2012年8月24日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は欧州時間には78円70銭あたりまで反発したものの
上値は重く、NYでは米長期金利の低下を材料に78円36銭まで下落。
追加緩和観測も根強くドルが売られ易い状況が続く。 - ユーロドルは堅調に推移。独仏首脳会談も好感され、スペインが
ユーロ圏各国と支援条件を交渉しているとの報道もあり1.2590
まで続伸。 - 株式市場は大幅に続落。中国PMIの悪化などを背景に利益確定の
売りが優勢となり、ダウは前日比115ドル安と、1万3100ドル台
を割り込む。 - 債券相場は続伸。株価が下落したことや、追加緩和期待から買い物を
集め10年債利回りは1.67%台まで低下し、ドル安を誘因する。 - 金価格は急反発し1670ドル台に。原油価格は反落。
- 6月住宅価格指数 → +0.7%
- 7月新築住宅販売件数 → 37.2万件
- 新規失業保険申請件数 → 37.2万件
ドル/円 78.36 〜 78.66 ユーロ/ドル 1.2536 〜 1.2590 ユーロ/円 98.27 〜 98.79 NYダウ −115.30 → 13,057.46ドル GOLD +32.30 → 1,672.80ドル WTI −0.99 → 96.27ドル 米10年国債 −0.020→ 1.675%
本日の注目イベント
- 豪 スティーブンス・RBA総裁議会証言
- 欧 メルケル独首相、サマラス・ギリシャ首相と会談(ベルリン)
- 英 英4−6月期GDP(確報値)
- 米 7月耐久財受注
市場全体でドル安が進んでおり、ユーロドルは終始1.25台を維持し堅調でした。
スペイン政府が自国の国債買い支えなどを巡り、既にユーロ圏各国とその条件について交渉を
しているとの報道がユーロを下支えする展開となり、ユーロドルは約1ヵ月半ぶりに一時1.2590まで
上昇しています。
また、ベルリンではメルケル首相とオランド大統領との会談があり、「われわれは皆、義務を全うすることが重要だ」
との考えを示したことも好感されていますが、これは見方を変えれば、「ギリシャは先ず財政再建を行うことが重要だ」
というふうに読めなくもありません。
このあたりは、本日メルケル独首相とサマラス・ギリシャ首相が直接会談することで明確になりそうです。
市場では依然としてFRBによる「追加緩和」期待が強く、昨日は失業保険申請件数が予想を上回りやや悪化した
ことでも、「追加緩和の可能性が高まった」と材料にする様な状況でした。
昨日の本欄でも書きましたが、FRBが9月のFOMCで「追加緩和」に踏み切る可能性は五分五分と考えています。
ユーロが堅調に推移しているとは言え、欧州危機は未だ収束に向かっているとは見られません。
また、米景気に対しても一時ほどの悲観論は後退しつつあります。
やはり、9月7日に発表される「8月の雇用統計」の内容が大きな鍵を握っているということになります。
この内容が悪いようなら、FRBは躊躇なく「追加緩和」に踏み切るものと思われます。
今朝の新聞記事にもあったように、FOMCメンバーの中でも「追加緩和」の実施を巡って意見が大きく割れています。
足元では「ハト派」が優勢と思われますが、ハト派のバーナンキ議長がどのような考えを見せるのか、来週末の
ジャクソンホールでの講演が非常に注目されます。
ドル円は一昨日のNY市場で79円台から一気に78円台前半まで落とされたことで、既に79円台は重くなって
おり、特段材料がなければ78円台半ばを中心に推移するものと思われます。
米追加緩和の行方と南欧諸国の支援問題に躍らされる展開が予想されますが、ドル円の下値も限定的ではないかと
見ています。
7月にも一時78円台を割り込み、77円90銭を記録する場面がありましたが、介入警戒感が急速に高まった
ことと、米景気の改善傾向が下支えになり79円台まで反発しました。
9月は「追加緩和」が実施されるのかどうかで相場展開が大きく変わりますが、それでも昨年10月のように
75円台を試すようなことはないのではないかと楽観視しています。
本日も米経済指標とメルケル・サマラス会談の行方が注目されます。
また、中国PMIの悪化から下落している豪ドルでは、スティーブンスRBA総裁の議会証言が朝方あります。
連日厳しい残暑が続いていますが、夕方からは虫の音も聞かれるようになってきました。
秋は着実に近づいています。
良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 8/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「相当な規模の量的緩和プログラムを無制限に実施すべきだ」CNBCのインタビューに答えて。 ---- 8/8 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「金融当局は役割を果たした。われわれは十分やった。単に追加緩和を講じるだけでは問題は解決しない」ブルームバーグのインタビューに答えて。 ---- 8/8 ショイブレー・独財務相 「われわれは新たな別のプログラムを作れない」「限度というものがある」ギリシャへの新たな支援について語った。 ----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



