今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2012年3月13日(火)




おはようございます。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は小動き。82円台半ばから上値がやや重くなってきたものの、
    米長期金利の上昇などもあり、82円台は維持。82円10−30銭での
    もみ合いに終始。
  • ユーロドルはアジア、欧州市場でともに1.31台を割り込む場面があったが、
    ギリシャへの第2次支援が14日にも実施されるとの見通しから買い戻しが入り、
    1.31台半ばで引ける。
  • 株式市場は続伸。ダウは37ドル高で取引を終え、1万3000ドル台には
    届かず。取引は低調でFOMCの結果を見極めたいとのムードが支配的。
  • 株価の上昇を手掛かりに、債券相場は小幅に続落。10年債利回りは
    小幅に上昇し2.037%で取引を終える。
  • ユーロ以外の通貨でドルが買い戻されたことで、金、原油はともに反落。
    原油価格は1700ドル台を割り込む。





ドル/円82.12 〜 82.30
ユーロ/ドル1.3102 〜 1.3159
ユーロ/円107.76 〜 108.24
NYダウ+37.69 → 12,959.71ドル
GOLD−11.70 → 1,699.80ル
WTI−1.06 → 106.34ドル
米10年国債+0.007 → 2.037%


本日の注目イベント

  • 日   白川日銀総裁記者会見
  • 独   独3月ZEW景況感指数
  • 独   バイトマン・独連銀総裁講演
  • 欧   EU財務相会合
  • 米   2月小売売上高
  • 米   FOMC








ドル円は底堅い動きを続けています。


昨日は82円半ばを明確に上抜けできなかったことから、海外市場にかけては82円割れを一度試すのでは


ないかと観ていましたが、82円10銭近辺まで下げたものの、82円割れは一度もありませんでした。br>

NY株式市場が小じっかりであったことから、米10年債利回りも小幅に上昇し、これがドルを支える格好となり、


大きく崩れる状況ではありませんでした。





82円では実需のドル売りも観られ、昨日は豪ドル円など、クロス円の売りも観測されましたが、ドル買い円売りにも


根強いものがあったようです。


ただ昨日もここで記述しましたが、ダウが1万3000ドル台を回復して大きく上昇する気配がなく、昨日のNYでは


「好材料が先取りされていた」ため、「ここからの上昇にはさらに好材料が必要」と言った意見が聞かれ、NY株式市場の


下落の可能性は低くはありません。





従って、ここからのドル円の上昇には慎重さが求められそうです。


再び82円台の半ばを抜け83円を覗きに行く可能性はありますが、これまでの様なスピードを伴っての上昇は


考えにくいと思います。


もう一段上昇した際には、ある程度利益を確定し、ロングで攻めるのであれば、十分引きつけてからエントリーすべきと


考えます。





本日は9時から日銀金融決定会合が開かれ、終了後ただちに結果が公表されます。


さらに、午後3時半からは白川総裁の会見も予定されており、今回の会合はこれまでになく注目されているようです。


前回2月14日には10兆円の追加緩和が発表され、さらに1%のインフレのメドも公表されたことは記憶に新しいところです。


日銀は、物価上昇率が1%になるまで最大限の努力を行うと表明していることから、今回も「さらなる追加緩和があるのでは」との


期待も高まっています。





仮に追加の緩和策が実施された場合には、基本的には期間2年程度までの国債を購入しているものを、3−5年程度まで


引き延ばすのではとの観測もあります。


また、前回の緩和からそれほど時間もたっていないことから、追加緩和は見送り、「前回の緩和実施後の影響を見極める」


といったコメントもあるかもしませんが、その場合やや円高方向に振れるかもしれません。





今夜には米国でもFOMCが開催されることから、日米緩和競争でどちらが一歩前に出るかが、今後の為替相場に大きな意味を


持ってくるように思います。


80ー85円のレンジを上抜けするのか、あるいは80円の底堅さを試しに行くのか、日米の金融政策と株価の行方に


注目したいと思います。












What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
2/29 バーナンキ・FRB議長 労働市場は「前向きな進展」が見られるが、「雇用市場は依然として正常な状態からは程遠い」半期に一度の議会証言で。 ドル円80円半ば → 81円台前半に
3/2 ブラード・セントルイス連銀総裁 「現在は米景気にとって状況が改善しているようであり、成り行きを静観する時期だ」追加緩和は不要との立場を示す。カナダのテレビ局とのインタビューで。 ----

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和