2012年1月13日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ユーロは大幅に反発。ECBのドラギ総裁は政策金利据え置きを決めた
後の記者会見で、深刻な逼迫(ひっぱく)を阻止したと発言。 - さらにこの日行われたスペインとイタリア国債の入札が好調で、
スペイン国債の発行額は目標上限のほぼ2倍となったことなどが材料となり、
ユーロドルは一時1.2846まで反発。1.26台半ばまで下落した後の
戻り高値を上回った。 - ユーロ円もユーロ高に引っ張られ98円台半ばまで反発。
- ドル円は値動きの無い中、小幅に下落。76円67銭まで売られた後は
76円70銭前後でもみ合い。 - 株式市場は小幅に反発。スペインの国債入札の好調を背景に半導体株などが
上昇。ダウは21ドル高で引ける。 - 債券相場は前日比ほぼ変わらず。30年債入札が不調だったこともあり、
価格は下落。10年債利回りは1.92%台に。 - 金価格は3日続伸。原油はEUがイラン産原油の輸入禁止措置を先送りする
可能性が出てきたことから続落し、100ドルの大台を割り込む。 - 週間失業保険保険申請件数 → 39.9万件
- 12月小売売上高 → +0.1%
| ドル/円 | 76.67 〜 76.91 |
| ユーロ/ドル | 1.2715 〜 1.2846 |
| ユーロ/円 | 97.76 〜 98.55 |
| NYダウ | +21.57 → 12,471.02ドル |
| GOLD | +8.10 → 1,647.70 |
| WTI | −1.77 → 99.10ドル |
| 米10年国債 | +0.019 → 1.925% |
本日の注目イベント
- 欧 11月ユーロ圏貿易収支
- 欧 イタリア5年債入札
- 米 11月貿易収支
- 米 1月ミシガン大学消費者信頼感指数
- 米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
- 米 10−12月期決算発表 → JPモルガン・チェース
ユーロドルが反発し1.28台半ばまで買い戻しが進みました。
久しぶりに欧州に好材料がでた一方、米国では小売売上高が予想を下回ったことや、失業保険申請件数も予想された程
減少していなかったことから、「ドル売りユーロ買い」が進みました。
ユーロドルは一時1.2846まで反発しましたが、この水準は「1時間足」の200日移動平均線があり、絡んではいるものの
完全には抜けきれずに反落しています。
200日移動平均線に抑えられた格好です。
今週火曜日の反発時には1.2819まで上昇し、その後反落に転じましたが今回はその水準を上回ったことになります。
今後は上記レジスタンスポイントである1.28台半ばを明確に上抜けすれば、ショートポジションの買い戻しがさらに加速し
1.30前後まで値を戻す可能性も出てきました。
上値が重いことは確認済みですが、ポジションと相場感の偏りには引き続き注意が必要です。
ECBは理事会で予想通り政策金利を1.0%に据え置きました。
ドラギ総裁は記者会見で、昨年12月におこなった資金供給の成果を強調し、さらに経済については安定の兆しがあるとしながらも
「不透明感は極めて高い。あらゆる展開を見守りいつでも行動できるようにする」と述べています。
また、今後の利下げの可能性について問われた同総裁は「インフレ見通し次第だ」と答え、利下げの可能性を排除しませんでした。
昨年11と12月に立て続けに利下げに踏み切ったことから、現状ではその効果を見極めており、場合によってはさらなる金融緩和の
可能性も残した格好になっています。
ドル円は引き続き活発な値動きが観られませんが、近視眼的に観ると77円がやや壁となり、昨日は76円75銭を下抜けしています。
ユーロが買い戻されたことで「ドル安」が進み、ドル円でもドルが若干売られたものと思いますが、
77円が壁になったと見れば76円50銭を試す可能性も出てきそうです。ただ、いずれにしてもまだ明確な方向感は出ていないと思われ
引き続きユーロドル、ユーロ円の動きに影響される展開が予想されます。
本日もイタリアでは5年債の入札が実施されます。
昨日の入札は好調でしたが、本日のそれが好調がどうかは不透明です。
さらにイタリアでは今月末にかけては連日入札が予定されていることから、依然「最大の懸念材料」であることには変わりはありません。
米12月の小売売上高が市場予想に届きませんでした。
前月比+0.1%と、市場予想の+0.3%からはかい離したことに、やや意外感を持っています。
クリスマス商戦が好調だったことは伝えられており、むしろ上振れする可能性も予想されていただけに、米個人消費の回復にはまだ時間が
かかるということの様です。
主要13項目のうち7項目で増加したと伝えられていますが、自動車を除くと前月比マイナスになるなど盛り上がりに欠けています。
労働市場の改善に伴って、個人消費と住宅も回復基調にあると観られますが、そのスピードはどうやら緩やかなようです。
豪ドルが堅調に推移しています。
このところのユーロの急激な下げにも関わらず、対米ドルでは1.02−1.03台で安定しています。
昨日もNY市場では1.0376まで上昇しましたがこの水準が抜けきれません。
ここは昨年12月9日と今年4日にもテストをし、抜けきれずに押し戻されてきた水準です。
現在かなり重要なレジスタンスポイントになっていると観られます。
オーストラリアについては今後さらに追加利下げの見通しもあり上値は限られとの見方もありますが、資源価格が堅調で、為替市場では
欧州からの資金流出が顕著になっているためその「受け皿」になっている面もあります。
このため「ユーロ売り、豪ドル買い」の流れが加速して、ユ−ロドルとの相関性が薄れてきてはいますが、ユーロが一段と下落した場合には
豪ドルもつれ安になることは十分考えられます。
NYダウとの関連性が強いことから、NY株式市場の堅調さにも影響されている部分もあるため、間もなく本格化する米10−12月期決算の
行方にも注意が必要です。
昨日、今日と朝方は一気に冷え込んできましたが、冬本番はこれからです。
良い週末を・・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 1/4 | ユンケル・ユーログループ議長 | 「ギリシャならびにユ−ロ圏全体にとって、ドラクマへの回帰は選択肢にない。ギリシャ政府はこうしたシナリオを真剣に検討していないことを昨日確認した」ドイツのラジオ局に対して。 | ---- |
| 1/5 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「米国ではインフレ目標の導入が非常に近いと考えている。FOMCの全員が一丸となって取り組む良い機会となるだろう」ブルームバーグラジオで。 | ---- |
| 1/11 | メルケル・ドイツ首相 | 「他のメンバー国にもその準備があるなら、ドイツは場合によってESM発足時より多くの資本を拠出する用意がある」独伊首脳会談後に。 | ---- |
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