今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2012年7月5日(木)




おはようございます。



ひと目で分かる昨晩の動き

欧州市場

  • NY市場が休場だったため取り引きは低調。
    特にドル円は79円台後半で上下どちらにも動きにくく、
    79円80−85銭辺りで膠着。
  • ユーロドルが再び下落傾向を見せる。ドイツの6月
    サービス業PMIが49.9と前回よりも下方修正された
    ことで、ユーロドルは1.25台後半から同前半まで下落。
    本日のECBの利下げを先取りした動きとの声も。
  • ドイツのサービス業PMI下落を受け、欧州各国の株価は
    総じて軟調。DAX、FT、CACなど主要株価指数は小幅に下落。


    ドル/円79.70 〜 79.85
    ユーロ/ドル1.2508 〜 1.2596
    ユーロ/円99.79 〜 100.48
    NYダウ ---- → 12,943.82ドル
    GOLD ---- → 1,621.80ドル
    WTI ---- → 87.66ドル
    米10年国債 ---- → 1.628%



    本日の注目イベント

    • 日   日銀支店長会議
    • 豪   豪5月貿易収支
    • 欧   ECB政策金利発表
    • 欧   ドラギ・ECB総裁講演
    • 欧   スペイン長期国債入札
    • 英   BOE政策金利発表
    • 米   6月ADP雇用者数
    • 米   新規失業保険申請件数
    • 米   6月ISM非製造業景況指数
      NY市場が休場のため積極的な動きは見られませんでした。


      特にドル円は79円台後半の膠着状態が続き、クロス円の売り買いの影響が若干観られた程度です。


      やや底値を切り上げているようにも感じられますが、80円が壁になっているようです。


      実際、「日足」のチャートでは下値が徐々に切り上がっているのを確認できますが、同時に120日移動平均線


      が頭を抑えているようにも見られます。


      同移動平均線は現在、80円03銭のところに位置しており、ここを明確に上抜けできるかどうかといった


      ところです。


      79円50銭−80円の狭いレンジは今夜の欧米のイベントの結果を受けてどちらかにブレイクすると見ますが、


      遅くとも明日の米雇用統計ではレンジブレイクが見られるはずです。





      ユーロドルは上値が重い展開が続いています。


      EU首脳会議での合意を受けて1.26台後半まで反発したところを頂点に、徐々に値を下げ1.25台割れ目前の


      水準まで下落してきました。


      欧州危機はひとまず一服したものの、欧州の景気や失業率など、市場の関心が「ファンダメンタルズ」に移り、


      日米欧の中では景気の悪化が際立っているユーロが売られ易い状況になっています。





      そのため、本日開催されるECB理事会では「政策金利の0.25%引き下げ」が市場に織り込まれつつあります。


      景気を刺激することを目的として利下げを実施するわけですから、通貨ユーロにとっては「好材料」と見做され


      ユーロ上昇に繋がると見られますが、昨日の欧州市場の動きを見ると「利下げは売り材料」といった見方も


      根強いようです。


      実際に利下げが実施された場合、市場がどのような反応を見せるか不透明になってきましたが、インフレ懸念も無く、


      混迷を続ける欧州経済にとって「利下げ」はプラスの側面があることは間違いないところでしょう。





      また、今夜はADP雇用者数の発表もあります。


      明日の雇用統計を占う意味で重要な経済指標です。


      事前予想では、10万人の増加が見込まれており、先月の実績であるプラス13.3万から減少すると見られています。


      ここ2ヵ月連続で事前予想を大きく下回る結果が出ています。


      新規失業保険申請件数などの状況から、雇用の増加傾向は明らかに鈍化していると見ていますが、問題はその鈍化の


      程度です。


      非農業部門雇用者数が前回の6万9千人増加を下回るようだと、「追加緩和」観測が急速に高まりドル売り円買いが


      進むことになります。












      What's going on ?」とは・・・
      会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
      為替はさまざま事が原因で動きます。
      その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


      日時 発言者 内容 市場への影響
      7/4 ラガルド・IMF専務理事 (米景気について)「状況が悪化した場合、FOMCによるさらなる緩和策が必要になるかもしれない」ワシントンで。 ----

      ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


      What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

      What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

      What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和