今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2012年9月4日(火)




おはようございます。



ひと目で分かる昨晩の動き

欧州市場

  • NY市場が休みということもあり、ドル円は78円台前半で
    膠着。アジア時間に78円20銭をテストした後20銭程度の
    値幅内で推移。
  • ユーロドルは1.25台後半から1.26台に乗せたものの、
    1.26台は維持できず1.25台後半で引ける。
  • ドラギECB総裁が国債購入に前向きな発言したことが伝わり
    ユーロを押し上げるとともに、DAXなど株価にも好影響。
  • スペインのアンダルシア州は中央政府に支援を要請。
    これで政府への支援要請は4州目となる。また既に支援要請を行っている
    カタルーニャ州は緊急に10億ユーロ(約980億円)を要請。


    ドル/円78.26 〜 78.39
    ユーロ/ドル1.2563 〜 1.2610
    ユーロ/円98.35 〜 98.68
    NYダウ ---- →13,090.84ドル
    GOLD ---- →1,687.60ドル
    WTI ---- →96.47ドル
    米10年国債 ---- →1.550%



    本日の注目イベント

    • 豪   豪第2四半期経常収支
    • 豪   RBAキャッシュターゲット
    • 日   8月マネタリーベース
    • 欧   ユーロ圏7月生産者物価指数
    • 欧   モンティ・伊首相、オランド・仏大統領と会談
    • 欧   ショイブレ・独財務相、ギリシャ財務相と会談
    • 欧   ファンロンパイEU大統領、メルケル・独首相と会談
    • 米   8月ISM製造業景景況指数



      NYが休場のため欧州市場ではユーロドルもそれ程大きな値動きを見せてはいません。


      相場へ影響を与える材料は幾つかあったものの、好材料には反応し、悪材料には反応していません。





      ドラギECB総裁は「年限3年程度までの国債を購入することに問題はない」との見解を示した、と欧州議員が


      語ったことが伝えられ、ユーロが買われ一時1.26台まで上昇しました。


      6日のECB理事会が迫っており、この発言でECBが国債購入に踏み切るのではないかとの連想が働いた


      ものと思われます。





      一方、スペインでは地方政府の財政悪化が急速に進んでおり、アンダルシア州が中央政府に、これで4州目となる


      支援を要請しました。


      また既に支援要請を行っているカタルーニャ州は緊急融資として、10億ユーロ(約980億円)を


      中央政府に要請しています。


      スペイン政府はEUに支援を行うかどうかギリギリの選択を迫られていますが、ラホイ首相は、6日のECBの


      対策を確認してから決めると語っており、木曜日のECB理事会後に一気に事態が急変する可能性もありそうです。





      ただこの報道は既に予想されていたのか、ユーロ売りには繋がっていません。


      昨日のアジア市場では1.25台半ばまで下落する場面もありましたが、ユーロは底堅く、好材料に反応する形で


      1.26台まで上昇しました。


      6日のECB理事会では何らかの対策を打ち出すことを市場は「織り込んで」おり、要は何が発表されるか


      という状況になっています。





      ユーロ圏8月の製造業景気指数改定値が「45.1」に下方修正されました。


      速報値は「45.3」でしたが、節目の「50」を上回ることはできませんでした。


      今朝の新聞報道でもありましたが、欧州は南欧諸国の景気後退をドイツなど比較的好調な北欧諸国が支える


      構図が続いていましたが、緊縮財政の影響もあり、独仏などの景気に息切れが見え始めています。


      「財政、景気、失業率」の三重苦がさらに拡大する懸念が指摘される中、6日のECB理事会では国債購入だけでは


      なく、「追加利下げ」も不可欠な状況になっているとも言えそうです。





      本日も欧州では各国要人の会談が多く予定されています。


      「欧州危機」を収束させるという点では一致しているものの、メルケル・独首相などは救済プログラムの条件を


      実践しなければならない、とギリシャに対して圧力を与える姿勢は崩していません。















      What's going on ?」とは・・・
      会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
      為替はさまざま事が原因で動きます。
      その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


      日時 発言者 内容 市場への影響
       8/31  バーナンキ・FRB議長 「注意深く検討した場合、非伝統的な政策のコストは管理可能なようだ。それは経済状が正当化すればそのような政策を追加で実施する可能性を排除すべきでないことを意味する」ジャクソンホールでの講演で。 ドル円78円半ば→78円台前半に。

      ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


      What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

      What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

      What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和