2012年2月24日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は緩やかに下落。80円台でのもみ合いから上値が
やや重くなり、NYでは一時79円86銭まで下落。この下落
は100日移動平均線(1時間足)に抑えられた格好となり、
80円付近まで戻して取引を終える。 - これまでほぼ一本調子で上昇していたことで利益確定の売りや、
ユーロドルで、ドル安が進んだことが背景。 - 2月のifo景況感指数が7ヵ月振りに好調だったことからユーロ買いが
加速し、ユーロドルは約2ヵ月ぶりに1.33台後半まで上昇。
ユーロは対円でも107円まで上昇し、こちらは昨年11月初旬以来の水準。 - EUの欧州委員会は、ユーロ圏の今年のGDPがマイナス成長になると
発表。ユーロ圏17ヵ国のうち、独仏など数ヵ国はプラス成長だが、多くの国が
マイナス成長になるとの見通し。 - 株式市場は反発。失業保険申請件数が前週と変わらず低水準だったことを受け、
ダウは46ドル高で引けた。しかし、1万3000ドル台の大台回復には至らず。 - 債券相場は前日とほぼ変わらず。7年債入札は好調で、10年債利回りも
2%を割り込む。 - 金、原油は続伸。原油価格はイラン情勢を背景に6日続伸し107ドル台
まで上昇。約9ヵ月半ぶりの高値を記録。 - 週間失業保険申請件数 → 35.1万件
- 12月住宅価格指数 → +0.7%
| ドル/円 | 79.86 〜 80.31 |
| ユーロ/ドル | 1.3270 〜 1.3379 |
| ユーロ/円 | 106.45 〜 107.00 |
| NYダウ | +46.02 → 12,984.69ドル |
| GOLD | +15.00 → 1,786.30ドル |
| WTI | +1.55 → 107.83ドル |
| 米10年国債 | −0.005 → 1.995% |
本日の注目イベント
- 豪 スティーブンス・RBA総裁、下院で証言
- 独 独10−12月GDP(確報値)
- 欧 イタリア国債入札
- 米 1月新築住宅販売件数
- 米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 米 ダドリー・NY連銀総裁講演
ドル円が若干調整局面を迎え、昨日の海外市場ではややドルが売られ、円が買われる展開になっています。
前日のNY市場では80円40銭までドルが上昇。その流れを受けた昨日の東京市場でも80円35銭までドル買いが
進みましたが、NYのドル高値水準は抜けずに80円台前半でもみ合い、結局80円を割る展開でした。
ここ2週間の動きは、本来ドル売り傾向の強い東京市場でドル買いが進行し、NY市場でのドル高値を抜く場面が多く
観測されましたが、昨日の東京はさすがに勢いがありませんでした。
しかし、下落したとは言っても深押しはなく、79円86銭で下げ止まっています。
ここは「100日移動平均線」(1時間足)で見事に止められており、この下には79円75銭もサポートとして控えていることから、
最大でも「200日移動平均線」がある、79円17銭では下げ止まると観ております。
このところ筆者は「調整」という言葉を頻繁に使っていますが、相場のトレンドの継続は「健全は調整」があって、はじめて
そのトレンドが継続されるものと考えています。
上げるにしても、下げるにしても、一方的な動きは長続きしません。
その意味からしても、ドル円が85円に向かう過程では「調整」が必要です。
昨日の下落幅はまだ「調整」が済んだとは言えないと観ています。
上述のように79円台前半、もしくは78円半ばくらいの「調整」は必要ではないでしょうか。
ユーロドルが1.33台後半まで上昇し、直近の戻り高値を抜いてきました。
昨日発表されたドイツのifo景況感指数が事前予想を上回ったことで買いが優勢となった模様ですが、一方で
EUはユーロ圏の経済成長見通しを下方修正しています。
重債務国は緊縮財政政策の影響でマイナス成長になると観られ、独仏などは債務負担の影響からかろうじてプラス成長を
維持するとの見方です。
ギリシャ問題がいったん収束に向かい「最悪の事態」は回避できたことで、市場はやや「標的」を失った感があります。
しかし、ギリシャでは今後も国債の大量償還が控えており、「デフォルト懸念」が完全に無くなったわけではありません。
マイナス4%を超える経済成長が見込まれているギリシャが、今後財政再建を遂行できるのかどうか市場の疑念は消えていません。
仮に第3次金融支援という話になった場合、さすがにドイツは首を縦に振ることはないだろうと思います。
投機筋のユーロ売りポジションは減少していますが、未だ高水準です。
従って、ユーロ下落時にはサポート要因にはなりますが、上記のようにユーロ圏の実体経済を考えると、この水準から大きく反発
するとも思えません。
今後はギリシャ債務の負担による欧州銀行の資本不足問題や、景気に配慮したECBの利下げなどのユーロ売り材料も控えています。
1.34〜1.35台が上値の限界ではないかと予想しております。
出勤途中、既に梅の花が咲いていました。
いよいよ本格的な花粉症シーズンです。
良い週末を・・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 2/1 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 「12月のFOMC以降、経済情勢は特に雇用面で緩やかに改善した。金融政策のさらなる緩和を正当化するものはほとんど見当たらない」講演で。 | ---- |
| 2/2 | バーナンキ・FRB議長 | 「特に厄介なのは、長期失業者が異例に高い水準で存在することだ。失業期間が半年を超えているのは、失業者全体の4割余りに上る」議会証言で。 | ---- |
| 2/6 | ベニゼロス・ギリシャ財務相 | 「国家を救い、ユーロに残留することは大な犠牲を意味する」アテネで記者団に。 | ---- |
| 2/6 | ユンケル・ユーロ圏議長 | 「要するに(財政赤字の削減)実施がなければ資金供与もしないということだ」緊急のユーロ圏財務相会合終了後に。 | ---- |
| 2/14 | 白川・日銀総裁 | 「実質的なゼロ金利政策と金融資産の買い入れ等の措置により、協力に金融緩和を推進していく」追加緩和決定後の記者会見で。 | ドル円77円台半ばから→ NYでは78円台半ばに |
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