2012年4月25日(水)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 日米金融政策の発表を控えながらもドル円は上値の重い展開が続く。
81円を割り込み80円86銭まで円買いが優勢となるも、日銀の追加緩和
が確実視される状況下での円買いも限定的。NYでは米金利の上昇を手掛かりに
81円40銭まで小幅に反発。 - ユーロはスペインやイタリアの国債入札が好調だったことから上昇。
対ドルでは1.32台前半、対円でも107台まで買われたものの、レンジは
抜けきれず。 - 株式市場は反発。3月の新築住宅件数は伸び悩んだものの、2月が大幅に
上方修正されたことを好感し、ダウは74ドル高。引け後に発表されたアップルの
決算は増収増益。 - 株高が進んだことから債券相場は6日ぶりに下落し金利は上昇。FOMCが開催
されたことから様子見となり、取引は低調。 - 金と原油価格はともに小幅に上昇。
- 2月ケース・シラー住宅価格指数 → −3.49%
- 4月消費者信頼感指数 → 69.2
- 4月リッチモンド連銀製造業指数 → 14
- 2月住宅価格指数 → +0.1%
- 3月新築住宅販売件数 → 32.8万件
| ドル/円 | 81.01 〜 81.40 |
| ユーロ/ドル | 1.3147 〜 1.3219 |
| ユーロ/円 | 106.55 〜 107.39 |
| NYダウ | +74.39 → 13,001.56ドル |
| GOLD | +11.20 → 1,643.80ドル |
| WTI | +0.44 → 103.55ドル |
| 米10年国債 | +0.033 → 1.974% |
本日の注目イベント
- 豪 シドニー市場休場(アンザックデー)
- 欧 EU 2013年予算提示
- 英 英1−3月期GDP(速報値)
- 米 バーナンキFRB議長記者会見
- 米 3月耐久財受注
- 米 ガイトナー財務長官講演
- 加 カ−ニー・BOC総裁議会証言
ドル円の上値が重い展開が続いていますが、昨日のNY市場ではさすがに下げ止まり、81円前半まで
反発して取り引きを終えています。
昨日のアジア市場では81円を割り込み、80円86銭までドル安が進行しました。
日本や上海の株価が軟調だったことや豪ドル円など、クロス円の売りに押され、ドル円は小動きながらも上値の
重い展開でした。
しかし、週末には日銀の金融政策決定会合を控えており、追加緩和が確実視されている状況では、円を積極的に買っていく
わけにはいきません。
政策の内容が発表され、その結果失望感からドル売りを進めるのであれば分かりますが、現段階では追加緩和の具体的内容を
「推測」するに留まっており値動きも限定的と見ています。
ドル円は下値を80円30銭、上値を82円程度のレンジを形成し、追加緩和の内容次第ではどちらも抜ける可能性があります。
日柄的にも、3月には84円台前半まで上昇し、その後は82−84円でもみ合いを続け、4月に入ったら80円台ー82円台の
レンジに変わっています。
上値のメドと、下値のメドをそれぞれ1ヵ月試してきたことになります。
来週からは月も替わり、84円を目指すトレンドなのか、それとも80円割れを試し、再び円高トレンドに戻るのかが
ある程度見えてくる頃かと思います。
その方向を決めるのが昨日から始まった米FOMCと、週末の日銀の決定会合と、さらには来週末の米4月の雇用統計
ということになります。
日米の金融政策と、米国の雇用の増加テンポが鈍化しているのかどうかを知ることができます。
いずれも為替市場に与える影響は大きいと思われます。
日銀の追加緩和は既に相当相場に織り込まれていることから、その内容が極めて重要になります。
個人的には資産買い入れ基金の規模を5兆円増額し、買い入れる長期国債の残存期間を3〜5年程度に延長するのでは
ないかと予想していますが、その場合の市場への影響がどうなるのか微妙に読めないところです。
仮にこの内容だった場合は「サプライズ」ではないし、かといって追加緩和に消極的とも思える数字ではないからです。
反対に、これ以上の内容だったら「サプライズ」と受け止められるのではないかと思います。
本日も値動きは限定的と思われます。
FOMCの結果発表は、日本時間夜中の1時半に行われる予定です。
そして、その後のバーナンキ議長の記者会見は3時15分から行われます。
追加緩和は見送られると観られていますが、バーナンキ議長の発言内容に次回以降の政策の「ヒント」が隠されています。
慎重に耳を傾けたいと思います。
本日の予想レンジは81.00−81円50銭程度と考えています。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 4/3 | ロックハート・アトランタ連銀総裁 | 「かなり深刻な状況にならない限り、追加の量的緩和を私は支持しない。見通しは十分明るいため、追加緩和が必要だとは思わない」ブルームバーグ・ラジオとのインタビューで。 | ---- |
| 4/4 | ドラギ・ECB総裁 | 「出口戦略について語るのは時期尚早だ。景気見通しには引き続き下振れリスクがあり、インフレは中期的には抑制された状態が続く」定例理事会後の記者会見で。 | ユーロドル1.31台半ばから→1.31割れ目前に |
| 4/12 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「3月の雇用統計が示したように、われわれが厳しい状況から脱したと結論付けるのは時期尚早だ」NYでの講演で。 | ユーロドル1.31台半ばから→1.32台に |
| 4/16 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「米経済は軌道に乗っており、(FRBは」政策を当面現状維持とでき、恐らく13年終盤には政策の引き締めが必要になるだろう」講演で。 | ----- |
| 4/18 | 西村・日銀副総裁 | 「消費者物価の前年比上昇率1%を目指して、それが見通せるまで強力に金融緩和を推進していく」岡山市の講演で。 | ドル円81円10銭から → 81円台半ばに。 |
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