りを誘っており、安全とされるドイツ国債との利回りスプレッドは
拡大しています。
特にアイルランドは昨年9月以来、市場で資金調達ができない状態だけに、格付け会社がジャンク債(投機的格付け)に
格下げするとの観測が根強くあるようです。
ユーロドルは1.43台半ばにあったサポートを次々に抜け1.42台後半まで売られ、1週間前の水準に戻っています。
本日のECB理事会では追加利上げの可能性が依然として高いものの、
理事会後の記者会見でトリシェ総裁がどのような発言をするのかに
よってユーロはさらに上下する可能性があります。
利上げ打ち止め感を出すのか、あるいは年内の追加利上げの可能性を残すのか、ギリシャやポルトガルの財政問題も含めて
その発言が注目されます。
同総裁の記者会見は日本時間21時30分から予定されています。
本日はECBの理事会以外にも重要なイベントが多く、各々その内容によっては為替に大きな影響を与えるものと思われます。
まずは朝方10時半のオーストラリアの6月の雇用統計です。
昨日の中国の追加利上げでは事前に予想されていたこともあり、豪ドルへの影響は限定的でした。
事前の予想では失業率は横ばいの4.9%、雇用者数は前月から大幅に増加し1万5千人のプラスを見込んでいます。
利上げ観測が後退した割には堅調に推移している豪ドルですが、対ドルで1.07台の半ばを超えられるかどうかが
ポイントになりそうです。
20時にはイングランド銀行の政策金利発表が控えていますが、こちらは据え置きでほぼ間違いないと思われます。
そして21時15分にはADP雇用者数が発表されます。
先月の発表では事前予想を大きく下回り発表直後からドルが売られました。
今回6月の予想は7万人の増加と見られています。
また15分後には週間失業保険申請件数の発表もあり、次々に発表があるため最初の発表内容にとらわれていると、
次の発表内容で相場のセンチメントが大きく変わる可能性があるため注意が必要です。
ドル円は2日前の81円台での滞空時間の長さからややドル高の可能性を指摘しましたが、結局81円30銭近辺を試すこともなく
80円台後半まで下落しました。
しかし、サポートと見られている80円台半ばを割り込んでいないことや、まだ81円に手の届く位置にいることなど
上昇の可能性は残しています。
ただ、その場合には明確なドル買い材料が不可欠です。明日の雇用統計がそのきっかけにでもなればいいと思いますが、
上にも下にも行かないことから、最も的確な予想は「動かない」ということかもしれません。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
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