今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2012年4月6日(金)




おはようございます。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は上値の重い展開が続き、海外市場では再び82円割れをテスト。
    新規申請件数が減少していたことを材料に82円台半ばまで戻したものの、
    本日発表の雇用統計を観たいとの雰囲気が優勢で小動き。
  • ユーロドルは続落。スペインやイタリアの国債利回りが上昇したことで
    債務危機への連想が拡大。ユーロドルは1.3035まで下落し、ユーロ円も一時
    106円台まで下落。
  • 株式市場はまちまち。欧州不安の再燃懸念から売られる場面もあったが、経済指標の
    好転から反発する場面もあった。結局ダウは14ドル安でナスダックは小幅高。
  • 債券相場は小幅ながら続伸。欧州不安の再燃懸念が拡大したことで、債券への需要が
    高まる。10年債利回りは2.18%台まで低下。
  • 金、原油はともに反発。前日の大幅安の反動との見方が優勢。
  • 新規失業保険申請件数 → 35.7万件





ドル/円81.88 〜 82.44
ユーロ/ドル1.3035 〜 1.3081
ユーロ/円106.96 〜 107.69
NYダウ−14.61 → 13,060.14ドル
GOLD+16.00 → 1,630.10ドル
WTI+1.84 → 103.31ドル
米10年国債−0.04→ 2.182%


本日の注目イベント

  • 全   シドニー、香港、ロンドン市場休場(イースター休暇)
  • 日   3月景気動向指数
  • 日   3月上中旬貿易収支
  • 米   3月雇用統計
  • 米   米グッドフライデーのため金融市場は休場








ドル円はやや上値の重い展開が優勢の様です。


82円台半ばが少ずつ頭を押さえられる展開で、82円台割れを試すものの、こちらも一気に81円台前半まで円を


買い進める動きもありません。


欧米の株価が軟調なことから、日経平均株価も下げ基調で、昨日は9800円割れまで売られ、今朝も軟調な展開が


続き、寄りつき直後は前日比90円ほど下げています。





株価の下落はドル円では円買いに作用し、さらに昨日の欧州市場ではスペインとイタリアの国債が売られ、スペイン国債は


約4ヵ月ぶりに5.8%台まで上昇し、イタリア国債も5.5%台まで利回りが上昇(価格は下落)しています。


市場は欧主債務危機の再燃を懸念し、ユーロを売ると同時に円を買っているようです。


昨日は円だけではなく、安全通貨のスイスフランも買われ上昇しました。


特に対ユーロでは一時介入水準である1.20を割り込む場面もあり、その後反発したことで「スイス中銀による市場介入」


が実施されたのでないかとの観測もでています。





ドル円は足元では「リスク回避」の流れが支配的なことから、ドルの底値を探る展開が続いていますが、


一気に80円を割り込む展開は予想していません。


上述のように米株価は軟調ですが、債券相場はそれ程上昇しておらず、これが米長期金利の大幅下落に繋がってはいないからです。


また、今週公表されたFOMC議事録でも、追加緩和を実施する場合の「ハードルが高まった」との見方もあり、ドル売り材料には


繋がっていません。


もっとも、追加緩和の見送りは株式市場にとっては下落要因であることから、株価の下落に繋がっている面はあります。





昨日発表された新規失業保険申請件数は35.7万件と、こちらは着実に改善傾向を示しています。


年初の40万件前後の申請件数と比較すると改善度合いは一目瞭然です。


4日に発表されたADP雇用者数もまずまずの数字だったことから、本日の雇用統計も「4ヵ月連続の20万人増加」の可能性が


高まっています。





ただ、本日はイギリス圏の国々が「イースター」のため休場です。


NYでも債券市場と株式市場は休場で、為替市場のみが開いている状況です。


最重要指標の発表にも関わらず、市場参加者が極端に減少することから、結果が事前予想と大きくかい離した場合の


値動きには十分注意が必要です。





良い週末を・・・・。












What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


日時 発言者 内容 市場への影響
4/3 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「かなり深刻な状況にならない限り、追加の量的緩和を私は支持しない。見通しは十分明るいため、追加緩和が必要だとは思わない」ブルームバーグ・ラジオとのインタビューで。 ----
4/4 ドラギ・ECB総裁 「出口戦略について語るのは時期尚早だ。景気見通しには引き続き下振れリスクがあり、インフレは中期的には抑制された状態が続く」定例理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.31台半ばから→1.31割れ目前に

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和