2012年11日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はアジア市場で株式が軟調に推移したこともあり、
79円前半まで下落。NYでは株価が続伸したことで79円台
半まで反発し方向感のない展開に。 - ユーロはスペインがEUに資金要請を行う観測が高まったことを受け
買い戻しが優勢の展開となり、対ドルでは1.24台から1.25台に乗せて引ける。
- 株式式市場は大幅に続伸。スペインが支援を受けるとの観測から
リスク回避の流れが後退し、ダウは98ドル高で1万2500ドル台を回復。 - 債券相場も続伸。一時は大幅に上昇したが、スペイン救済の観測から
上げ幅を縮小。10年債利回りは1.63%と小幅に低下。 - 金は小幅に反発。原油は続落し84ドル台に。
- 4月貿易収支 → 501億ドルの赤字。
ドル/円 79.30 〜 79.63 ユーロ/ドル 1.2435 〜 1.2520 ユーロ/円 98.75 〜 99.49 NYダウ +93.94 → 12,554.20ドル GOLD +3.40 → 1,591.40ドル WTI −0.72 → 84.10ドル 米10年国債 −0.014 → 1.630%
本日の注目イベント
- 豪 シドニー市場休場(女王誕生日)
- 日 5月マネーストック
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
スペインがEUに対して資金要請を行ったことで、週明けのオセアニア市場ではユーロが「窓を開けて」上昇して
います。
ユーロドルは100ポイント以上となる1.26台前半。ユーロ円も1円以上の円安水準で取り引きが始まって
います。
スペインのデギンドス経済・競争力相は9日、ユーロ圏財務相と3時間にわたる電話会談後に、支援を要請する
考えを表明しています。
最大1000億ユーロ(約10兆円)規模の資金をEFSFや、来月発足するEFSからスペインの「銀行債権基金」を
通じて銀行に資本注入される見通しですが、詳細については今後話し合われる予定です。
ギリシャの再選挙が1週間後に迫り、その結果次第では欧州危機がさらに拡大する危険があり、スペイン政府と
ユーロ圏諸国は、ギリシャからスペインに本格的に危機が波及する前に、手を打ったと見られます。
ギリシャがユーロ圏から離脱するという「最悪のシナリオ」はある意味、ユーロ圏に取っても避けたいことですが、
結果についてはギリシャ国民の意思だけに、如何ともしがたいものがあります。
しかし、その影響がスペインに及ぶとなるとギリシャの比ではありません。
経済規模がギリシャとは大きく異なる上、同国の国債を保有する金融機関は世界中に存在することから、
「世界的な金融危機」に発展する恐れもあります。
ユーロ圏としてはギリシャの選挙結果が出る前に予防線を張ったと言う風に見ることができます。
もっとも、1000億ユーロの資金要請で足りるのかといった問題も残っており、今後資本不足の規模に焦点が当たってくる
ものと思われます。
資金要請はギリシャ、アイルランド、ポルトガルに次いで4ヵ国目になります。
欧州危機もいよいよ来るべきところまで来たと言う印象です。
17日のギリシャの再選挙で、一気に危機がピークを迎えるのか、それとも「最悪のシナリオ」は回避できるのか
今のところ五分五分です。
ユーロ円も欧州情勢に関する情報に乱高下することが考えられます。
ポジションは控え目にすることをお勧めします。
今朝はユーロの買い戻しが活発になっていますが、この動きも一時的なものではないかと見ています。
上述のように、ピークは17日のギリシャ再選挙後と考えています。
ただ、仮にいい結果に終わったとしても、ユーロ圏の景気の鈍化、成長戦略、さらには今後のセーフティネットの構築など
対処すべき問題を多く抱えていることから、本格的にユーロを買い戻すタイミングはまだ先と考えられます。
ドル円はユ−ロ円などの買い戻しでややドル高方向で推移していますが、先週末同様、上値のメドは79円70銭ー80円辺りと
見ています。
テクニカルで重要な抵抗線が多く集まっているためです。
ユーロ円がもう一段上昇すれば80円台に乗せる場面があるかもしれませんが、さらにドルが買われるほど「リスクオン」に
市場のセンチメントが転換するとも思えません。
方向感がない中、79円20銭〜79円80銭の値幅を考えています。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 6/4 サイベル・独報道官 欧州共同債の発行について、「現時点では全く不適当な措置」ベルリンで記者団に。 ---- 6/6 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「1日の雇用統計が示すように、景気回復の足取りは依然たどたどしく、弱々しい面がある」講演で。 ---- 6/6 ドラギ・ECB総裁 「われわれはあらゆる展開を注視しており、行動する準備は整っている」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 ---- 6/6 イエレン・FRB副議長 米経済は「依然ぜい弱で後退し易い」とした上で「FOMCには、追加の緩和策を実施する余地が依然あると確信している」ボストンでの講演で。 ドル円79.35 → 79.20に下落 6/7 バーナンキ・FRB議長 欧州危機が拡大したら「行動を起こす用意がある」議会証言で。 ----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



