今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2012年2月21日(火)




おはようございます。



ひと目で分かる昨晩の動き

欧州市場

  • NY市場が休場のため主要通貨の値動きは限られ、昨日の
    アジア時間のレンジ内に収まる。
  • ドル円は欧州時間開始直後ややドル売りが優勢となり、
    79円37銭まで下落したが、その後切り返し79円半ばでの取引に終始。
  • ユーロドルも同様に一旦は売られ1.31台に下落するも、反発し
    1.32台後半まで買い戻される。
  • 現地時間20日の夜から始まったユーロ圏財務相会合で、ギリシャへの支援が
    承認されるとの見通しからユーロが堅調に推移。





ドル/円79.37 〜 79.63
ユーロ/ドル1.3182 〜 1.3277
ユーロ/円104.65〜 105.57
NYダウ --- → 12,949.87ドル
GOLD --- → 1,725.90ドル
WTI --- → 103.24ドル
米10年国債+0.016 → 2.000%


本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録
  • 豪   スティーブンス・RBA総裁、パネルディスカッションに参加
  • 欧   EU財務相会合
  • 欧   ユーロ圏2月消費者信頼感
  • 加   カナダ12月小売売上高








昨日のアジア時間に79円89銭まで上昇したドル円は、欧州市場が始まった直後にはドル売り先行で


取引が開始され、ドル円は79円37銭まで下落しまたが、その後は切り返し79円台の半ばで一進一退を


繰り返しています。


80円台を試す展開は観られなかったものの、下落幅も限定的だったことで、依然としてドルが堅調に推移していると


考えられます。





従って、昨日の79円89銭の高値からの下落幅は「調整」とは観られず、依然として上昇基調を維持していると考えられます。


既に何度か述べているように、ここからさらに一本調子でドルが上昇する展開は、米金利水準などから観て考えにくい状況です。


調整局面に入り、米景気の回復期待の高まりから米長期金利が2%台で定着し、さらに一段高を見込める状況になって、


ドル円のさらなる上昇に繋がって行くのではないかと予想しています。


調整幅としては、78円前後までの下落か、勢いがあれば77円前半程度と予想してはいますが、もちろんその水準を


大きく割り込んで来れば、再び元の位置に戻る危険性があると考えておかなければなりません。





現在の値動きは、「押し目を拾いたい」と思って注文しても約定されない展開が続いている一方、「売り注文」が約定され易い


展開です。


明らかにこれまでの値動きとは異なってきたことに気がつきます。


テクニカルでも「日足」までの短期的なチャートではドル高に展開しており、今後は「週足」など中長期のシグナルが


ドル高を示すかどうかの段階にいます。


80円台に乗せ、80円台後半にある「雲」を完全に上抜けすれば「ドル高」に転換した可能性が高いと考えますが、


足元ではまだ確認できません。





ドル円は、連休明けのNY市場がどのような反応を見せるのかを確かめたいといったムードもあり、今日の日中は大きな


値動きは期待しにくいと思われます。


また、東京市場が開いている時間内にユーロ圏財務相会合の決定内容も伝わってくると思われます。


さすがに、今回の会合では「延期」はないものと思いますが、ある程度決定内容を織り込んでいる市場ですが、


これまでの値動きを観ると、それでも大きな値動きに繋がっていることから注意が必要です。


ドル円は79円台半ばを維持できるかどうかに注目しています。


今夜のNY時間まで79円台半ばを維持できれば、再度79円後半から80円をテストする可能性があると


考えているからです。












What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
2/1 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 「12月のFOMC以降、経済情勢は特に雇用面で緩やかに改善した。金融政策のさらなる緩和を正当化するものはほとんど見当たらない」講演で。     ----   
2/2 バーナンキ・FRB議長 「特に厄介なのは、長期失業者が異例に高い水準で存在することだ。失業期間が半年を超えているのは、失業者全体の4割余りに上る」議会証言で。     ----   
2/6 ベニゼロス・ギリシャ財務相 「国家を救い、ユーロに残留することは大な犠牲を意味する」アテネで記者団に。     ----   
2/6 ユンケル・ユーロ圏議長 「要するに(財政赤字の削減)実施がなければ資金供与もしないということだ」緊急のユーロ圏財務相会合終了後に。     ----   
2/14 白川・日銀総裁 「実質的なゼロ金利政策と金融資産の買い入れ等の措置により、協力に金融緩和を推進していく」追加緩和決定後の記者会見で。 ドル円77円台半ばから→ NYでは78円台半ばに

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和