2012年8月31日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は堅調な米経済指標に支えられ78円台半ばを割り込まない
ものの、上値も限られ動意なし。 - ユーロドルは1.25台半ばから1.24台後半まで売られる。
ラホイ・スペイン首相が支援要請を当面見合わせるとの方針を示したことや、
中央政府に財政支援を要請したバレンシア州の要請額が膨らんだことなどが背景。
ユーロドルはその後やや値を戻し1.25台に乗せて取引を終える。 - 株式市場は大幅に反落。ラホイ首相が支援を見合わせる方針を示した
ことで、欧州危機拡大に繋がるとの懸念からダウは106ドル安で1万3千ドルに。 - 債券相場は堅調に推移。株価の下落や欧州不安から安全資産への需要が高まり、
10年債利回りは1.62%と約10日振りの低水準に。 - 金、原油はともに続落。原油価格は2週間ぶりに94ドル台まで下落。
- 7月個人所得 → +0.3%
- 7月個人支出 → +0.4%
- 7月PCEコア・デフレーター → +1.6%
- 新規失業保険申請件数 → 37.4万人
ドル/円 78.50 〜 78.66 ユーロ/ドル 1.2487 〜 1.2560 ユーロ/円 98.03 〜 98.67 NYダウ −106.77 → 13,000.71ドル GOLD −5.90 → 1,657.10ドル WTI −0.87 → 94.62ドル 米10年国債 −0.024→ 1.628%
本日の注目イベント
- 日 7月失業率
- 日 7月消費者物価指数
- 日 7月鉱工業生産
- 欧 ユーロ圏8月消費者物価指数
- 欧 ユ−ロ圏7月失業率
- 欧 クーレ・ECB理事講演
- 欧 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
- 欧 スペイン7月財政収支
- 米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数
- 米 8月シカゴ購買部協会景気指数
- 米 バーナンキ議長講演(ワイオミング州ジャクソンホール)
- 米 ラガルド・IMF専務理事講演(ワイオミング州ジャクソンホール)
- 加 カナダ4−6月期GDP
膠着状態の続くドル円は、東京時間だけではなく、海外市場に入っても大きな値動きは見られません。
動かないから手掛けないのか、あるいは、手掛けないから動かないのか、市場参加者はやや諦めムードです。
そのためドル円のボラティリティー(変動率)も3ヵ月で7.5%台まで低下しており、かなりの低水準にまで
来ています。これは市場参加者が今後3ヵ月経っても、5−6円くらいしか変動しないと予想していることを
表しています。
ただ、安心はできません。ボラティリティーがさらに低下すると、逆に大きく動いた時には変動幅を予想外に
拡大するケースもあります。用心は必要です。
動きの良かったユ−ロドルも、さすがにバーナンキ議長の講演やECB理事会を控えて動きにくくなっています。
大きく値を下げないものの、ここからさらにユーロを買い上げるにはリスクがあります。
今後発表されるECBの政策が、ユーロにとってどの程度支援材料になるのかを確認しなければなりません。
スペインの財政不安を払拭させるような対策がなければ、もう一段上値を試すのも難しそうです。
もし、市場を納得させるような支援策が出てこなければ、むしろ大きく下げることも考えられます。
投機筋のユ−ロ買い戻しもかなり進んでおり、シカゴ先物市場の建て玉もピークの半分程度まで減少しています。
これは、ユーロにとってマイナス材料があれば、「いつでもユーロ売りを再開できる」ことに繋がり、投機筋が
動き易いということになります。
ユーロドルの「日足」チャートの見ると、先週の23日からは1.25台半ばで上値は見事に抑えられています。
この水準が「レジスタンスポイント」になりつつあり、抜けるにはパワーが必要です。
スペインを取り巻く状況は改善しておらず、地方政府では財政悪化に加え、景気後退、失業率の悪化、などから
中央政府への資金要請が膨らんでいると伝えられています。
バレンシア州、カタルーニァ州に加え、ムルシア州も今週に入って支援を要請しており、救済資金は、ラホイ首相が
先月発表した180億ユーロ(約1兆7700億円)規模の中央政府による地方救済基金の半分を超えている、
とブルームバーグは伝えています。
スペインは9月下旬に66億ユーロ(約6500億円)の国債償還があり、さらに10月下旬には277億ユーロ
(約2兆7200億円)の償還が控えています。
本日もECB要人による講演が予定されていますが、注目はバーナンキ議長の講演です。
「追加緩和」に関する言及はないといった見方が主流のようですが、昨日の米債券の動きを見ると、「追加緩和」
に言及する可能性が高いことを「先取り」しているようにも見受けられます。
もしFRBが「追加緩和」に踏み切るのであれば、11月には大統領選を控えていることから9月のFOMCが
今年最後のチャンスになります。
ロックハ−ト・アトランタ連銀総裁も昨日講演で同様なことを述べてました。
政治日程も考慮したうえでバーナンキ議長がどのような判断を下すのかが注目されます。
明日からは9月です。
早いもので今年も既に残すところ1/3ということになります。
連日の残暑でそんな気はしませんが、朝晩の日の出、日の入り時間を見ると
少し納得させられます。
良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 8/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「相当な規模の量的緩和プログラムを無制限に実施すべきだ」CNBCのインタビューに答えて。 ---- 8/8 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「金融当局は役割を果たした。われわれは十分やった。単に追加緩和を講じるだけでは問題は解決しない」ブルームバーグのインタビューに答えて。 ---- 8/8 ショイブレー・独財務相 「われわれは新たな別のプログラムを作れない」「限度というものがある」ギリシャへの新たな支援について語った。 ---- 8/24 メルケル・独首相 「私はギリシャがユーロ圏にとどまることを望み、そのために取り組んでいる」サマラス・ギリシャ首相との会談後に。 ---- 8/27 エバンス・シカゴ連銀総裁 「回復に向け金融支援を強めるため、住宅ローン担保証券(MBS)の追加購入などさらに力強い措置を講じる時期だ」香港での講演で。 ---- 8/27 オランド・仏大統領 「各国の借り入れコストが著しい高水準に上昇した場合、ESM、ECBとともに行動を共にすることが可能だ」パリで。 ----
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



