今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年7月18日(金)


おはようございます。

当社では毎週木曜日に『為替セミナー』を行っています。昨日のセミナーにも20名ほどの方が参加されました。
皆さん熱心にメモをとられ、真剣な表情で耳を傾けています。

最近、「ご夫婦」で参加される方が増えたということに気づきました。
「家内が参加するので午後から会社休んで一緒にきました。」とか「家内から一緒に参加しないかと誘われたので・・・」など
夫婦で一緒に闘おう型の参加者が増えています。
真摯な姿をみていると、何とかこの方々の資産運用に役立てればなぁと思う次第です。

金曜日です。良い週末を・・・・。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 二日前に103円台まで売られたドル/円は急速に戻しました。
  • いくつか要因があろうかと思いますが、最も影響があったのが大幅な原油価格の
    下落と、NYダウの二日続けての200ドルを超える上昇でした。
  • JPモルガンチェースの四半期決算は前年同期比53%のマイナスでしたが、
    これは市場予想を上回っており、前日のウェルズファーゴ同様好感されました。
  • メリルリンチ四半期決算は 46億5400万ドルの赤字(4期連続四半期赤字)
  • 新規住宅着工件数 → 106万6千件
  • フィラデルフィア連銀業況指数 → −163
  • 新規失業保険申請件数 → 36万6000人

ドル/円105.44 〜 107.11
ユーロ/円167.42 〜 169.09
NYダウ+207.38 → 11,446.66ドル
Gold+8.00 → 970.70ドル
WTI−5.31 → 129.29ドル
米10年国債+0.057 → 3.997%

本日の注目点

  • 欧 ユーロ圏貿易収支
  • 米 シティグループ4−6月期決算
連日のドル急騰にはやや驚きました。

103円台に突っ込んだ動きはオーバーシュートだったとしても、昨日の107円台への戻しは何だったでしょう。

モルガンの四半期決算、住宅着工、失業保険申請件数・・・どれもドル買い材料には

違いありませんが、メリルの大幅赤字などまだ安心してドルを買える状況にはないでしょう。

やはりこれもオーバーシュートだったのではないでしょうか?

今週は結局、強弱の材料がでたことになりましたが、基本は104円−106円でひとまずドルの暴落は避けられたというところです。

ファニーメイ、フレデイマックへの公的資金注入については、今後議会の承認を得る必要もあり、

株式市場の混乱はそう簡単に収まるとも思えません。

唯一、原油価格に若干の変化が見られ、これまで言われていた150ドルがやや遠くなった感がありますが

このままズルズル下げるとは思えません。

17日発表の中国の4−6月期のGDPは鈍化したとはいえ10.1%と、依然として二桁成長です。

このペースでの成長が続く以上は原油価格にはプラス材料になります。

ただ、一方で、140ドル台でのしこりができたことは間違いないと思われます。

引き続き原油価格と株式市場に大きく反応する相場は続きます。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/18 メリルリンチ 4−6月期決算で46億5400万ドル(約5000億円)の最終赤字。   これで4連続四半期決算の赤字を計上。 ---
7/18 JPモルガン
チェース
4−6月期決算で20億3千万ドルの最終利益(前年同期比53%マイナス) ドル円103円後半から104円台へ
7/16 バーナンキ
FRB議長
ファニーメイ、フレディマックについて「経営破綻の恐れは無い。」下院で証言。 ---
7/16 バーナンキ
FRB議長
市場介入について「めったに実施されるべきではない。」としながらも「介入は市場が無秩序に混乱した場合に正当化される。」
と介入の可能性を否定しなかった。
ドル円103円後半から104円台へ
7/16 バーナンキ
FRB議長
最近の物価上昇について「高すぎる」と証言し、「物価の安定を維持することが我々に とって極めて重要だ。」と発言。 ドル円103円後半から104円台へ
7/15 ブッシュ
米大統領
「米国の金融システムは基本的に堅固だ。」「米経済は厳しい情勢にあるが、なお成長を続けている。」記者会見で。 ---
7/15 バーナンキ
FRB議長
米経済の現状について、金融市場、雇用、住宅などで「重大な試練に直面している。」と認識を示す。(上院での議会証言で) ---
7/11 バーナンキ
FRB議長
バーナンキ議長が公社幹部に、公定歩合での窓口貸し出しが可能と伝えたとロイター通信が報道。 ---
7/11 ポールソン
財務長官
ファニーメイ、フレディマックについて「現行の形態で支援する。」と発言し、国有化を否定。 ドル安、株安は加速。
7/9 トリシェ
 ECB総裁
インフレ加速を防ぐために「強い決意がある。」 欧州議会で発言。 ---
7/6 ブッシュ
米大統領
「米国は強いドル政策を信じている。米経済の強さはドルに反映されるべきだ。」 洞爺湖サミットを前に、日米首脳会談で。 ---
7/2 ブッシュ
米大統領
「米国は常に強いドル政策を支持してきた。」洞爺湖サミットを前に記者団と。 ---
7/2 ポールソン
財務長官
米経済は「エネルギー価格、資本市場、住宅市場と、三つの逆風が直面している。」 欧州歴訪えお終えて。 ---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和