今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2011年7月19日(火)




おはようございます。



本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため

外為オンラインの高谷が書かせていただきますので

宜しくお願い致します。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 為替相場は欧米の債務問題からのリスク回避の流れが継続し、ドル買い円買いの展開に。
  • 新たな材料が無いなかユーロやポンド、豪ドルなどが対ドル、対円で売られたものの、
    ドル円では値幅が12銭と方向感は乏しかった。
  • NYダウは反落。法定債務上限の引き上げがまとまっていないことや
    欧州の銀行ストレステストの条件が緩く信頼性にかけるとの見方が背景。
  • 債券市場は小幅に反落。格付け会社フィッチが格下げ方向で改めて見直すとの方針が嫌気された。
  • 金は欧米債務不安から続伸。10営業日続伸。原油は反落。
  • NAHB住宅市場指数 → 15(市場予想は14)



ドル/円79.03 〜 79.15
ユーロ/ドル1.4019 〜 1.4124
ユーロ/円110.93 〜 111.63
NYダウ−94.57 → 12,385.16ドル
GOLD+12.30 → 1,602.40
WTI−1.31 → 95.93ドル
米10年国債+0.028 → 2.928%


本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録
  • 独   独7月ZEW景況感調査
  • 米   6月住宅着工件数
  • 米   決算発表 − ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、アップル
  • 加   カナダ政策金利発表







欧米債務不安からリスク回避の動きが優勢になっています。


ユーロは欧州ストレステストの結果が公表されましたが、判断基準が甘く信用性にかけるという声もあがっており、


債務不安は払拭できておりません。


昨年の欧州ストレステストでも信用性にかけると言われていましたが、


公表後にユーロドルは3週間ほどで約500ポイント程、上昇しています。


材料出尽くしから今後ユーロ買いに市場は動くかもしれません。


もちろん、米国の債務上限引き上げが合意されればリスク回避からリスク選好に流れが変わると思われますので


よりユーロが買われる可能性が高まります。





ドル円では介入警戒感もあり、79円を挟んだ展開が先週から続いております。


やはり根底である米経済の回復の兆しが経済指標から読みとれるようにならなければ、


80円台に戻すことも難しく思われます。


とはいえ、78円台半ばを割ってくるようですと日銀による介入が意識されますので、


市場も動きづらい状態が続いており、昨晩の値動きからも読み取れるのではないでしょうか。


債務上限引き上げの合意が難航しているようですが、各国要人、金融関係者などから


さすがに米国のデフォルトは無いと聞かれますので、一時的な不安要素だろうと見ております。





本日は米経済指標も少なく、特段のイベントがありませんが、


米大手企業の決算発表が控えております。


決算発表が良好な結果が相次いで発表されれば、株高→債券安→長期金利上昇→ドル高となるかもしれません。


テクニカルを見ましても、もみ合いが続いていることからエネルギーを溜めこんで、


発散する機会を伺っているように見えます。


「1時間足」の120日移動平均線が79円20銭程にありますので


これがまず上値の目安となり、抜けられるようだと80円を試す展開も期待できそうですが、


「4時間足」の一目均衡表の雲が分厚く、上値が重そうで一筋縄ではいかないと思われます。





今週は米経済指標が少ない分、決算発表が続々と発表されますので


上記の株高からの流れでリスク選好か、引き続き欧米のソブリンリスク懸念でリスク回避か、


これらに注目したいと思います。















What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
7/7 トリシェ・ECB総裁 「ECBの金融政策スタンスは依然として緩和的だ」「最近の物価動向が中期的に幅広いインフレ圧力上昇につながらないようにすることが不可欠だ」追加利上げを決定した後の記者会見で。 ユーロドル1.4220 → 1.43台後半に。
7/13 バーナンキ・FRB議長 「このところの景気低迷が予想よりも根強く続き、デフレリスクが再び上昇する可能性が残っている」「経済情勢により金融政策の調整が適切だと考えられる場合は、当局には対応する用意がある」議会証言で。 ユーロドル1.41台 → 1.42台後、ドル円79円台 → 一時78円台半ばに。

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和