今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2011年8月18日(木)




おはようございます。



本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため

外為オンラインの高谷が書かせていただきますので

宜しくお願い致します。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は欧州市場でややドル安円高に推移していたものの、76円台半ばから
    介入警戒感から積極的に円買いもできず、値幅は20銭程で膠着状態。
  • ユーロはリスク選好の流れや生産者物価指数(PPI)の発表の影響から、
    対ドルで1.45台を示現するものの、上値は重く、1.44台半ばで推移。
  • スイス当局からのコメントが発表されたが、相場への影響は限定的。
  • NYダウはリスク回避の巻き戻しなどで一時120ドル超えたが、
    先行き不透明感が払拭できず、小幅高で引ける。
  • 債券は価格が続伸、利回りは続落。買い優勢だが勢いなく。
  • 金は続伸。原油は小幅に反発。
  • 7月生産者物価指数 → +0.2%(市場予想は+0.1%)



ドル/円76.41 〜 76.63
ユーロ/ドル1.4422 〜 1.4518
ユーロ/円110.28 〜 110.98
NYダウ+4.28 → 11,410.21ドル
GOLD+8.80 → 1,793.80
WTI+0.93 → 87.58ドル
米10年国債−0.058 → 2.165%


本日の注目イベント

  • 英   7月小売売上高
  • 米   7月消費者物価指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   8月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   7月中古住宅販売件数
  • 米   7月コンファレンス・ボード景気先行指数
  • 加   カナダ7月景気先行指数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演







ドル円は相も変わらず膠着状態のままです。


来週、26日に予定されているバーナンキ・FRB議長の講演に注目が集まっており、


介入警戒感も加わり76円台で動きがとりづらい状況となっています。


さらに、サマーバケーションなどから市場参加者が少なくなっていることもあるようです。





その注目のバーナンキ・FRB議長の講演ですが、昨年のこの講演では「QE2」の導入を示唆したこともあり、


今回は「QE3」について何らかの言及があるのではないかと噂されております。


様子見ムードになり易く、ドル円だけ蚊帳の外といった状態です。


「QE3」による株高の思惑からドル安円高への歯止めとなればいいのですが・・・。





ユーロ問題にまた市場の関心が集まってきています。


先月の下旬から米国の債務問題が焦点となっていましたが、先週、フランスの財政懸念などが持ちあがり


今週には独仏による首脳会談で「金融取引税の導入」などの合意がなされています。


しかしながら、市場はユーロ共同債や欧州金融安定基金(EFSF)の増額に期待しているようで


明確な具体策が出ると期待したいのですが、どちらかというと足並みが揃わず難航するのではないでしょうか。


もし具体策が出たとしても、ユーロ財政問題の解決策にはならないと思います。


やはりユーロ圏が安定するにはまだまだ時間がかかると思われます。





本日は米経済指標の発表が複数あり、相場を動かすきっかけになりそうです。


昨日、市場予想を上回った生産者物価指数に続き、消費者物価指数に注目しています。


注意する点として、景気、雇用、住宅の指標が出ますので各々で相殺するケースが出てくることです。


一喜一憂にならないように株価との関係、影響も合わせて気を付けるべきかと思います。


値幅でいえば、76円台後半から77円台前半までがやはり重たく


テクニカル的にも抜けづらい状況です。





ドルもユーロも不安材料がつきませんので、


狭い値幅で利ザヤを取るか、方向感が出るまで様子見るか。


積極的な行動は来週からでも遅くは無いはずです。












What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
8/12 ダドリー・NY連銀総裁 「市場金利は全般的に低下した。これは経済活動や雇用にとってある程度の追加支援となるだろう」FOMC声明を受けて。     ----   
8/12 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 「(PCEデフレーターなど価格指数の上昇に触れ)こうした経済の変化に対応する適切な措置が追加緩和策とは思えない」FOMCの決定に異議を唱える理由を聞かれて。     ----   
8/15 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「FRBのバランスシートを拡大もしくは資産ポートフォリオの構成内容の修正は可能だ。景気が縮小領域に逆戻りした場合、これらの措置を十分な規模で実施する限り、非常に高い効果が得られるだろう」アラバマ州の講演で。     ----   

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和