今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年7月23日(水)


おはようございます。


「誰でもよかった」・・・・。

また悲惨な事件がおきてしまいました。

昨夜、東京、八王子で、無差別の通り魔が情勢二人を刺し、一人が亡くなりました。秋葉原で起きた事件と同じです。

前回この欄で「親のしつけの問題」があると述べましたが、今回も33歳の独身男性の犯行です。33歳といえば、

われわれのころはほぼ結婚して子供が一人くらいいる年齢です。今の若い人たちは「晩婚化」で、その分昔と比べると

精神年齢も若いようです。30過ぎて結婚し、子供もいればもう少し成熟していたはずです。

「晩婚化」にはそれなりの社会的な要因などがあるでしょうが「所帯」をもっていれば少しは状況が違っていたのでは

ないでしょうか?いずれにしても、一般市民には防ぐことができない事件です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米銀大手ワコビアの四半期決算はサブプライム関連で120億ドル(約1兆2千億円)の損出計上と、今回の一連の決算発表ではもっとも悪い数字でした。
  • フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が講演で、金融政策の転換を示唆したことでドルが上昇。
  • WTI原油価格が大幅に下落。熱帯低気圧「ドリー」がメキシコ湾岸沿いの石油基地を避けられるとの見通しから大きく値を下げました。
  • 原油価格下落に伴い、NYダウはこの日も大幅に上昇。ドル/円も107円の節目を抜け107円45銭を示現しました。

ドル/円106.48 〜107.45
ユーロ/円169.10 〜 169.60
NYダウ+135.16 → 11,602.50ドル
Gold−15.20 → 948.50ドル
WTI−3.09  → 127.95ドル
米10年国債+0.059 → 4.105%


本日の注目点


米金融機関の四半期決算からドルが売られる展開を予想していましたが、ドル買い材料の前に軽く一蹴されてしまいました。

フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁による政策金利引き上げ示唆や原油価格の大幅下落、加えてダウの大幅高です。

ドル/円は107円近辺にある「200日移動平均線」を抜けた格好です。

完全に抜けたかどうかの判断は今すこし時間が必要かと思いますが、重要なレベルにいることは確かです。

このレベルを抜けて108円台に載せるようなら6月26日以来の水準を回復し、ドル買いが加速することも考えられます。

米金融機関の四半期決算はほぼ終え、今後は木曜、金曜に予定されている住宅関連の数字が着目されそうです。

下落が続いている住宅市場が下げ止まるのか、住宅購買意欲が回復しているのかを判断する材料となります。

昨日発表された米連邦住宅公社監督局(OFHEO)の5月住宅価格指数は前月比マイナス0.3%と下落してはいますが、

前月に比べ下落幅は縮小しています。個人的には、やや底値が見えてきたのかなと感じています。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/22 プロッサー
フィラデルフィア連銀総裁
「インフレは既に高すぎるし水準にある。」「金融政策の転換はすぐにでもおこなわれる べきであろう。」講演で発言。 ドル・円106円70近辺から107円台へ。
7/22 ワコビア 4−6月期決算でサブプライム関連で120億ドル(約1兆2千億円)の損出を計上。 ---
7/16 バーナンキ
FRB議長
ファニーメイ、フレディマックについて「経営破綻の恐れは無い。」下院で証言。 ---
7/16 バーナンキ
FRB議長
市場介入について「めったに実施されるべきではない。」としながらも「介入は市場が無秩序に混乱した場合に正当化される。」
と介入の可能性を否定しなかった。
ドル円103円後半から104円台へ
7/16 バーナンキ
FRB議長
最近の物価上昇について「高すぎる」と証言し、「物価の安定を維持することが我々に とって極めて重要だ。」と発言。 ドル円103円後半から104円台へ
7/15 ブッシュ
米大統領
「米国の金融システムは基本的に堅固だ。」「米経済は厳しい情勢にあるが、なお成長を続けている。」記者会見で。 ---
7/15 バーナンキ
FRB議長
米経済の現状について、金融市場、雇用、住宅などで「重大な試練に直面している。」と認識を示す。(上院での議会証言で) ---
7/11 バーナンキ
FRB議長
バーナンキ議長が公社幹部に、公定歩合での窓口貸し出しが可能と伝えたとロイター通信が報道。 ---
7/11 ポールソン
財務長官
ファニーメイ、フレディマックについて「現行の形態で支援する。」と発言し、国有化を否定。 ドル安、株安は加速。
7/9 トリシェ
 ECB総裁
インフレ加速を防ぐために「強い決意がある。」 欧州議会で発言。 ---
7/6 ブッシュ
米大統領
「米国は強いドル政策を信じている。米経済の強さはドルに反映されるべきだ。」 洞爺湖サミットを前に、日米首脳会談で。 ---
7/2 ブッシュ
米大統領
「米国は常に強いドル政策を支持してきた。」洞爺湖サミットを前に記者団と。 ---
7/2 ポールソン
財務長官
米経済は「エネルギー価格、資本市場、住宅市場と、三つの逆風が直面している。」 欧州歴訪えお終えて。 ---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和