今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年7月16日(水)


おはようございます。


昨夜は旧友と八重洲のすし屋で杯を重ねました。

25年ほど前同じ職場で働いていましたが、わずか2年ほどで彼は転職。それ以来3年から5年に一回会う程度です。

それも、毎回こちらから連絡をいれ、「今日暇?」と誘う。こちらから連絡をしない限り、彼から連絡が来ることは

全く無い。昨日そのことについてクレームをつけたら、「あんただけじゃないよ。どんな人にも自分から誘うことは

ないね。たとえ、重要なお客さんでも」・・・・。変わった性格だ。

因みに今日はお客さんとゴルフだと言っていたが、やはり相手から誘われたんでしょう。。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州市場の流れを引き継いで、円が急進。
  • バーナンキFRB議長の議会証言ではインフレ圧力があるなか、金融と住宅に重大な懸念を表明。
  • GMがホワイトカラーも含めた追加リストラ発表。これを受けてNYダウが一時200ドルを超える下げに。
    ドル円も104円前半まで急落しました。
  • この日の原油価格は株式との相関度が認められず、世界需要の見通しが下方修正されるとの見方から大幅下落。
    これを受け、ドルは若干買い戻されてクローズ。
  • 米6月卸売物価指数 → +1.8%
  • 米6月小売売上高 → +0.1%
  • NY連銀製造業景気指数 → −4.9%

ドル/円104.16 〜 105.11
ユーロ/円166.40 〜 167.60
NYダウ−92.65  → 10,962.54ドル
Gold+5.00 →  978.70 ドル
WTI−6.44 →  138.74ドル
米10年国債−0.036 → 3.823%


本日の注目点

  • 欧 ユーロ圏消費者物価指数(CPI)
  • 米 6月消費者物価指数(CPI)
  • 米 6月鉱工業生産
  • 米 設備稼働率
  • 米 FOMC議事録公開(6月分)
  • 米 バーナンキFRB議長議会証言(下院)

ドル/円の下落はある程度想定内でしたが、ユーロ/円の下落が166円台まであるとは予想外でした。

輸出企業の為替担当者から聞いた話では、昨日、168円80銭あたりからかなりの輸出予約を持ち込んだそうです。

確かに、ドル/円に比べてどこで売っても社内レートを大きく上回っており、予約を取りやすかったということでしょうか。

ドル安、株安、金融不安が続いている中、米金融当局者は市場安定に向けたコメントを繰り返していますが、最終的には

利上げしかないように思います。再び円が100円を切るような状況があれば利上げに動くのではないでしょうか。

通貨から原油などの商品、穀物へ向かった資金は、金利を上げることによって回帰してくることも考えられます。

その結果→株式市場の安定→原油価格の下落へと好循環が期待できるのではないかと考えます。

104円台前半まで売られたドル/円ですが、具体的な対応策が無い現状ではもう一段の下押しもありそうです。明日から

始まる米金融機関の四半期決算次第では101円〜102円程度までの下落も考えています。

サブプライムローン問題から端を発した金融不安はグローバルに活動を展開する欧米の金融機関を大きく傷つけ、

米大手住宅専門公社の経営不安にまで及んできています。この後どこまで信用収縮が続くか分かりませんが、いよいよ

最終章に入ったのでは、と感じています。

週後半の17日、18日には米大手金融機関の第二四半期決算が発表されます。

ここで追加損出が計上されるようなことになれば、さらにドルが売られ、原油が買われ株式市場が大幅に下落し、

今年の春のような状況になりそうです。先週までなかなか方向感が見出せない日が続きましたが、今週はどうや

ら見えてきそうな感じがあります。引き続き、ユーロドル、ユーロ円を拾うスタンスでいいと思います。


ドル円日足
ドル・円は重要なサポートであった105円を割り込んで104円16銭まで下落。日足では100日移動平均線(104円03銭あたり)手前で止まり、小幅反発。次のサポートはこのレベル。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/15 ブッシュ
米大統領
「米国の金融システムは基本的に堅固だ。」「米経済は厳しい情勢にあるが、なお成長を続けている。」記者会見で。 ---
7/15 バーナンキ
FRB議長
米経済の現状について、金融市場、雇用、住宅などで「重大な試練に直面している。」と認識を示す。(上院での議会証言で) ---
7/11 バーナンキ
FRB議長
バーナンキ議長が公社幹部に、公定歩合での窓口貸し出しが可能と伝えたとロイター通信が報道。 ---
7/11 ポールソン
財務長官
ファニーメイ、フレディマックについて「現行の形態で支援する。」と発言し、国有化を否定。 ドル安、株安は加速。
7/9 トリシェ
 ECB総裁
インフレ加速を防ぐために「強い決意がある。」 欧州議会で発言。 ---
7/6 ブッシュ
米大統領
「米国は強いドル政策を信じている。米経済の強さはドルに反映されるべきだ。」 洞爺湖サミットを前に、日米首脳会談で。 ---
7/2 ブッシュ
米大統領
「米国は常に強いドル政策を支持してきた。」洞爺湖サミットを前に記者団と。 ---
7/2 ポールソン
財務長官
米経済は「エネルギー価格、資本市場、住宅市場と、三つの逆風が直面している。」 欧州歴訪えお終えて。 ---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和