2011年8月3日(水)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 急速に高まった介入警戒感からドル円の一段の下落はひとまず
止まったものの、米経済指標の悪化が続き依然として上値が重い展開。
ドル円は77円割れがあったもののほぼ77円台前半で推移。
米長期金利の大幅下落もありドルの反発は限定された。 - ユーロはイタリア国債の下落などを材料に売られる。対ドルでは
前日同様1.41台半ばまで下落し、対円でも109円台前半まで下落。 - 豪ドルが大きく値を崩す。昨日政策金利が据え置かれ、一部には利上げ
期待もあったことから対円では83円割れ目前まで下落。 - 株式市場は下げ止まらず8日続落。デフォルトはひとまず回避されたものの
景気減速を示す指標が相次ぎ、資金はより安全な債券に流れる。
ダウは前日比265ドル下げ、節目の1万2千ドルを大きく割り込む。 - 債券相場は続伸。株価の大幅下落から10年債は買い物を集め、利回りは
今年最低水準の2.6%台に。 - 株安、ドル安を背景に金への需要はさらに高まり22ドル高と、高値を更新。
一方原油は個人消費の落ち込みなどを背景に大幅安。 - 6月個人所得 → +0.1%
- 6月個人支出 → −0.2%
- 6月PCEコアデフレ−ター → +1.3%
| ドル/円 | 76.97 〜 77.43 |
| ユーロ/ドル | 1.4151 〜 1.4283 |
| ユーロ/円 | 109.20 〜 110.16 |
| NYダウ | −265.87 → 11,866.62ドル |
| GOLD | +22.80 → 1,644.50 |
| WTI | −1.10 → 93.79ドル |
| 米10年国債 | −0.143 → 2.611% |
本日の注目イベント
- 豪 豪6月貿易収支
- 豪 豪6月小売売上高
- 中 中国7月非製造業PMI
- 欧 ユーロ圏6月小売売上高
- 米 7月ADP雇用者数
- 米 7月ISM非製造業景況指数
NYの株式市場が下げ止まりません。
ダウは265ドルの大幅安となり、これで8日続落です。この間の下げ幅も857ドルで、約6.7%の大幅下落となっています。
企業の好決算が相次ぎ、最高値も手の届く所まで来ていたものが一転して下落基調に陥ってしまいました。
きっかけはやはり債務上限引き上げ問題で、オバマ政権と議会がゴタゴタを続けていたことです。
ひとまず最悪の事態は回避できましたが、今後米国債の格下げリスクは残り、米景気減速が鮮明になってきたことで
リスクを回避する形で「株売り、債券買い」が活発になっていることです。
今朝のブルームバーグ・ニュースでは「不透明感が非常に強く、経済に関するニュースもネガティブなことから、
米国債への資金の流れが続いてる」との債券トレーダーの言葉を紹介しています。
米国民の株式投資の割合は高く、このまま株価が低迷していくと「個人消費」への影響も避けられない状況になります。
住宅価格の下落が個人の家計バランスシートを悪化させていると指摘されてきましたが、これに加えガソリン価格の高止まり、株価の下落で
個人の財布のひもはますますきつく締められそうです。
昨日は「政府日銀が介入への準備を進めている」との報道からドル円は買い戻され77円80銭近辺まで上昇しましたが、
上値の重さは相変わらずで、
さらに与謝野経済財政担当大臣が「そういう話はまったく聞いていない」と発言したことでドル円は再び売られ、
77円台前半から半ばでの動きになりました。
介入警戒感が急速に高まっており、ドル円が76円台に突入すれば
日銀が「いつ介入してもおかしくない」状況であることはまちがいないと思います。
ただ、昨日の新聞には協調介入の可能性も指摘されていましたが、さすがにそれは考えにくいと思われます。
野田財務大臣は「日銀や各国とコミュニケーションを取っている」と発言していますが、
協調介入への理解を得るのは難しいと見られます。
「協調介入」が難しいとすれば、日銀が市場に参入するのは東京時間に限られそうです。
NY連銀などへ「委託介入」するという方法もありますが、こちらも可能性は少ないと見られます。
やはり東京市場のオープンしている時間帯に、76円台にある程度のスピード感をもって突入したケースが
最も介入しやすいのではないかと考えます。
今日の東京株式市場は、NYの株価大幅下落を受けかなりの値幅で下落しそうです。
株価の大幅下落はドル売り円買いに繋がることから、
日経平均株価が300円以上の下落を見せるとドル円の76円台突入もあるかもしれません。
その際ドルの下落スピードが早ければ「介入」の可能性がかなり高まってくると思われます。
豪ドル円が今朝方約3ヵ月半ぶりに82円台まで下落しました。
昨日のRBAによる政策金利据え置きが引き金となり、豪ドル/米ドルが約200ポイント下落したことで対円でも久しぶりの82円台です。
ここ1ヵ月ほどは「日足」の200日移動平均線でサポートされてきましたが、82円台に入ったことで支持線を下抜けしています。
次のサポートは、「週足」の200日移動平均線が82円79銭にあることから、この前後の水準が重要になります。
84−87円のレンジが下抜けしたと思われますが、上記水準を抜けると「遅行スパン」も逆転を起こすことから81円程度までの下落を
予想します。
また、本日10時半にはオーストラリアの貿易収支と小売売上高の発表があります。
指標結果によっては81円台もあるかもしませんが、逆に84円台までの反発も否定できません。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
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