2012年10月1日(月)
おはようございます。
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- アジアから欧州市場にかけて77円半ばを割り込んだドル円は、
NY市場では経済指標の悪化や株価の下落に高金利通貨が売られ
ドルが買い戻される。ドル円でも終始円売りが継続され一時78円台を
回復し、77円90銭前後で引ける。 - ユーロドルは1.29台半ばまで上昇した後、ドル買いが優勢と
なり1.28台前半まで下落。スペインが同国銀行のストレステスト
の結果を発表し、資本不足額が593億ユーロだったことからユーロ買い戻し
に繋がり1.28台半ばで取引を終える。 - 株式市場は反落。経済指標が予想を下回り、景気の先行き不安から
ダウは48ドル安。 - 債券相場は反発。株安や景気に対する先行き懸念から買われ、10年債 利回りは1.63%台に低下。
- 金は小幅に売られ、原油価格は続伸。
- 8月個人支出 → +0.5%
- 8月個人所得 → +0.1%
- 8月PCE・コアデフレータ → 1.6%
- 9月シカゴ購買部協会指数 → 49.7
- 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 78.3
ドル/円 77.60 〜 78.11 ユーロ/ドル 1.2838 〜 1.2940 ユーロ/円 99.92 〜 100.53 NYダウ −48.84 →13,437.13ドル GOLD −6.60 →1,773.90ドル WTI +0.34 →92.19ドル 米10年国債 −0.026→1.630%
本日の注目イベント
- 日 9月日銀短観
- 中 中国9月製造業PMI
- 欧 ユーロ圏9月製造業景気指数
- 欧 イタリア9月財政収支
- 欧 ユーロ圏8月失業率
- 米 9月ISM製造業景況指数
- 米 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
ドル円は先週末のアジア市場で、最初の節目と見られていた77円半ばを割り込み、77円44銭まで
円高ドル安が進みましたが、NY市場では一転してドルが買い戻され78円台を回復する場面もありました。
先週もこの欄で、下値のメドは77円台半ばで、もし割り込んだ場合は77円13銭が意識されると
書きました。
ただ、それでも今週の雇用統計を確認するまでは急激な円高には振れないのではないかと予想しましたが、
米経済指標が全般的に軟調だった割にはドルは持ちこたえ、堅調な動きでした。
ドル円は依然として上値の重い展開を予想します。
シカゴ購買部協会が先週末に発表した景気指数は「49.7」と、今年初めて好不況の分かれ目である「50」を
割り込みました。
先月のFOMCで追加緩和を決めた後の記者会見でバーナンキ議長は、「必要ならさらなる緩和もある」と
述べていましたが、今後米経済指標の悪化が続くと市場は再び「追加緩和」を織り込む動きになる可能性が
あります。
その意味で、今週末に発表される「9月の雇用統計」が今から注目されます。
上述のように、ドル円は77円半ばを割り込んだ水準で一旦サポートされました。
今後の展開は米「雇用統計」の結果と、日銀の決定会合での判断が相場を左右しそうですが、決定会合での
判断材料の一つになるのが、本日発表の「日銀短観」です。
事前予想では、大企業・製造業DIは「−4」と、前回よりも悪化しているとの見方ですが、さらに
悪化しているようだと、日銀はさらなる「追加緩和」を検討するとの見方から円安方向に振れることも
考えられます。
上値のメドは、先ずは78円03銭で、ここには「1時間足」の200日移動平均線があります。
先週末のNYでの高値も、この移動平均線を上抜けしそうに見えましたが完全には抜けていません。
また、さらに上の水準では78円15−30銭前後に200日移動平均線と「雲」があり、この水準を
明確に抜ければ、テクニカル的には上昇モードに入ると見られそうです。
ユーロドルは1.28台前半から1.29台半ばでもみ合いを続けていますが、やはり焦点はスペインが
支援要請に踏み切るかどうかという点です。
先週末同国の銀行のストレステストの結果を発表しましたが、資本不足額は予想より少なく、ユーロ買い戻しに
繋がる場面がありました。この結果を受けスペイン政府は今週にも支援要請を行うとの見方もあります。
支援要請を行ったとしても、同国銀行の不良債権問題と州政府の財政問題がすぐに解決するものでもありませんが、
市場はひとまず好感してユーロ買いで反応しそうです。
その際に1.30台を回復できるかどうかも焦点になりそうです。
ユーロ危機は間もなく4年目になります。
ECBが支援要請を条件にスペイン国債購入を決めたことで一旦危機は去った感もありますが、ユーロ相場を
見る限り「まだ小康状態」と言えます。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 8/31 バーナンキ・FRB議長 「注意深く検討した場合、非伝統的な政策のコストは管理可能なようだ。それは経済状が正当化すればそのような政策を追加で実施する可能性を排除すべきでないことを意味する」ジャクソンホールでの講演で。 ドル円78円半ば→78円台前半に。 9/6 バイトマン・独連銀総裁 「市場介入の購入が、金融政策によってユーロ圏の物価安定を守る能力を脅かすことを許してはならない」ECBの国債購入に反対票を投じて。 ----- 9/13 バーナンキ・FRB議長 「緩和解除をいそがないだろう。景気はかなり底堅くなるのを時間をかけて確かめる」QE3決定後の記者会見で。 ドル円78円半ば→78円台前半に。 9/18 エバンス・シカゴ連銀総裁 「より緩和的は金融政策を提供するもので、米経済が回復力を獲得する上で役立つ」FOMCでの「QE3」実施について。 ----- 9/19 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「大規模な資産購入の有効性を疑問に思う」「われわれがやっていることは雇用に影響を与えていない」FOMCでの「QE3」実施について。 ----- 9/20 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 「FOMCが物価安定の責務を果たし続ける限り、失業率が5.5%を下回るまではFF(フェデラルファンド)金利誘導目標を異例の低水準に据え置くべきだ」講演で。 ----- 9/20 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁 「1ヵ月あたり400億ドルのMBSを購入するQE3は、米国経済に限定的な影響しかない可能性がある」講演で。 ----- 9/25 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 「「追加の資産購入が経済成長や雇用に大きなプラスとなることはなさそうだ。そうした行動が労働市場や景気回復ペースに実質的な効果をもたらすという考え方を広めるのは、金融当局の信頼性をリスクにさらす」講演で。 -----
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



