2012年5月14日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は週末ということもあり動意も無く、値幅も
20銭足らずで小動き。79円台後半での膠着が続く。 - ユードルはギリシャの連立政権樹立の可能性を探り一進一退を
繰りかえしたが、第1党(ND)第3党(PASOK)との連立も
ならず、依然上値の重い展開。ユーロドルは1.29台割れを試す
展開に。 - 株式市場は続落。前日JPモルガン・チェースの多額の損出が発表された
ことを受け銀行株を中心に下げる。ダウは34ドル安。 - 一方債券相場は反発。ギリシ政局の混迷や米銀の多額損出から債券が
買われ利回りは低下。 - ユーロドルが下落したことで、金、原油も下値を試す展開に。
原油は1月中旬以来の96ドル台に。 - 4月生産者物価指数 → −0.2%
- 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 77.8
| ドル/円 | 79.80 〜 79.98 |
| ユーロ/ドル | 1.2916 〜 1.2958 |
| ユーロ/円 | 103.17 〜 103.58 |
| NYダウ | −34.44 → 12,820.60ドル |
| GOLD | −11.50 → 1,584.00ドル |
| WTI | −0.95 → 96.13ドル |
| 米10年国債 | −0.044 → 1.830% |
本日の注目イベント
- 欧 ユーロ圏3月鉱工業生産
- 欧 ユーロ圏財務相会合
- 欧 スペイン国債入札
- 欧 ファンロンパイ・EU大統領講演
ドル円は79円台半ばから80円でのレンジを抜けず膠着状態が続いています。
先週は特に重要な経済指標の発表もなかったことで、市場参加者も動きづらい状況が続いています。
ギリシャの政局不安が続いていることからユーロが売られ易い地合いで、基本的には市場全体が「ドル高トレンド」の
中にいると思われますが、それでもドル円の上値は80円台前半で重いように見えます。
ドル円は5月4日に80円台を大きく割り込んでからちょうど1週間、ドルの底値を試してきました。
79円の半ばを割り込む場面もありましたが、さらに円買いが進むような地合いでもなく、かといって80円台に
しっかり乗せてくる展開でもありません。
ドル円自体値幅も少なく、動きづらいことから取引量も減少しているように思えます。
そして値動きの軽さを見せているのがユーロ円など「クロス円」ということになります。
ギリシャでは大統領が主要3党の党首と会談し、連立政権樹立への歩みよりを説得してきましたが、現時点では
失敗に終わり緊縮財政を巡る溝は埋まっていません。
第1党の新民主主義党(ND)と第2党の急進左派連合との協議は平行線をたどり連立にはいたっていません。
さらに仲介が続けられる様ですが、失敗に終われば「再選挙」が実施されることになり、その場合には緊縮財政に反対している
第2党の急進左派連合が躍進するとの見方が有力のようです。
急進左派連合のツィプラス党首は緊縮財政を進めた旧体制に批判的なことから、連立樹立が失敗に終われば、今のところ五分五分の
ギリシャのユ−ロ圏からの離脱問題も、急速に現実的になることが考えられます。
そうなるとユーロドルは1.26台を目指すことになると予想することに、それ程無理はないように思います。
同様に豪ドルの上値も重い展開が続き、週明けの本日早朝には1.0007と、パリティー割れ目前まで豪ドル安が進行しました。
もしパリティーを割り込めば、実に昨年12月19日以来5ヵ月ぶりの水準となり、さらに下落する可能性が高まります。
豪ドルは、先週オーストラリアの雇用統計が市場予想を大きく上回ったにも関わらず、反発は100ポイント強と限定的で
再びパリティー割れを目座す展開になっています。
今週もユーロドルと同じく上値は重く、売り圧力が強いと観られます。
パリティーを割り込んだ場合、下値の目処は0.9911です。
この水準には重要な120日移動平均線があり、ここを抜けるとやや目処がつかなくなる状況にもなりそうです。
ただ、豪ドルは依然として金利水準が相対的に高く、投機的な豪ドル売りには抵抗力もあります。
豪ドルショートは期間が長ければ長いほど「コスト」がかかり維持しにくい通貨です。
本日のドル円は80円台乗せがありそうな気配です。
80円台に乗せても勢いは弱そうですが、80円30−35銭あたりでは頭を押さえられそうです。
「4時間足」では、80円台に乗せれば「雲」に突入します。
この雲は比較的厚く、雲全体が抵抗帯であることから、上昇もゆっくりで、特別な材料でも出ないかぎり80円半ばは上回らないと
考えます。
予想レンジ79円70銭〜80円30銭でセットします。
本日もギリシャ情勢には細心の注意が必要です。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 5/1 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「追加の金融刺激を実施しても成長の後押しにはほとんどならず、インフレをあおるリスクがある。」ワシントンでの講演で。 | ---- |
| 5/1 | ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 | 「追加の債券購入は正当化されない」講演で。 | ---- |
| 5/7 | ラッカー・リッチモンド連銀総裁 | 「高止まりしている失業率が主に基本的な要因を反映しているのであれば、刺激策は失業にほとんど影響を与えず、インフレ押し上げのリスクを高めるだけだ」講演で。 | ---- |
| 5/9 | ファンロンパイ・EU大統領 | 「(世界は今)EUの歴史にとって重大な瞬間、危機の瞬間を目撃しつつある」ギリシャの政局混迷で。 | ---- |
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