2011年9月6日(火)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場
- 欧州債務問題の再燃懸念からユーロは主要通貨に対して続落。
対ドルでは1.40台半ば、対円でも108円台前半まで下落。 - ユーロドルでドル高が進んだことで、ドル円もややドルが上昇する
展開に。それでもNY市場が休場ということもあり、77台乗せには
至らず。 - ドイツDAXは5%以上の下落を見せ、欧州株式は銀行株を中心に
大幅下落。ギリシャの10年債利回りが19%台を超すなど、
イタリア、スペイン国債にも売り圧力が増し、財政問題再燃懸念が急速に高まる。 - 「リスク回避」の流れが加速したことで、金は続伸し再び1900ドル台
に乗せる。 - メルケルドイツ首相は、「ギリシャが経済調整プログラムに基づく条件を
達成できなければ、今月の同国への融資は実行されない」とキリスト教民主党
(CDU)のメンバーに対して述べた。
| ドル/円 | 76.77 〜 76.98 |
| ユーロ/ドル | 1.4065 〜 1.4161 |
| ユーロ/円 | 108.15 〜 108.78 |
| NYダウ | ---- → 11,240.26ドル |
| GOLD | ---- → 1,876.90 |
| WTI | ---- → 86.45ドル |
| 米10年国債 | ---- → 1.990% |
本日の注目イベント
- 豪 RBAキャッシュターゲット
- 日 日銀金融政策決定会合(9/7まで)
- 欧 ユーロ圏第2四半期GDP(改定値)
- 米 8月ISM非製造業景況指数
- 米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
- 米 コーン前FRB副議長講演
欧州では再び債務問題に焦点が当たり、ギリシャ、イタリア、スペインなどの国債に売り圧力がかかり、金利が上昇しています。
ギリシャ10年国債は初めて19%台を超え、同国債に対する保証料であるCDSも急上昇しています。
7月に第2次支援策が決まり、一旦デフォルトリスクは収まったものの、その後の格付けでは下から2番目に格下げされ、
「実質的にはデフォルト」と見られていましたが、綱渡りながら資金繰りはこなしていました。
ところが、ここにきて同国が公約とする「財政赤字削減計画」が予定通りに進まないのではないかとの懸念が高まり、
昨日もトリシェ・ECB総裁は「ギリシャは財政赤字を抑制するために合意した措置をとらなければならない」と述べ、
独メルケル首相も「ギリシャが経済調整プログラムに基づく条件を達成できなければ、今月の同国への融資は実行されない」
と明言しています。
メルケル首相自身、国内の税金を使って域内の国を援助していることで、
支持率が急速に下がり、求心力の低下に繋がりそうな状況に追い込まれています。
ギリシャが融資を受ける条件として公約した財政赤字削減が進まないようなら、さすがのユーロ圏首脳も見放す可能性も出てきたのでは
ないでしょうか。
一時小康状態を保っていたユーロ圏の財政問題が再び意識され始めたことで、ユーロには下落圧力がかかっています。
このところの経済指標では景気減速感がでてきているところに財政問題が加わったことで、
米景気悪化にともなうドル売りもやや棚上げといった状況になってきました。
ユーロドルは1.40台半ばまで下落しましたが、焦点は「日足」の200日移動平均線がある1.4015前後かと思います。
7月12日も1.38台まで下落しましたが、この移動平均線は完全に抜けてはいませんでした。
つまり、この平均線でサポートされたことになります。
この水準が抜けると、200日移動平均線では1月12日以来と言うことになり、ユーロのもう一段の下落に繋がりそうです。
一方、堅調だった豪ドルもさすがにユーロに引っ張られる形で下落してきました。
対ドルでは1.05台を割り込む気配ですが、「4時間足」までは全て売りシグナルが点灯しています。
ひとまず1.40台半ばではサポートされると見ますが、ユーロドルが1.40を割り込むようならもう一段の下落も覚悟しなければ
なりません。
豪ドル円も82円ー83円台は売り場で、徐々に下落が進んできました。
80円10−20銭では「一目均衡表」の「雲の下限」にあたり、いったんは止まる可能性がありますが「豪ドル円」は高金利通貨特有の
下げがあることから注意が必要かもしれません。
上述のように、ユーロ、豪ドルなどではドル高がやや進みそうな気配です。
ドル円でもややドル買い戻しが優勢になってきそうですが、そこは上値の重いドル円のこと、
そう簡単には円安が進まないと観ておくべきでしょう。
目先は、77円台に乗せることが必要で、77円30銭あたりを抜けるのに苦労しそうです。
さらに抜けた場合には2週間前に記録した77円70銭と、約1ヵ月間遠ざかっている88円台ということになります。
仮に、ユーロなどの通貨でドル高が進むと、「円高、ドル高」が再燃し、円全面高の可能性も考えられます。
その場合にはクロス円もかなりの下落が想定されそうです。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 9/6 | メルケル・独首相 | 「ギリシャが経済調整プログラムに基づく条件を達成できなければ、今月の同国への融資は実行されない」 | ---- |
| 9/6 | トリシェ・ECB総裁 | 「ギリシャは財政赤字を抑制するために合意した措置をとらなけらればならない」LCIテレビとのインタビューで。 | ---- |
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