今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年7月14日(月)


おはようございます。

先週末、米大手住宅ローン銀行のインディマックが破綻したという新聞記事を読むと、その中に

「米国で業務停止となった金融機関としては、1984年のコンチネンタルイリノイ銀行に

次ぐ過去二番目の規模」とありました。

その「コンチ」に結構親しいディーラー仲間がいて、東京支店閉店の二週間ほど前に彼のオフィスの

あるビルの地下で「最後の酒」を飲んだことが昨日のことのように思い出されました。

シカゴベースの銀行で、全米トップテンに入る大きな銀行の破綻は当時市場を賑わせたものでした。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ファニーメイ、フレディマックンの資金繰り懸念から、金融株が大きく売られ前日同様、原油価格上昇にあわせ、
    ドルが大きく売られました。
  • とりわけ対ユーロでは最安値に近いレベルまで売られ、ユーロ高が鮮明になりました。
  • 貿易収支 → 597億9千万ドルの赤字(赤字幅縮小)
  • 7月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 → 56.60
  • 貿易収支に改善もミシガンの消費者信頼感指数の改善もあまり材料視されなかったようです。

ドル/円105.66〜 106.70
ユーロ/円168.13 〜 169.56
NYダウ−128.48 → 11,100.54ドル
Gold+18.60→  960.60ドル
WTI+3.43 →  145.08ドル
米10年国債+0.165→ 3.965%


本日の注目点

  • 日 日銀金融政策決定会合(15日まで)

やはりユーロの強さが目だってきました。

対ドルでは4/22に記録した1.6020を目指してきたように思われます。

先週末のNYではファニーメイ、フレディマックの経営破綻懸念からドルが売られ易い地合になってきました。

事実、大手住宅ローン銀行であるインディマックが事実上破綻しました。今回のサブプライムローン問題では

ベア・スターンンズに次ぐ2行目です。サブプライムローン問題はまだ簡単には終わりそうもありません。

週後半の17日、18日には米大手金融機関の第二四半期決算が発表されます。

ここで追加損出が計上されるようなことになれば、さらにドルが売られ、原油が買われ株式市場が大幅に下落し、

今年の春のような状況になりそうです。先週までなかなか方向感が見出せない日が続きましたが、今週はどうや

ら見えてきそうな感じがあります。引き続き、ユーロドル、ユーロ円を拾うスタンスでいいと思います。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/11 バーナンキ
FRB議長
バーナンキ議長が公社幹部に、公定歩合での窓口貸し出しが可能と伝えたとロイター通信が報道。 ---
7/11 ポールソン
財務長官
ファニーメイ、フレディマックについて「現行の形態で支援する。」と発言し、国有化を否定。 ドル安、株安は加速。
7/9 トリシェ
 ECB総裁
インフレ加速を防ぐために「強い決意がある。」 欧州議会で発言。 ---
7/6 ブッシュ
米大統領
「米国は強いドル政策を信じている。米経済の強さはドルに反映されるべきだ。」 洞爺湖サミットを前に、日米首脳会談で。 ---
7/2 ブッシュ
米大統領
「米国は常に強いドル政策を支持してきた。」洞爺湖サミットを前に記者団と。 ---
7/2 ポールソン
財務長官
米経済は「エネルギー価格、資本市場、住宅市場と、三つの逆風が直面している。」 欧州歴訪えお終えて。 ---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和