今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2011年11月23日(水)




おはようございます。



本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため

外為オンラインの高谷が書かせていただきますので

宜しくお願い致します。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州市場でスペイン国債入札も無難に結果となったものの、
    利回りは前月比で2倍以上に。急激な資金調達コスト上昇が目立つ。
  • ドル円は昨日の値幅とほぼ変わらず。米GDPの予想を下回る結果を受け
    市場はリスク回避の動きが優勢なるものの、その後は77円を上値に方向感に欠ける展開。
  • ユーロドルも米指標発表後、ドル円と同様に動かず。1.35でサポートされ小康状態。
  • NYダウは続落。米経済指標の悪化などから売り優勢。欧州債務懸念が
    根強いが、IMF短期融資制度(PLL)を創設するとの発表で若干後退した。
  • 債券市場はリスク回避の流れから続伸。価格は上昇、利回りは下落。
  • 金は急反発したものの、1700ドルが上値の格好に。原油も反発。
  • 7−9月GDP(改定値) → +2.0%(市場予想は+2.5%)
  • 11月リッチモンド連銀製造業指数 → ±0(市場予想は−2)



ドル/円76.89 〜 77.14
ユーロ/ドル1.3482 〜 1.3546
ユーロ/円103.90 〜 104.27
NYダウ−53.59 → 11,493.72ドル
GOLD+23.80 → 1,702.40
WTI+1.09 → 98.01ドル
米10年国債−0.038 → 1.917%


本日の注目イベント

  • 日   東京市場休場(勤労感謝の日)
  • 日   ASEAN+3財務相・中央銀行総裁会議
  • 独   独11月製造業PMI
  • 独   独11月非製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏11月製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏11月非製造業PMI
  • 英   BOE議事録
  • 米   10月耐久財受注
  • 米   10月個人所得
  • 米   10月個人支出
  • 米   10月PCE・コア・デフレーター
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   11月ミシガン大学消費者信頼感指数(11月)
  • 米   11月カンザスシティー連銀製造業活動
  • 加   カーニー・カナダ中銀総裁講演







欧州債務問題は根強く、じわじわと拡大を見せております。


昨日はスペインの短期国債の入札が行われ、目標値近くの資金は集められたそうですが、


利回りの平均が10月分の2.292%から5.110%まで上昇しておりました。


スペインまで市場の不安は広がっているのが如実に表れているのが分かります。


そして、フランスも格下げ懸念や利回りの上昇が注目されてきています。


市場はドイツ以外は信用できなくなっており、


今後ユーロ共同債の発行などに焦点が当たってくるのではないでしょうか。


依然、ユーロ圏から目が離せない状況は続きそうです。





ドル円、ユーロドルなど相変わらずのレンジ相場が続いています。


欧州の先行き不透明感や感謝祭を前に調整などが影響しているようです。


本日は東京タイムの動きは期待できなく、欧州勢が参加してくるまでドル円76円後半で


ユーロドルは1.35前半でもみ合う展開が予想されます。





テクニカルを確認しておきますと、


ドル円の「1時間足」以降の長い足などに200日移動平均線や一目均衡表の雲、ボリンジャーなどが


77円前半に重要なテクニカルが集中しております。


昨日も77円30銭程まで上昇しましたが「4時間足」の雲の下限や120日移動平均線を見ると


ちょうど、上値を抑えられた格好です。


77円30銭〜50銭がポイントとなってくるようです。





ユーロドルでは1.34〜1.36のレンジ相場の中、1.35を中心に推移しております。


「8時間足」で10月4日の安値を軸にトレンドラインを引きますと


サポートがされているのが確認できます。


さらに、10月28日に付けた高値からトレンドラインを引けば三角もち合いを形成しており、


そろそろ、どちらかに動き出しそうなので、欧米タイムでひと動きあってもおかしくなさそうです。





最後に気になりますのが豪ドルです。


対米ドル、対円ともに「日足」の一目均衡表で雲抜け、遅行スパンの逆転、転換線と基準線の逆転の


三役逆転となっています。


さらには、ボリンジャーも拡大しておりますので下落圧力が高まっています。


対米ドルではパリティ(等価)に戻せていないところも注目です。















What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
11/2 バーナンキ・FRB議長 「失業率は高すぎる。経済は望まれるような進展を見せていないとの見解に心から賛同する」FOMCで追加緩和を見送った後での記者会見で。     ----   
11/2 メルケル・独首相 「国民投票はまさにギリシャがユーロ圏に留まりたいかどうかをイエスかノーで問うものだ」記者団に。     ----   
11/11 イエレン・FRB副議長 欧州の債務危機を鎮静化させるためには「欧州指導者の力強い行動が必要」講演で。     ----   
11/11 シュタルク・ECB理事 「政策金利がゼロ%に近い米国や英国、スイスの中央銀行と比べてECBには政策金利を動かす余地がなお残されている」スイス紙とのインタビューで。     ----   
11/14 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「われわれが向かっている方向は明るい」「一段の緩和を予想しないことにさらに違和感が無くなっている」講演で。     ----   
11/16 メルケル・独首相 「ドイツはユーロが維持、防衛されることを市場と世界に示す必要性を認識しており、国家主権の一部を移譲する用意がある」ベルリンの共同記者会見で。     ----   
11/16 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「金利は既に低水準にあるため、さらなる政策行動は経済に全く影響を及ぼさない、というのはよくある思い違いだ。実際に、統計分析ではその逆が示されている」講演で。     ----   
11/17 ダドリー・NY連銀総裁 「仮に追加的な資産購入が適切な措置ということになれば、その多くをMBSを通じて実行することは理にかなっている」」講演で。     ----   

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和