今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2011年12月13日(火)




おはようございます。



本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため

外為オンラインの高谷が書かせていただきますので

宜しくお願い致します。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 格付け会社ムーディーズによるEU域内格付けの見通しの悪さが
    リスク回避の流れを加速させ、格付け会社フィッチの世界景気の不透明感の高まりの
    見通しもリスク回避に拍車をかけた。
  • ユーロドルは東京タイムからNYタイムまでリスク回避の
    ドル買いを受け下落を続け、200ポイント程下落した。
  • ドル円は依然、値幅は小さいものの、ドル買いの動きにつられ
    一時78円台に乗せる場面も。
  • NYダウは大幅に反落。格付け会社の見解から売り優勢に。
  • 債権市場は欧州債務問題の先行き不透明感から価格は上昇、利回りは下落。
  • 金も原油も大幅に反落。欧州不安は商品にも波及して大幅に売られる。
  • 11月財政赤字 → 1373億ドル(市場予想は1399億ドル)



ドル/円77.74 〜 78.00
ユーロ/ドル1.3163 〜 1.3277
ユーロ/円102.63 〜 103.29
NYダウ−162.87 → 12,021.39ドル
GOLD−48.60 → 1,668.20
WTI−1.64 → 97.77ドル
米10年国債−0.049 → 2.012%


本日の注目イベント

  • 独   12月ZEW景況感指数
  • 独   バイトマン・独連銀総裁講演
  • 欧   ユーロ圏12月ZEW景況感指数
  • 英   英11月消費者物価指数(CPI)
  • 米   11月小売売上高
  • 米   FOMC







週明けの金融市場全体でリスク回避の動きとなりました。


EU首脳会談が終わり、注目されていた格付け会社の評価が徐々に出始めています。


昨日はムーディーズが「EU首脳会議は域内格付け支援に十分ではない」との見通しと


フィッチが「世界景気の見通しは不透明感の高まりやGDP見通し引き下げ受け、依然として弱い」との


見通しが公表され、市場は「やはり」といった具合にユーロ売りに動きました。


さらには、格付け会社の中でも影響力のあるS&Pの見通しも控えています。


おそらく、上記の2社同様、ネガティブな見通しになろうかと思われますので、


ユーロ売りが継続されるのではないでしょうか。





ユーロ売りのトレンドになっていますが注意点としては、


シカゴ先物市場のユーロ売りポジションが先週発表分でも、未だ高水準の9万枚以上もありましたので、


何かポジティブサプライズがあった場合のショートカバー(買い戻し)には気をつけたいところです。





本日はスペイン、ギリシャ、ベルギーの短期債の入札が控えています。


今回は短期債だけですが、入札結果はもちろん利回りや流通市場も意識しなければなりません。


他には欧州委員会の四半期レポートや経済指標もいくつか予定されています。


欧州議会もありますので要人発言も気にした方が良さそうです。


もちろん、S&Pがいつ見解を示すかも分かりませんので、その点も忘れてはいけません。





ユーロ関係ばかり注目が集まるなか、影に隠れて本日はFOMCが予定されています。


追加緩和の可能性に関しては今回は低いと思われます。


最近は米経済指標の好結果が出始めるようになっていますので、


指標が改善しているの中での、新たな金融緩和は考えづらいでしょう。


さらに11月小売売上高も予定されています。


こちらに関してはクリスマス商戦が好調と言われていますので、期待したいものです。















What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
12/1 キング・イングランド銀行総裁 「根底にある原因を解決せず、銀行や国に流動性を供給するような処置で危機に取り組んでも、短期的な安心しか得られない」日米欧6中銀によるドル資金供給策に対して。     ----   
12/1 ブラード・セントルイス連銀総裁 「最近発表された経済指標は経済成長のペースの加速を示しており、FOMCは追加緩和を急ぐべきではない」講演で。     ----   
12/2 レーン・欧州委員 「欧州経済がリセッション入りしていることを、至るところで感じられるようになることは明白で、そのことはユーロ圏の現在の形での存続を危うくする可能性がある」講演で。     ----   
12/5 エバンス・シカゴ連銀総裁 「インフレ率が中期的に3%を超えない限りは、失業率が低下するまで政策金利を異例な低水準に据え置くとの方針をFOMCが表明すべきだ」講演で。     ----   
12/5 メルケル・独首相 「われわれは木・金両日にユーロ圏にとって重要で避けることのできない決断を下す」サルコジ仏大統領との会談後に。     ----   

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和