2012年4月23日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は今週から相次いで開催される日米の金融政策会合の
結果を見極めたいとのムードが強く、値動きは限定的。81円台
半ばを中心に値幅も30銭程度に収まる。 - ユーロドルは大幅に上昇。ドイツifo景況感指数が予想を上回った
ことと、IMFの資金増強が上積みされるとの見通しから、約2週間
ぶりに1.32台前半までユーロ高が進む。ユーロは対円でも買われ
一時108円を付ける。 - 株式市場は3日ぶりに反発。企業決算が好調だったことや、
ドイツの景況感が良かったことなどが好感されダウは65ドル高。
朝方は100ドルを超す場面もあったが、引けにかけては売りに押された
格好で引ける。 - 債券相場は横ばい。G20でIMFの融資能力が拡大されたものの、
依然欧州の先行きに不透明感が残るとの見方が背景。 - G20はワシントンで閉幕し、IMFに4300億ドル(約35兆円)を
超える追加拠出を表明。 - 金、原油は小動きながらともに続伸。
| ドル/円 | 81.47 〜 81.75 |
| ユーロ/ドル | 1.3177 〜 1.3229 |
| ユーロ/円 | 107.56 〜 108.00 |
| NYダウ | +65.16 → 13,029.26ドル |
| GOLD | +1.40 → 1,642.80ドル |
| WTI | +0.78 → 103.05ドル |
| 米10年国債 | −0.008 → 1.960% |
本日の注目イベント
- 豪 豪1−3月生産者物価指数
- 日 2月景気動向指数(改定値)
- 中 中国4月HSBC製造業PMI
- 独 独4月製造業PMI
- 独 独4月サービス業PMI
- 欧 ユーロ圏4月製造業PMI
- 欧 ユーロ圏4月サービス業PMI
- 欧 ユーロ圏の2011年財政赤字の対GDP比
今週は日米で金融政策を決定する会合が開かれるため、ドル円も動きにくそうです。
会合前にポジションをどちらかには傾けにくく、先週末のNY市場ではドル円の値幅は30銭程度に収まっています。
24−25日のFOMCで追加緩和第3弾(QE3)が決定されれば、大きくドル安円高に振れそうですし、27日の
日銀金融政策決定会合で追加緩和を決めれば、こちらはドル高円安が進むことになり、日米の金融緩和姿勢がそのまま
相場の方向性をきめる、重要な会合となります。
ドル円は80円台前半までは下値を試したものの、今回のドル急反発後の「半値戻し」(80円10銭)を達成できずに
上昇に転じましたが、上値も82円台には届かず、方向感が見えない中もみ合いが続いています。
今週の日米の金融決定会合で、どちらかのレンジを抜けるのではないかと予想していますが、現状では日銀が何らかの追加緩和に
踏み来る可能性が高く、FOMCでは景気認識を上方修正するに留まる可能性が高いと観られます。
しかし、それでもFRBによる「QE3」の可能性が排除されるわけでもなく、依然としてタイミングを探ってくるとの
シナリオが有力です。
もしそうだとすれば、日銀が長期国債の買い入れ資金をどれだけ増やしてくるのかが注目されます。
ユーロドルがこれまでレンジの上限と観られていた1.31台半ばを上抜け、約2週間ぶりに1.32台前半まで買われました。
先週末発表されたドイツの4月のifo景況指数が市場予想の109.5に対して109.9と上ブレしたことと、ワシントンで開催された
G20でIMFへの追加拠出が4300億ドル(約35兆円)を超える可能性が出てきたことで、欧州債務危機への安全網が
整ってきたとの見方からユーロ買いに繋がったものです。
IMFへの拠出金については、中国など新興国が態度を保留しており、今後さらに上積みされる可能性が十分ありそうです。
ユーロドルは先週末のNYで1.3210−20近辺で取引を終えたものの、今朝のオセアニア市場では1.31台後半で取引が始まり
「窓を開けた」格好になっています。
22日に行われフランス大統領選で現職のサルコジ大統領が、社会党のオランド候補に負け、いずれも過半数を獲得していないことから
5月6日に決選投票が行われるという結果にユーロが値を下げた模様です。
サルコジ大統領は、欧州債務危機の際に独メルケル首相と歩調を合わせ危機克服に注力をしてきており、市場では「メルコジ」と称されるほど
ユーロ圏の象徴的存在です。
今回のフランス大統領選でもメルケル首相はサルコジ大統領を全面的に支持しており、もし現職大統領が決戦投票で敗れるようなことに
なると「独仏の蜜月」にも影響がでることも考えられ、今後の欧州危機への対応に変化が出てくる可能性もありそうです。
決戦投票までは2週間あることから、今後サルコジ大統領の巻き返しが注目されます。
ユーロドルは1.32前後でもみ合っていますが、この水準にはちょうど「日足」の120日移動平均線があり、1.3230を
上抜けすれば1.33台半ば辺りまでの上昇も見込めそうですが、1.31台半ばを下回ると、再び雲に入り1.3050−1.3200
のレンジに収まりそうです。
ユーロドルは欧州債務危機の再燃の割には1.30が抜けず、売り圧力が強い中、底堅い展開が続いています。
チャートを観る限り、どちらかと言えば上ぶれしそうな気配があるように思いますが、フランスの大統領選に続きギリシャの総選挙、
あるいは、ドイツやオランダでも選挙があり、結果が注目されます。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 4/3 | ロックハート・アトランタ連銀総裁 | 「かなり深刻な状況にならない限り、追加の量的緩和を私は支持しない。見通しは十分明るいため、追加緩和が必要だとは思わない」ブルームバーグ・ラジオとのインタビューで。 | ---- |
| 4/4 | ドラギ・ECB総裁 | 「出口戦略について語るのは時期尚早だ。景気見通しには引き続き下振れリスクがあり、インフレは中期的には抑制された状態が続く」定例理事会後の記者会見で。 | ユーロドル1.31台半ばから→1.31割れ目前に |
| 4/12 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「3月の雇用統計が示したように、われわれが厳しい状況から脱したと結論付けるのは時期尚早だ」NYでの講演で。 | ユーロドル1.31台半ばから→1.32台に |
| 4/16 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「米経済は軌道に乗っており、(FRBは」政策を当面現状維持とでき、恐らく13年終盤には政策の引き締めが必要になるだろう」講演で。 | ----- |
| 4/18 | 西村・日銀副総裁 | 「消費者物価の前年比上昇率1%を目指して、それが見通せるまで強力に金融緩和を推進していく」岡山市の講演で。 | ドル円81円10銭から → 81円台半ばに。 |
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