2012年7月11日(水)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は膠着状態を継続しながらもやや円買いが優勢。
下値のサポートレベルであった79円40−50銭を割り込み
79円36銭まで円高に進んだが、依然勢いは無く動意薄。 - 1.23台が徐々に重くなってきたユーロドルは1.22台前半
まで売られ再び底値を試す展開に。ユーロ圏財務相会合では
スペインの銀行に対し月内に300億ユーロの融資を実行する
見通しになったものの、欧州危機への不安は依然残る。 - 株式市場は4日続落。4−6月期の決算発表が始まったが
起業業績に対する不安が台頭。ダウは83ドル安と、ここ4日間で
290ドルを超す下げを記録。 - 債券相場は堅調。10年債利回りはさらに低下し、一時約1ヵ月
振りに1.5%を下回った。 - ドル高を背景に金、原油はともに続落。原油価格は83ドル台に。
ドル/円 79.36 〜 79.49 ユーロ/ドル 1.2235 〜 1.2303 ユーロ/円 97.24 〜 97.73 NYダウ −83.17 → 12,653.12ドル GOLD −9.30 → 1,579.80ドル WTI −2.08 → 83.91ドル 米10年国債 −0.012 → 1.502%
本日の注目イベント
- 豪 ロウ・RBA副総裁講演
- 豪 豪7月ウエストパック消費者信頼感
- 中 中国 外貨準備高
- 中 中国6月マネーサプライ
- 独 独6月消費者物価指数(確定値)
- 欧 ラホイ・スペイン首相議会で施策方針
- 米 5月貿易収支
- 米 FOMC議事録(6/19,20日分)
動かないドル円ですが、再び円買いが優勢な状況に移りつつあります。
これまでサポートされていた79円40−50銭を下抜けし、勢いはないながらも徐々に円を買う雰囲気が
高まってきた感があります。
まだ始まったばかりの米企業業績の結果が予想より悪化していることから、株式市場が軟調に推移し、
これが「リスクオフ」の流れを主導し、米長期金利の低下(価格の上昇)に繋がり、ドル売り円買いが
ゆっくりと進んでいる状況です。
今後の展開ですが、先ずは79円台を割り込めるかどうか、そして「日足」の雲の下限である78円90銭
が維持できるかどうかに注意したいと思います。
この水準を割り込むと、膠着状態が続いてきたドル円も「下振れる」可能性が出てくるためです。
「リスクオフ」がさらに進み、米長期金利が節目の1.5%を割り込み、先月初めに記録した1.45%を
下回るのかどうかにも注目です。
米長期金利の低下がさらに続くようだと、ドル円の下値が切り下がってくると考えられます。
円に対して弱含くんでいるドルですが、ユーロに対しては圧倒的に買われています。
ユーロの弱さが際立っていると言った方が正確かもしれませんが、ユーロドルは1.2235まで売られ
直近安値を更新しています。
スペインの銀行支援では今月中にも300億ユーロ(約3兆円)が提供されますが、同国の国債に対する
売り圧力は強く、欧州の混迷はまだ続くとの見方は変わっていません。
EU財務相会合では、スペインが財政赤字をGDP比で3%以下に抑える期限を1年延ばし、2014年にする
ことを正式に承認しましたが、市場では好感されていません。
ユーロの全面安が続いていますが、対豪ドルでの下落が顕著です。
昨日は節目と観られていた1.20を割り込む場面もあり、これでここ2ヵ月間で約1000ポイント
下落したことになります。
ECBが0.25%の利下げに踏み切った一方、RBAは好調な経済指標を背景に政策金利の据え置きを
決めています。
「金利差」を反映した動きかと思いますが、ECBにはさらなる利下げ観測があることから、今後も上値の
重い展開が続くと予想されます。
豪ドル円が82円30銭辺りを頭に緩やかに下落しています。
当面のレンジを78円〜82円と見ていますが、下値のメドは80円60−70銭あたりと見られます。
「4時間足」の120日線でサポートされており、ここ1ヵ月はこのサポートラインを下回っていません。
もっとも、この水準を割り込めば80円割れの可能性も出てきそうですが、現在円と並んで投資魅力の高い
豪ドルは、「押し目買い」意欲が強いと思われます。
投資スタンスはこれまで通り、下値で拾ってある程度利益が乗ったら確定しておくことが重要です。
スワップポイントに固執し過ぎては「元の木阿弥」になってしまいます。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 7/4 ラガルド・IMF専務理事 (米景気について)「状況が悪化した場合、FOMCによるさらなる緩和策が必要になるかもしれない」ワシントンで。 ---- 7/7 ラガルド・IMF専務理事 (日本の単独市場介入について)「状況次第だ」と述べ、一定の条件で容認できるとの認識を示す。(日経新聞とのインタビューで) ----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



