今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年7月15日(火)


おはようございます。


以前この欄で小生の自宅のそばに公園があり、そこの池にメダカがいると書きましたが、今日はその第二弾です。

土日に汗を流したついでにビオトープを観察してきました。池には蓮の花が咲き、メダカたちは大きく育っていました。

すぐ横の小さな水田には稲が植えられ、近づいて観るとさっと動くものがありました。よく観ると「どじょう」です。

自然発生したとは思えないので、係りの人がわざわざ田んぼに放したんでしょう。その田んぼの周りのあぜには「枝豆」が

植えられて、いながらにして里山の風景です。田舎に行けば必ず観られた光景です。何かほっとします。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米財務省による、ファニーメイ、フレディマックへの経営支援を議会に提案するなど、あわただしい対策が
    協議されたことでNYダウが急反発。140ドルを超す上げを見せたが、午後に入り、金融株が下げ始めると、
    全体が軟調になり結局、大引けはマイナス45ドルでした。
  • ドル/円も朝方は堅調でしたが、株式市場が下げるにつれドルは売られ、106円5銭まで下落。フレディマックの
    短期債の入札が大きな混乱もなく済んだことで106円20近辺まで戻してクローズ。

ドル/円106.05 〜 106.61
ユーロ/円168.73 〜 169.29
NYダウ−45.35  → 11,055.19ドル
Gold+13.10 →  973.70 ドル
WTI+0.10 →  145.18ドル
米10年国債−0.106 → 3.859%


本日の注目点

  • 日 白川日銀総裁会見
  • 独 7月ZEW景況感調査
  • 米 6月卸売物価指数
  • 米 6月小売売上高
  • 米 NY連銀製造業景気指数
  • 米 バーナンキFRB議長議会証言(上院)
  • 米 インテル4−6月期決算

ファニーメイ、フレディマックの経営危機がにわかに浮上してきました。
米政府支援機関(GSE)と呼ばれ、小生など古い人間には「米政府の出先機関」との認識が強く、事実ファニーメイの

債券は米国債と並んで信用力も、流動性も高い投資先でした。その両者が経営危機に瀕しているとなると、事はかなり深刻です。

今後の米財務省、FRBの対応を注視するしかありませんが、最終的には公的資金の注入か、国営化しかないのではないかと思います。

昨日も述べましたが、ドルにとっては厳しい状況が続くでしょう。今週の米金融機関の決算内容にもよりますが、105円割れは

意識せざるを得ません。おりしも、中国の外貨準備高が発表されました。

1兆8千億ドル(約192兆円)と気の遠くなるような数字です。この内、約3800億ドルはファニーメイなどの発行する債券に

投資しています。すぐに慌てて売却することはないにしても、金額が大きすぎて、売れば債券とドルが暴落し、自分の首を絞める

ことにもなります。“ TOO BIG TO FAIL” とは良く言ったもので、中国をはじめ各国政府が外貨準備をドルからユーロへシフトしたい、

というのも分かる気がします。
 
本日は独zew景況感調査や米消費者物価、あるいはバーナンキ議長の議会証言など材料にこと欠きません。

バーナンキ発言に注目が集まっていますが、コメントだけで今のドル安不安を払拭できるとは思えません。

「伝家の宝刀」、利上げに動くストーリーが動き出します。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/11 バーナンキ
FRB議長
バーナンキ議長が公社幹部に、公定歩合での窓口貸し出しが可能と伝えたとロイター通信が報道。 ---
7/11 ポールソン
財務長官
ファニーメイ、フレディマックについて「現行の形態で支援する。」と発言し、国有化を否定。 ドル安、株安は加速。
7/9 トリシェ
 ECB総裁
インフレ加速を防ぐために「強い決意がある。」 欧州議会で発言。 ---
7/6 ブッシュ
米大統領
「米国は強いドル政策を信じている。米経済の強さはドルに反映されるべきだ。」 洞爺湖サミットを前に、日米首脳会談で。 ---
7/2 ブッシュ
米大統領
「米国は常に強いドル政策を支持してきた。」洞爺湖サミットを前に記者団と。 ---
7/2 ポールソン
財務長官
米経済は「エネルギー価格、資本市場、住宅市場と、三つの逆風が直面している。」 欧州歴訪えお終えて。 ---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和