今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年8月15日(水)


おはようございます。


連日北京では熱戦が繰り広げられていますが、昨日は日本期待の選手に明暗が分かれました。

水泳の北島選手は日本人初の二大会連続の金二つで「国民栄誉賞」の声も・・・・。

一方,柔道の鈴木選手は初戦敗退。

二人ともこの日のために血の滲む様な練習を積み、ある意味自分の人生をかけてきたはずです。

年齢的に言えば二人ともそろそろ引退して指導者として次の人生が始まるのもそう遠い話ではないでしょう。

しかし、今回の勝負の結果が今後の人生に大きな影響を与えることは間違いありません。

鈴木選手が負けた瞬間、床にうずくまっている姿は印象的でした。しかし彼は前回のアテネ

オリンピックでは100キロ超級での金メダリストです。すばらしい実績を持っているわけです。

今回の敗戦につぶされることなく、堂々と指導者として成長して行って欲しいと思います。

それにしても、人生にある「三つの坂」の三つ目、「まさか」という坂は厳しいですね。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 7月消費者物価は予想を上回る+0.8%でした。コア指数も+0.3%と
    インフレ懸念が再度台頭し、金利先高を予想する向きもありましたが、原油価格
    が大きく上昇する気配を見せなかったことでドル上昇も小幅にとどまりました。
  • 欧州市場で発表されたユーロ圏GDPがマイナス0.2%と、欧州主要国の
    景気減速が鮮明になってきたことから、NYタイムに大量のユーロ売り・ドル買
    が出た模様です。
  • 市場全体ではドル高傾向が続いており、対ユーロ、対円でどこまで上昇が
    あるか株式市場、原油市場と絡めて注目です。

ドル/円109.31 〜 109.99
ユーロ/円162.40 〜 163.68
NYダウ+82.97 → 11,615.93ドル
Gold−17.00 → 814.50ドル
WTI−0.99 → 115.01ドル
米10年国債−0.044 → 3.895%


本日の注目点

  • 米 NY連銀製造業景気指数 
  • 米 7月鉱工業生産
  • 米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数

米CPIが予想以上の高さを見せたことで、FRBによる利上げ予想もでてきました。

ECBが利上げに踏み切ったのが7月3日。この一ヶ月あまりでユーロは対ドルで1.60台

から1.47台へと1300ポイント余りの大幅下落です。

当初、市場はこのまま4%を超す物価上昇が続けば、ECBによる追加利上げがあると

読んでいましたが、懸念材料はユーロ高でした。

さすがに高値から1300ポイント下落した現状では「足かせ」は外れたと思われます。

原油価格の下落傾向が続いているためユーロ圏のCPIが4%台で高止まりする可能性は

薄れてきましたが、今後の指標発表に注目したいと思います。

一方の米国ですが、昨日のウォールストリートジャーナル紙でグリーンスパン前FRB

議長は「住宅価格は来年上半期には安定するだろう。」という見通しを述べていました。

同時に、価格下落は止まっても不透明さは2009年いっぱいかそれ以上続くとも指摘しています。

この見通しは先月ポールソン財務長官が「住宅市場は数ヶ月でおおむねメドがつく」という発言

とは相容れませんが、仮に住宅価格が早い段階で落ち着きを取り戻せば、FRBが利上げに踏み切る

可能性は高くなります。

日米欧ともに景気後退が避けられない現状では、金利の行方が相場の流れに大きな影響を与えることになります。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
8/7 トリシェ
ECB総裁
「金融政策の羅針盤はひとつしかなく、それは物価安定だ。」ECB理事会での
政策金利据え置いた後での会見で。
ユーロ・ドル1.54台から1.53前半へ
ユーロ・円169円台から167円半ばへ。
8/6 内閣府 6月の景気動向指数を踏まえ、基調判断を「悪化」と下方修正。 ドル円108円台後半から109円台

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和