2012年7月10日(火)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はこの日1日を通じ小動き。NYでは株安と米長期金利の低下を
手掛かりにドルが売られる場面もあったが79円台半ばを抜けず。
79円50−70銭の狭いレンジ内で推移。 - ユーロドルは約2年ぶりの安値を記録した水準から反発。
ユーロ圏財務相会合などを控えて、いったん買い戻す動きが優勢だった
ものの、スペインの長期債が再び7.1%台まで上昇したことで
反発も限定的となり、1.23台前半で引ける。 - 株式市場は3日続落。欧州懸念から売りが先行し一時80ドルを超える
下落を見せたが、消費者信用残が予想を大幅に上回ったことで下げ幅を縮小。
ダウは36ドル安、ナスダックは5ドル安で取引を終える。 - 債券相場は小幅ながら3日続伸。スペイン国債の下落を背景に米国債への
需要が高まり、10年債利回りは1.51%台まで低下。 - ドルがユーロに対して下落したことを受けて、金、原油はともに反発。
- 5月消費者信用残高 → +171.2億ドル
ドル/円 79.50 〜 79.71 ユーロ/ドル 1.2278 〜 1.2324 ユーロ/円 97.75 〜 98.12 NYダウ −36.18 → 12,736.29ドル GOLD +10.20 → 1,589.10ドル WTI +1.54 → 85.99ドル 米10年国債 −0.036 → 1.513%
本日の注目イベント
- 日 6月マネーストック
- 中 中国6月貿易収支
- 欧 EU財務相会合(ブリュッセル)
- 欧 ビーニスマギ・前ECB理事講演
- 英 英5月鉱工業生産
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 加 カナダ6月住宅着工件数
ドル円はさらに膠着感を増し、昨日は終日79円50〜75銭の狭いレンジで取引されました。
昨日の朝方には79円43銭までドルが売られたことで、底値を試す動きもありましたが「短命」に終わって
います。
80円台には届かないけれども、79円を割り込むには日米中央銀行の金融政策会合を控えて一方的に円を
買うわけにもいかないといった状況です。
一方動きのいいユーロドルも昨日はさすがに「一服」でした。
1.22台半ばまで下落したユーロドルは、ユーロ財務相会合が開催されたことや、本日もEU財務相会合が
開催されることから、ひとまずポジションを縮小しておこうという動きが優勢だったようで、1.23台前半まで
ユーロが反発しています。
それでもユーロの上昇は限定的で、そこからさらに上値を追う動きにはなっていません。
スペインの10年債利回りが再び7%を超え、7.1%まで売られたことで、欧州危機懸念が高まり
安全な米国債やドイツ国債が買われ「リスクオフ」の流れに傾きかけたことが背景です。
スペインのラホイ首相は先週、ECBに同国の国債を買い入れるよう要請しています。
結局ユーロは大きく下落した後一旦下げ止まると、高値で売った向きの買い戻しで反発するものの、その買い戻しが
終わると売られ、一段と水準を下げる展開が続いています。
ドラギ・ECB総裁は昨日欧州議会で金融政策に関する意見を述べ、「状況とデータ、事態の展開を見守る
必要がある。その上で、政策員会でどうするかを決める」と語っており、状況によっては追加利下げの可能性を
排除しない考えを示しています。
欧州ではインフレ圧力が後退し、ドイツがけん引する景気も息切れし始めています。
経済成長もギリシャや、スペインではマイナスの見通しですが、イタリアもマイナス成長に転落する可能性が
出てきています。
金融政策を駆使して景気後退を食い止めることは必要ですが、その前に先ず欧州危機の震源である銀行システムを
安定させるための具体策の進展と、安全網の拡充を最優先させるべきです。
本日のEU財務相会合でも、先の首脳会合で合意した内容を具体的に詰めていくことになりますが、ある程度の進展を
見せないと、再びユーロが売り込まれることになります。
本日も明日からの日銀政策会合を控え、静かな一日になるものと予想されます。
特別なニュースがない限りドル円は、円高方向で79円40−50銭が抜けるかどうか、ドル高方向では
79円80−90銭が抜けて80円台が覗けるかどうかといった展開を予想しています。
ユーロドルでは短期的な「30分足」を見ると、1.2336を上回れば、抵抗線と「雲」の上抜けが完成しますが、
視点を「1時間足」に移せば比較的厚めの「雲」に入ったことになります。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 7/4 ラガルド・IMF専務理事 (米景気について)「状況が悪化した場合、FOMCによるさらなる緩和策が必要になるかもしれない」ワシントンで。 ---- 7/7 ラガルド・IMF専務理事 (日本の単独市場介入について)「状況次第だ」と述べ、一定の条件で容認できるとの認識を示す。(日経新聞とのインタビューで) ----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



