2012年5月11日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米失業保険申請件数の好転にドル円の下落も一服。79円台後半で取引が始まった
ドル円は、株価の反発や長期金利の上昇にドル買い戻しの流れが優勢となり80円台に
乗せる場面はあったものの、勢いはなく79円台に押し戻されて引ける。 - ユーロドルも小幅に反発。ギリシャで連立政権樹立の可能性が出てきたことや、
欧州金融安定基金(EFSF)がギリシャ向けの融資の一部を実施したことなどが好感され
1.29台半ばから後半まで上昇したが勢いも限定的。 - 豪ドルは対円対ドルで反発。昨日発表された雇用統計で、雇用数、失業率がともに
市場予想を大幅に上回ったことが背景。豪ドル円は一時81円前後まで上昇。 - 株式市場は7日ぶりに反発。雇用関連の指標が改善していたことを手がかりに、
ダウは前日比100ドル近辺まで上昇したものの、引けでは19ドル高に縮小。 - 債券相場は反落し長期金利は上昇。株高と雇用指標の改善を手掛かりに利益確定の
売りが先行。10年債利回りは1.87%台を回復。 - 対ユーロでドルが売られたことで金、原油はともに小幅に反発。
- 新規失業保険申請件数 → 36.7万件
- 3月貿易収支 → 518億ドルの赤字
| ドル/円 | 79.66 〜 80.03 |
| ユーロ/ドル | 1.2933 〜 1.2979 |
| ユーロ/円 | 103.21 〜 103.76 |
| NYダウ | +19.98 → 12,855.04ドル |
| GOLD | +1.30 → 1,595.50ドル |
| WTI | +0.27 → 97.08ドル |
| 米10年国債 | +0.048 → 1.874% |
本日の注目イベント
- 日 4月マネーストック
- 中 中国4月生産者物価指数
- 中 中国4月消費者物価指数
- 中 中国4月鉱工業生産
- 中 中国4月小売売上高
- 独 独4月消費者物価指数(改定値)
- 英 英4月生産者物価指数
- 米 4月生産者物価指数
- 米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
- 加 カナダ4月失業率
新規失業保険申請件数が2週連続で改善していたことでドル円の下落基調もやや一服しました。
昨日のアジア市場でも79円台半ばがサポートされ、もみ合いを続けていましたが、海外市場に入ると
クロス円の買い戻しを中心に、円を売る動きが優勢となりドル円もNY市場では80円台に乗せる場面も
ありました。
ギリシャ問題がやや好転の兆しを見せたことで、株価の反発→債券価格の下落→金利の上昇という流れから、
やや「リスクオン」に傾いた結果、ドル円でもドル買い円売りが優勢だった、ある意味分かりやすい相場展開
だったように思います。
ただ、80円台に乗せてもストップの買い戻しなどを巻き込む勢いもなく、上値を抑えらた格好になっています。
この水準はテクニカルでも200日移動平均線(1時間足)が79円95銭にあり、さらに一目均衡表(4時間足)の
雲の下限が80円07銭にあることから、レジスタンス・ゾーンになっています。
本日の東京市場の株価の反発具合にもよりますが、大幅な株価の上昇があれば上記ゾーンの上抜けも考えられ、80円30銭
程度までのドル高も予想できそうです。
一方下値も79円台半ばを徐々に固めつつあるように見えることから底堅い展開が予想されます。
市場のセンチメントは依然として「ドルの戻りを売りたい」と言った相場観が優勢であることで、本日の予想レンジは
79円60銭〜80円30銭です。
中国の経済指標が多く発表されるため、その結果によっては上下にぶれる可能性もあります。
特に豪ドルのポジションを持っている投資家には注意が必要です。
豪ドルは昨日大幅に反発しましたが、その後上昇分を吐き出しており、結局「行って来い」の相場展開でした。
4月の雇用統計ではマイナスと見込まれていた雇用者数が1万5500人増加でしたし、失業率も4.9%と
市場予想を0.4ポイントも下回っていました。
今月初めの「予想外の大幅な利下げ」以来悪材料が続いている中、評価すべき好材料だったわけですが市場の弱気な
センチメントを払拭するには至っていません。
今後も追加利下げの可能性もあることから、本日の中国の経済指標の行方も含め、NY株価と資源価格の推移など
慎重に見極める必要がありそうです。
豪ドル円では79円37銭が重要なサポートで、テクニカルではまだ下落を示唆しています。
当社における豪ドル円の買いポジションは昨年6月以来、約1年ぶりの高水準になっています。
79円を割り込むような展開になると「損切りの売り」も出ることが予想され、豪ドルのもう一段の下落に繋がることが
予想されます。
しばらくは軟調な地合いが続くと観られることからポジションを膨らませるのは避けたいところです。
関東地方は突風やヒョウなど、このところ天候が不順です。
今朝も「台風一過」のように快晴ですが油断は禁物です。
良い週末を・・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 5/1 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「追加の金融刺激を実施しても成長の後押しにはほとんどならず、インフレをあおるリスクがある。」ワシントンでの講演で。 | ---- |
| 5/1 | ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 | 「追加の債券購入は正当化されない」講演で。 | ---- |
| 5/7 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「高止まりしている失業率が主に基本的な要因を反映しているのであれば、刺激策は失業にほとんど影響を与えず、インフレ押し上げのリスクを高めるだけだ」講演で。 | ---- |
| 5/9 | ファンロンパイ・EU大統領 | 「(世界は今)EUの歴史にとって重大な瞬間、危機の瞬間を目撃しつつある」ギリシャの政局混迷で。 | ---- |
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