今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年7月25日(金)


おはようございます。


今年は梅雨明けと同時に夏休みが始まりました。

しかし、今年の夏休みはこれまでと違って「ガソリン高」の影響を受け、海に行くのに

電車で行く人が多いそうです。湘南海岸沿いの駐車場は去年とは様変わりでガラガラです、

とTVは報じていました。お盆の帰省ラッシュも「前年比12%も減る」と高速道路会社三社は

みているようです。

来月からまたまたガソリンが値上げされます。6円〜8円程度上がりそうで冗談でリッター200円だ

なんて言っていたのが現実味をおびてきました。

これだけガソリンが高ければ消費者のクルマ離れは当然で、ガソリンスタンドの経営者は頭が

痛いことでしょう。一方、東海道新幹線は、7/1〜7/21までの一日の利用客は昨年に比べて4%

増えているということです。

地球にとって「ガソリン高」はいいことのようですが、それにしてもこの価格なんとかなりませんかね。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 欧州時間にドイツIFO経済研究所が発表した景況感指数が97.5と市場予想を大幅に下回る数字に
    ドル買い/ユーロ売りの流れでNYはオープン。
  • このところ回復基調にあったNYダウがフォードの大幅な減益決算発表をきっかけに300ドル近い
    下げをみせました。
  • この日発表の米経済指数はいずれも景気後退を示す内容であったため、原油価格が上昇し株式と
    ドルが売られる典型的な下げパターンとなりました。
  • 週間失業保険申請件数 → 40万6千件(市場予想を大幅に上回る)
  • 中古住宅販売件数   → 年換算で486万戸(1999年の調査開始以来最低の水準)

ドル/円107.19 〜 107.82
ユーロ/円167.93 〜 168.70
NYダウ−283.10 〜 11,349.28ドル
Gold−0.50 〜 922.30ドル
WTI+1.05 〜 125.49ドル
米10年国債−0.119 〜 4.003%


本日の注目点

  • 米 耐久財受注
  • 米 6月一戸建て住宅販売件数
  • 米 ミシガン大学消費者信頼感指数

200日移動平均線を上に抜けたドル/円でしたが、NYでの米景気後退を示す数字に107円前半まで下げました。

テクニカル的には買いシグナルが点灯したことで下値を拾っていきたいところです。

レベル的には106円90−00あたりが狙い目になりそうです。
同様に、ユーロ/円についても166円20−30が

節目となりそうです。一方、米経済指標の悪化が続いており、103円台から反発したドルの頭をおさえる結果と

なっています。昨日発表の中古住宅販売件数は依然として低迷しており、在庫件数も相当積みあがっています。

改めて住宅市場の回復にはまだ時間がかるという印象を与えています。本日は新築住宅の販売件数は発表されますが

市場予想の50万戸を大幅に下回れば再びドル下降局面に入ることも考えられます。

テクニカルでのドル買いとファンダメンタルズからのドル売りという微妙な位置にいると言えます。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/16 バーナンキ
FRB議長
ファニーメイ、フレディマックについて「経営破綻の恐れは無い。」下院で証言。 ---
7/16 バーナンキ
FRB議長
市場介入について「めったに実施されるべきではない。」としながらも「介入は市場が無秩序に混乱した場合に正当化される。」
と介入の可能性を否定しなかった。
ドル円103円後半から104円台へ
7/16 バーナンキ
FRB議長
最近の物価上昇について「高すぎる」と証言し、「物価の安定を維持することが我々に とって極めて重要だ。」と発言。 ドル円103円後半から104円台へ
7/15 ブッシュ
米大統領
「米国の金融システムは基本的に堅固だ。」「米経済は厳しい情勢にあるが、なお成長を続けている。」記者会見で。 ---
7/15 バーナンキ
FRB議長
米経済の現状について、金融市場、雇用、住宅などで「重大な試練に直面している。」と認識を示す。(上院での議会証言で) ---
7/11 バーナンキ
FRB議長
バーナンキ議長が公社幹部に、公定歩合での窓口貸し出しが可能と伝えたとロイター通信が報道。 ---
7/11 ポールソン
財務長官
ファニーメイ、フレディマックについて「現行の形態で支援する。」と発言し、国有化を否定。 ドル安、株安は加速。
7/9 トリシェ
 ECB総裁
インフレ加速を防ぐために「強い決意がある。」 欧州議会で発言。 ---
7/6 ブッシュ
米大統領
「米国は強いドル政策を信じている。米経済の強さはドルに反映されるべきだ。」 洞爺湖サミットを前に、日米首脳会談で。 ---
7/2 ブッシュ
米大統領
「米国は常に強いドル政策を支持してきた。」洞爺湖サミットを前に記者団と。 ---
7/2 ポールソン
財務長官
米経済は「エネルギー価格、資本市場、住宅市場と、三つの逆風が直面している。」 欧州歴訪えお終えて。 ---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和