2012年9月28日(金)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は77円台半ばで動かず。材料に乏しい上、積極的に売り買いを
手掛ける参加者も減少気味。上値が重い一方、下値では介入警戒感も
意識される展開が続く。 - ユーロドルは1.28台前半まで下落した後、スペインの緊縮財政案が
発表され、その内容が好感されたことから急反発。底値から100ポイント
上昇し、1.2910−20で引ける。 - 株式市場は反発。スペインの緊縮予算案が、スペインが支援要請に
近づいていると受け止められダウは72ドル高。 - 債券相場は9日ぶりに反落。スペインが緊縮予算案を発表したことから
欧州危機が落ち着くとの見方が広がり、売り方優勢となる。
10年債利回りは1.65%に上昇。 - 金、原油は大幅に反発。金は引け値で1780ドルを回復。
- 新規失業保険申請件数 → 35.9万件
- 8月耐久財受注 → −13.2%
- 8月中古住宅販売成約指数 → −2.6%
ドル/円 77.58 〜 77.70 ユーロ/ドル 1.2828 〜 1.2928 ユーロ/円 99.64 〜 100.35 NYダウ +72.46 →13,485.97ドル GOLD +26.90 →1,780.50ドル WTI +1.87 →91.85ドル 米10年国債 +0.046→1.656%
本日の注目イベント
- 日 8月失業率
- 日 8月消費者物価指数
- 日 8月鉱工業生産(速報値)
- 独 独8月小売売上高
- 欧 ユーロ圏9月消費者物価指数(速報値)
- 欧 アスムセン・ECB理事講演
- 米 8月個人支出
- 米 8月個人所得
- 米 8月PCE・コアデフレータ
- 米 9月シカゴ購買部協会指数
- 米 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
- 米 中国代表、国連演説
- 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
- 加 カナダ7月GDP
注目のスペインの緊縮財政案が発表され、その内容が救済を要請した場合の条件を満たせるとの観測が広がった
ことからユーロは急反発し、対ドルでは1.29台前半まで買われ、対円でも底値から70銭程度ユーロ高
が進みました。
欧州委員会のレーン委員長はこの予算案について、EUが示す国別の推奨に対応しており、一部はそれを上回る
内容だと評価しています。
また、モントロ・スペイン予算相も「財政赤字削減に向けた大々的な取り組みだ」と語っています。
今回の予算案は、財政赤字をGDP比4.5%とするため、宝くじの賞金に対する新税の導入や、各省庁の
支出削減を盛り込んでいるため、今後は国民の反対行動も予想されます。
しかし一方で、当初から緊縮で臨んだため、支援要請を行った際に課せられる厳しい条件を避ける狙いもある
との見方もあります。
支援要請を躊躇し、欧州各国から早期決断を迫られているラホイ首相は、米ウォール・ストリート・ジャーナル
(WSJ)紙に、国債利回りが高すぎる状態が続くなら確実に救済を求めると言明しているようです。
(ブルームバーグ)
デギンドス・スペイン経済相も「全ての情報を入手し、時間を取ってデータを検討した後、救済についての
決定をする」と述べています。
支援を要請するのかどうか、近いうちに決定されそうですが、早ければ今週末にも決断が下される可能性もあり
そうです。
支援要請を決めれば、ユーロ危機が後退するとの見方からユーロ買いが進み、対ドル、対円でも上昇すると
見られます。
ドル円は77円台半ばを割り込みそうですが、割ってはいません。
それでも上値が確実に切り下がってきており、今日あたり77円50銭割れをテストする可能性がありそうです。
昨日発表された米経済指標でも、第2四半期GDP確報値は1.7%から1.3%に下方修正され、耐久財受注は
2009年1月以来の大幅なマイナスを示しています。
経済指標が全般的にさえない中、焦点は来週の雇用統計ということになります。
そのため77円台半ばを割り込むことがあっても、そこから大幅に下落する可能性は少なく、「雇用統計を確認してから」
といった行動がとられ易いと見ています。
来週末の雇用統計の前に、3日(水)にはADP雇用者数が発表されます。
先月もこの指標が市場予想を大きく上回ったことで、雇用統計にも改善期待が高まり、大きな失望に繋がった経緯が
あります。
この指標発表を契機にドル円は動意を見せてくるのではないかと予想しています。
本日の東京市場も、特段のニュースでも無い限り、77円50−75銭程度のレンジではないでしょうか。
先週末はまだ30度を超す気温が続いていましたが、
今週に入り急速に気温が低下しています。
体調管理に気を付け、良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 8/31 バーナンキ・FRB議長 「注意深く検討した場合、非伝統的な政策のコストは管理可能なようだ。それは経済状が正当化すればそのような政策を追加で実施する可能性を排除すべきでないことを意味する」ジャクソンホールでの講演で。 ドル円78円半ば→78円台前半に。 9/6 バイトマン・独連銀総裁 「市場介入の購入が、金融政策によってユーロ圏の物価安定を守る能力を脅かすことを許してはならない」ECBの国債購入に反対票を投じて。 ----- 9/13 バーナンキ・FRB議長 「緩和解除をいそがないだろう。景気はかなり底堅くなるのを時間をかけて確かめる」QE3決定後の記者会見で。 ドル円78円半ば→78円台前半に。 9/18 エバンス・シカゴ連銀総裁 「より緩和的は金融政策を提供するもので、米経済が回復力を獲得する上で役立つ」FOMCでの「QE3」実施について。 ----- 9/19 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「大規模な資産購入の有効性を疑問に思う」「われわれがやっていることは雇用に影響を与えていない」FOMCでの「QE3」実施について。 ----- 9/20 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 「FOMCが物価安定の責務を果たし続ける限り、失業率が5.5%を下回るまではFF(フェデラルファンド)金利誘導目標を異例の低水準に据え置くべきだ」講演で。 ----- 9/20 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁 「1ヵ月あたり400億ドルのMBSを購入するQE3は、米国経済に限定的な影響しかない可能性がある」講演で。 ----- 9/25 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 「「追加の資産購入が経済成長や雇用に大きなプラスとなることはなさそうだ。そうした行動が労働市場や景気回復ペースに実質的な効果をもたらすという考え方を広めるのは、金融当局の信頼性をリスクにさらす」講演で。 -----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



