2011年12月28日(水)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
東京市場
- 米経済指標の結果はまちまち。期待された住宅関連指標が依然低迷する
一方、信頼感指数は大幅に好転。 - ドル円は77円台後半でもみ合い77円80銭まで下落したものの、
動意はみられず、77円台後半で一進一退。 - 市場ではややドル安が進み、ユーロドルも若干上昇し、1.30台半ばから
後半で推移。 - ロンドン市場が依然休場だったこともあり、全体的には盛り上がりに欠ける
展開。本日からは平常に戻るためユーロドルなどの値動きが注目される。 - 株式市場ももみ合いとなりダウは小幅安、ナスダックは小幅高。
- 債券相場は小幅に反発。信頼感指数の発表で売られたものの、その後は
しっかり。10年債利回りは2.0%台とやや低下。 - 金は3日続落。原油価格はホルムズ海峡で緊張が高まる可能性があることを
材料に6日続伸し、101ドル台に乗せる。 - 10月ケースシラー住宅価格指数 → −3.40
- 12月消費者信頼感指数 → 64.5
- 12月リッチモンド連銀製造業指数 →3
| ドル/円 | 77.80 〜 77.88 |
| ユーロ/ドル | 1.3057 〜 1.3078 |
| ユーロ/円 | 101.65 〜 101.82 |
| NYダウ | −2.65 → 12,291.35ドル |
| GOLD | −10.50 → 1,595.50 |
| WTI | +1.66 → 101.34ドル |
| 米10年国債 | −0.017 → 2.003% |
本日の注目イベント
- 日 野田首相訪印
- 日 11月失業率
- 日 11月鉱工業生産
- 欧 イタリア・短期債、ゼロクーポン債入札
クリスマス休暇が明けNY市場が戻ってきましたが、
欧州市場ではロンドンなどが休場だったため値動きは限定的でした。
そのロンドンも本日から通常通りに戻ります。
実質的には本日から2012年度相場がスタートすると言えます。
ドル円は相変わらず値動きが鈍く、値幅も出ません。昨日は78円台にも届かず上値の重い展開が続いています。
依然として78円20−30銭あたりが重要な節目と観られており、この水準が抜けるのかどうか意識されます。
下値も77円70銭あたりがサポートされそうですが、重要なのは77円半ばが抜けるかどうかです。
ユーロドルが市場全体を大きくけん引しない限りは上記レンジが抜けずに、
このレンジの中で越年する可能性もありそうです。
ユーロドルもユーロ売りのポジションが高水準の割には本格的な買い戻しが出ていません。
おそらく1.31台半ばから1.32にかけては「ストップロス」のユーロ買いもあるものと思われますが、
その水準に届く前に下落しているため発動されないという状況かと思います。
ユーロドルについてはやはり来年に向け下落基調をたどると観るのが順当でしょう。
欧州債務危機が収束するメドが立たず、万が一の場合の安全網も依然資金不足です。
今後域内の国債がデフォルトに陥る可能性がないといった見方が優勢となり、
債券相場が安定に向かうにはドイツとECBの役割が極めて重要になります。
既に「メルコジ」ではなく、ドラギECB総裁と関連で、「メルドラ」の対応が市場の注目を集めそうです。
今日から明日にかけてはイタリアの短期債や10年債の入札が予定されています。
昨日のイタリア国債はやや下落していましたが、この入札が不調に終わると再びユーロ売りが活発になりそうです。
ユーロが下落した際に1.30台を割り込むのか、
あるいはさらに下落し直近安値の1.2945を割り込むのかどうかが注目されますが、
長期的な下落傾向に歯止めはかからないと予想しています。
住宅関連指標の中でも最も遅く発表されるケース・シラー住宅価格指数が予想を下回る結果でした。
全米20都市を対象にした住宅価格は、19都市で下落し、上昇したのはアリゾナ州のフェニックスだけでした。
特に戸建て住宅では価格の下落が止まっておらず、
このところ堅調だった住宅市場の底入れに感に水を差す結果となりました。
指数を発表したS&Pも「市場は分断化されており、さまざまな市場で異なった状況が展開されている。
住宅価格が下げ止まったと判断するには時期尚早だ」との見方を示しています。
しかし、12月に入って発表された住宅関連指標は、新築、中古ともに大幅に改善しています。
今後在庫が整理されれば、価格の下落も止まり上向くとの見方は維持しておきたいと思います。
今日もアジア市場での値動きは期待できないでしょう。
欧州が本格的に参入して来るのを待ち、イタリアなどの国債の値動きを確認しながらの展開になりそうです。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 12/1 | キング・イングランド銀行総裁 | 「根底にある原因を解決せず、銀行や国に流動性を供給するような処置で危機に取り組んでも、短期的な安心しか得られない」日米欧6中銀によるドル資金供給策に対して。 | ---- |
| 12/1 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「最近発表された経済指標は経済成長のペースの加速を示しており、FOMCは追加緩和を急ぐべきではない」講演で。 | ---- |
| 12/2 | レーン・欧州委員 | 「欧州経済がリセッション入りしていることを、至るところで感じられるようになることは明白で、そのことはユーロ圏の現在の形での存続を危うくする可能性がある」講演で。 | ---- |
| 12/5 | エバンス・シカゴ連銀総裁 | 「インフレ率が中期的に3%を超えない限りは、失業率が低下するまで政策金利を異例な低水準に据え置くとの方針をFOMCが表明すべきだ」講演で。 | ---- |
| 12/5 | メルケル・独首相 | 「われわれは木・金両日にユーロ圏にとって重要で避けることのできない決断を下す」サルコジ仏大統領との会談後に。 | ---- |
| 12/14 | バイトマン・ドイル連銀行総裁 | 「(イタリアは)7%超の金利で何年も生き延びられる。取るべき道はECBが国債を買い支えることではなく、イタリアが必要な財政措置を実行できると証明する機会を与えることだ」講演で。 | ---- |
| 12/15 | ダドリー・NY連銀行総裁 | 「現時点では、欧州から米国に波及し得る影響に対応するためFRBが追加措置を取ることは想定していないが、状況を引き続き注意ぶかく見守る」講演で。 | ---- |
| 12/23 | ビニスマギ・ECB理事 | 「ユーロ圏にデフレリスクが浮上することがあれば、ECBは量的緩和を政策として駆使することを避けるべきではない」講演で。 | ユーロドル1.30台後半から→ 1.30台前半に。 |
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