今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年8月4日(月)


おはようございます。


連日暑い日が続いています。

海へ山へ故郷へと、「民族大移動」もまもなく始まります。

主要高速道路の大渋滞もことしはガソリン高に影響で多少減るのではと予想されていますが、どうでしょう?

原油価格が下がっているにもかかわらず、今月からまたガソリン価格が上がりました。近所のスタンドでは

レギュラー185円に看板が替わっていました。もはやクルマは「ぜいたく品」になってきているのでしょうか?


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 朝方発表された雇用統計では、非農業部門雇用者数は市場予想より良かったものの、 失業率が5.7%と前月比0.2ポイント悪化したことでドルが売られました。
  • 前日のGDP同様、この日も米経済の悪化が確認され、市場は更に低迷が続くとの予想が支配的に。
  • この日はGMの四半期決算が大幅な赤字だったことで、NYダウ全体が下げ、WTI原油価格は 上昇したものの比較的小動きでした。
  • 7月非農業部門雇用者数 →マイナス51000人
  • 7月失業率 → 5.7%
  • 月ISM製造業景況指数 →50.0%

ドル/円107.28 〜107.85
ユーロ/円166.98 〜 167.61
NYダウ−51.70 → 11,326.32ドル
Gold−5.20  → 917.50ドル
WTI+1.02  →125.10ドル
米10年国債−0.017 → 3.937%


本日の注目点

  • 欧 英HSBC4−6月期決算発表
  • 米 6月個人消費支出

先週後半のGDP,雇用統計は共に米経済の減速を示す内容で、改めて減税の効果は剥げ落ち、

個人消費の低迷、内需の弱さが確認されたようです。チャートで見る限り、ドル/円はしっかりです。

107円あたりが最初のサポートと見られますが、米経済の軟調を背景にどこまでドルが売られるかが注目

されるところです。

ここへきてユーロ圏のファンダメンタルズに陰りがでてきており、ユーロが対ドル,対円で下げ足を

速めています。ユーロ圏経済を牽引してきたドイツの経済成長に急ブレーキがかかってきたからです。

先週発表されたユーロ圏7月のCPIは4.1%でした。6月の4%を上回り、1999年のユーロ導入以来

最悪の数字です。一部に年内のユーロ政策金利利下げの予想もありますが、4.1%という数字が

持つ重みとECBのスタンスを考えたら利下げはありえず、むしろ年内の追加利上げを否定できないと思います。

テクニカルとファンダメンタルズの綱引きは続きそうですが、結局、中長期で観ればファンダメンタルズが

相場に反映されて来ると考えています。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
7/28 複数のメディア 2009年会計年度(2008/10〜2009/9)に米財政赤字は過去最高の4800億ドルから 4900億ドルに達するとの見通しを発表。 ---
7/28 スターン
ミネアポリス連銀総裁
「信用収縮はさらに悪化する可能性がある。」と発言したと英紙が報道。 ややドル安へ
7/22 プロッサー
フィラデルフィア連銀総裁
「インフレは既に高すぎるし水準にある。」「金融政策の転換はすぐにでもおこなわれる べきであろう。」講演で発言。 ドル・円106円70近辺から107円台へ。
7/22 ワコビア 4−6月期決算でサブプライム関連で120億ドル(約1兆2千億円)の損出を計上。 ---
7/16 バーナンキ
FRB議長
ファニーメイ、フレディマックについて「経営破綻の恐れは無い。」下院で証言。 ---
7/16 バーナンキ
FRB議長
市場介入について「めったに実施されるべきではない。」としながらも「介入は市場が無秩序に混乱した場合に正当化される。」
と介入の可能性を否定しなかった。
ドル円103円後半から104円台へ
7/16 バーナンキ
FRB議長
最近の物価上昇について「高すぎる」と証言し、「物価の安定を維持することが我々に とって極めて重要だ。」と発言。 ドル円103円後半から104円台へ
7/15 ブッシュ
米大統領
「米国の金融システムは基本的に堅固だ。」「米経済は厳しい情勢にあるが、なお成長を続けている。」記者会見で。 ---
7/15 バーナンキ
FRB議長
米経済の現状について、金融市場、雇用、住宅などで「重大な試練に直面している。」と認識を示す。(上院での議会証言で) ---
7/11 バーナンキ
FRB議長
バーナンキ議長が公社幹部に、公定歩合での窓口貸し出しが可能と伝えたとロイター通信が報道。 ---
7/11 ポールソン
財務長官
ファニーメイ、フレディマックについて「現行の形態で支援する。」と発言し、国有化を否定。 ドル安、株安は加速。
7/9 トリシェ
 ECB総裁
インフレ加速を防ぐために「強い決意がある。」 欧州議会で発言。 ---
7/6 ブッシュ
米大統領
「米国は強いドル政策を信じている。米経済の強さはドルに反映されるべきだ。」 洞爺湖サミットを前に、日米首脳会談で。 ---
7/2 ブッシュ
米大統領
「米国は常に強いドル政策を支持してきた。」洞爺湖サミットを前に記者団と。 ---
7/2 ポールソン
財務長官
米経済は「エネルギー価格、資本市場、住宅市場と、三つの逆風が直面している。」 欧州歴訪えお終えて。 ---

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和